それでも山に行く理由 vol.32 裏山の秘密基地
7:18
注意事項が書かれた案内板を通り過ぎ、
私は山の中へ入っていった。
雨上がりの森は、
この土地ならではの樹々が
いつもより深い緑色を見せてくれる。
ゆっくりと九十九折りの山道を登る。
やがて、
大きな岩がいくつも
積み重なった場所へ出た。
どうやら、ここが頂上らしい。
Bichenoの町を見渡せる、
一番の展望地なのだろう。
あいにく、
今朝はどんよりとした曇り空。
海も空も、
同じような灰色に包まれていた。
それでも、
朝の冷たく柔らかな空気を
胸いっぱいに吸い込む。
それだけで十分だった。
しばらく景色を眺めてから、
反対側の道を下り始める。
山を下りると、
そこは宿泊しているコテージの
すぐ近くだった。
歩いた時間は、
ほんのわずか。
だけど、
心地よい朝のひとときだった。
もし、
子どもの頃に
こんな裏山があったなら、
きっと毎日のように登っていただろう。
秘密基地を作って、
岩の上から海を眺めて、
夕方まで遊んでいたに違いない。
山は高ければいいわけじゃない。
こんな小さな山にも、
人を少しだけ
豊かな気持ちにしてくれる
力がある。
そんな
Lookout Rock State Reserveの朝だった。
この山の自然の空気を、
服として纏える場所があります。
北タイの手仕事から生まれた
ナチュラル・ハンドメイド
快適ウェア
この感覚を形にした服がGENIEです。
→ プロフィールから
https://genienature.official.ec/
いいなと思ったら応援しよう!
読んで何か一つでも残ったら、そっと応援いただけると嬉しいです。いただいたチップは、アジアの水環境改善とタイ🇹🇭の人たちへの暮らしの改善をするための活動費に使わせていただきます。