それでも山に行く理由 vol.47 森には、不思議が住んでいる
Enchanted Walk
17:11
One of Tasmania’s 60 Great Short Walks
いよいよ歩き始める。
幅1.5メートルほどの平坦な
アスファルト道は、森の中を
ゆるやかに蛇行している。
両脇には、
木々や低木が生い茂り、
その隙間から青空がのぞく。
しばらく歩くと、小さな小川に出た。
日本の渓流とは、どこか雰囲気が違う。
水面が少し黒っぽく見えるのは、
藻のせいなのか、
それとも地質によるものなのか。
理由はわからない。
それでも、水はそのまま
飲めそうなくらい澄んで見えた。
森のすぐそばで、黒い塊がふっと動く。
ワラビーだろうか。
有袋類の小さな動物が、
茂みの中へと消えていく。
「ああ、タスマニアに来たんだ。」
そんな実感が湧いてくる。
木道へと変わる。
曲がり角には、小さな
ベンチが置かれていた。
本当なら、ここに腰を下ろして、
ゆっくりと夕暮れを眺めてもいい。
だけど、ハイカーの私は、
その先が気になってしまう。
まだ見ぬ景色へ。
自然と足が前へ進む。
ふと足元を見ると、
木道には金網が敷かれていた。
雨の日や霜が降りた朝でも
滑りにくいように。
そんな細かな配慮が、この国らしい。
苔むした地面。
木々を覆う地衣類。
少し大げさかもしれないけれど、
どこか『風の谷のナウシカ』の世界を歩いているような気分になる。
歩き始めて二十分。
森が開け、小さな池へ出た。
夕日に染まり始めた水面が
静かに揺れている。
その時だった。
水面で何かが動いた。
魚ではない。
かといって、
何なのかもわからない。
もしかして……タスマニア河童?
この山の自然の空気を、
服として纏える場所があります。
北タイの手仕事から生まれた
ナチュラル・ハンドメイド
快適ウェア
この感覚を形にした服がGENIEです。
→ プロフィールから
https://genienature.official.ec/
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