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お受験塾、ただの「品定め会場」でドン引きした話

子どもの幼稚園やその先の小学校をどうしようかと考え始めた頃のこと。 
自身にも小学校受験の経験があったため、まずは一度今の受験業界のリアルを知っておこうと近所の個人塾の相談会に申し込んだのが、すべての運の尽きだった。
 
夫と共に教室を訪れると、現れたのは代表を務めるマダム(本音を言えばBBAと呼びたい)。
ワントーン高い声で挨拶をしてきたかと思いきや、こちらの頭のてっぺんから足元まで、値踏みするように舐め回すような視線を浴びせてくる。 

「あぁ、本当にこういう人って実在するんだな」 

あまりに典型的な態度に、怒りよりも先に失笑が漏れそうになる。 
一方、隣に立つ夫の目はすでに死んだ魚のようになり、全身から「帰りたい」オーラがダダ漏れしていた。 

ここから、地獄のような時間がスタートする。 
 

「子供らしさは悪目立ち」というパワーワード 


着席するやいなや始まったのはネットで調べればわかるような情報のマシンガントーク。講演会状態。 
相談会のはずなのにこちらが入り込む隙が無さすぎる!!

ひとしきり話終えようやく「お聞きになりたいことはありませんか?」と話を振られたので率直に尋ねてみた。 
 
「国立ですとこういった受験塾に通われずに合格される方もいると聞きますが現状は如何でしょうか?」
 
するとフッと笑うBBA。おいおい小馬鹿にする態度が急加速しているぞ。 
そして淀みなくこう言い放った。 

「そういう方も合格者の半数くらいいらっしゃいますけれどね。でも何もご準備をされない方は他の受験者のおぼっちゃまお嬢ちゃまに比べてどうしても見劣りするんですね〜。まぁその子供らしさが悪目立ちすると言いますかぁ〜」

全身に鳥肌が立った。 
「おぼっちゃま、お嬢ちゃま」呼びの嫌悪感もすごい上に、 
子供に対して「見劣り」「悪目立ち」などという言葉を使うことにドン引きしてしまった。

これがお受験業界の共通言語なのか?! 
こんなもの受け入れてる親が大半だとしたらヤバすぎるだろう。。 


お受験とは「親が値踏みされるもの」


子どもの個性を「悪目立ち」と切り捨てる感覚に強い違和感を抱きつつも、せっかく時間を作って来たのだからと、もう一つだけ気になっていたことを聞いてみることにした。 

「学習院などは、一般のご家庭の方も多いのでしょうか?」 

皇族関係や旧華族、代々のお家柄といった方々ばかりの環境では、 
親同士の付き合いも含めて話が合わないだろうし、無理に背伸びをして入っても親子ともに疲弊してしまう。 
避けるべきかどうかの判断材料として、純粋に生徒層のボリュームゾーンを知りたかった。 

すると代表は、再び私の姿を上から下へと冷ややかにスキャンした笑

「いらっしゃいますよ〜。ただ、みなさん弁護士先生であったり、お医者様であったりするご家庭ですけどね〜。まぁ、“一般家庭”でも全くお気になさることはないんですよ〜?
幼稚園受験などは特にご両親様、ご家庭がどうかということを見られるという部分が大きいですのでね〜」

ほうほう。次の矛先は親の職業とスペックか。
こいつにとって「相談会」とは、相手のスペックを値踏みし選別し、ボーダーから外れれば小馬鹿にすることとなのだと完全に理解した。 

その後はもう1秒でも早くこの場をさりたくて質問など一切しなかった。
「大変勉強になりました!ありがとうございました!」をテンプレのように相槌として挟み続けやっと永遠のように感じられた時間から解放された。


こんなところに大事な子供を預ける親がどこにいるんだろう?
喉元まででかかった「そんな上から目線でおっしゃられていますが貴方はどちらのご出身で?」という言葉をグッと堪えて教室を後にした。 

「恥ずかしながら我が家は東大出身者が多いものでして〜〜。子供の頭がよすぎると逆に学習院なんかに入って浮いてしまうなんてことがないか心配だったんですよ〜〜〜〜」 

とか言ってやればよかった。

そうしたらきっと態度急変させるんだろうなー。しょうもな。
でもその手のひら返した後の第二形態も観察してみてもよかったなー話のネタになるし、と思うのであった。

もちろん全ての受験塾がこんな指導者ばかりではないと思うけれど、
想像していた通りしょうもない世界だなと確信できました。
逆にありがたい。




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