見出し画像

それでも山に行く理由 vol.72 3ドルの運命-ステキな町Deloraine -

12:32
Deloraineのメインストリートには、
いろいろな店が並んでいる。

観光客が多いからかもしれないけれど、
どの店もディスプレイが魅力的で、
つい足を止めたくなる。

全部見ていたら、いつまで経っても
先へ進めない。

だから今日は、
ウィンドウショッピングだけに
することにした。
そんな中で、
一軒だけ立ち寄った店があった。

Vinnies
オーストラリアでは、円安の影響もあって、
何を見ても日本より割高に感じてしまう。
その点、この店は少し違った。

衣類や雑貨が並ぶ、いわゆるリサイクル
ショップのような店だ。

店内をぐるりと見て回っていると、
一つのグリーンのキャップが目に留まった。

グリーンは、私のラッキーカラーだ。
手に取ってみる。

正面には、
James Boag's DRAUGHTの文字。

地元タスマニアのビール、
James Boag'sの販促用キャップらしい。

しかも、その文字の上には
山の刺繍が入っている。
どう見ても、先日登った
クレイドルマウンテンを思わせる
山容だった。

そういえば、このビールには
少し心残りがある。

St Marysの交差点でヒッチハイクを
していた時、看板を見かけたのに、
結局飲むことができなかったビールだ。
あの時は、ロゴの記憶だけが残った。

そして今、
Deloraineのリサイクルショップで、
同じロゴの帽子と再会した。

値札を見る。
3ドル。
日本円にして、およそ300円。

グリーン。
タスマニアの地ビール。
クレイドルマウンテンらしい山の刺繍。
そして、たった3ドル。

ここまで条件が揃うと、
もう偶然とは思えない。

これは私のために用意されていた。
そう思うことにした。

買いだ!

結局その日、私は無事に戻ってきた
黒いハットと、新しく手に入れた
グリーンのキャップ。

帽子を二つかぶって、
車へ戻ることになった。

ひとつは、誰かの親切で戻ってきた帽子。

もうひとつは、旅の途中で
偶然出会った3ドルの帽子。

帽子をなくしたはずなのに、
なぜか今日は一つ増えていた。

旅というのは、つくづく不思議なものだ。


この山の自然の空気を、
服として纏える場所があります。
北タイの手仕事から生まれた
ナチュラル・ハンドメイド 
快適ウェア

この感覚を形にした服がGENIEです。
→ プロフィールから
https://genienature.official.ec/


いいなと思ったら応援しよう!

キミックス kimidoriex: GENIE natural handmade  wear 読んで何か一つでも残ったら、そっと応援いただけると嬉しいです。いただいたチップは、アジアの水環境改善とタイ🇹🇭の人たちへの暮らしの改善をするための活動費に使わせていただきます。