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「建築家と一緒に土地選び(実践編)」

住宅というのは、ただ「家」を建てることではありません。 「暮らし」をつくることです。そしてその舞台となる「土地」は、暮らしの豊かさを大きく左右する極めて重要な要素なのです。

景観の良い整形地

今回、私たちのプロジェクトの舞台となったのは、南国・宮崎。 東京からの移住を計画するお客様の家づくりをサポートするため、現地に赴いての土地選びがスタートしました。

このプロジェクトには、いつも頼りになる建築家・藤本誠生さんが参加。 さらに、現地で住宅工事のパートナーとなってくださるブラウレーベン株式会社の田中社長にも加わっていただき、現地での多数の土地視察が行われました。

ブラウレーベン株式会社の田中社長

まず強く感じたのは、「土地を見るときは現地の人がいてこそ、情報の質が変わる」ということ。

現地の気候や地盤の特性、日照の角度だけでなく、周辺の生活インフラや商業施設、子どもの教育環境、交通の便に至るまで。 表面的にはわからない、しかし暮らしの質を左右する情報が、次々とリアルな言葉として飛び出してくるのです。

そして、今回も藤本さんならではの「土地を暮らしとして翻訳する視点」に触れることができました。

敷地の特性を説明する藤本氏

「この土地なら、南側の山からの風を取り込む暮らしができるかもね」 「子どもが小さいうちは、庭にブランコを吊って、夜は焚き火もいい」

土地をただの面積や形状ではなく、「これから始まる暮らしのストーリー」として見ているのです。 建築家が土地をどう読み解くかによって、可能性は大きく変わります。

ぱっと見、良くないと思われる土地が、、、
細長い土地(価格が安い)だけど建築家的には評価の高い敷地

さらに、建築の専門家たちがリアルタイムに情報を共有し合うこのプロセスがとても刺激的でした。 田中社長からは工事やインフラ、行政手続きに関する具体的なアドバイス。 藤本さんからはプランニングや空間構成への示唆。 そして私たちは、お客様の「どんな暮らしがしたいか?」という本質的な問いに寄り添いながら、土地の意味をともに探っていきます。

面白いもので、「最初は候補にも入っていなかった土地」が、建築家のフィルターを通すことで、一気に「暮らしの舞台」として輝き始める瞬間があります。 それは、机上のスペック評価では決して得られない、生きた土地との対話です。

海を望む土地も

また、藤本さんは「土地を読む力」というものが、建築家の本質的な能力のひとつだとも話してくれました。 敷地の傾斜、風の通り方、隣家との関係性、太陽の動き、音の抜け方。 五感と経験と想像力を総動員して、土地の持つポテンシャルを最大化する設計を構想していく。まさに、それが建築家の仕事なのです。

だからこそ、土地探しは一人でしないでほしいと思います。 不動産情報だけでは見えてこない本質的なことを、建築家は見つけてくれるからです。 そして、現地の工務店やパートナーとつながることで、より確かな家づくりが始まります。

宮崎と言えば、近所にこんな感じも

建築家と一緒に土地を巡るというこの体験自体が、もう住まいづくりの始まりなのだと思います。

暮らしは、土地から始まる。 そして、良い土地は「建築的な目」で見たときにこそ、本当の姿をあらわすものなのです。

これから土地を探そうとしている方、移住を考えている方、あるいは「建築家との家づくり」に興味がある方。 ぜひ一度、私たちのような建築家との土地選びの現場を体感していただきたい。

そこには、きっと「家を買う」ではなく「暮らしをつくる」ためのヒントが詰まっています。

公式HP
https://kimijimaand.net/

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