タフでなければ
空き瓶に挿して増量を目論んでいたバジルが、思った以上にワサワサしてきたので、カットして新たな空き瓶に挿した。
人間界でいうと、加勢大周から新加勢大周が生まれた瞬間だ。
帰宅すると、新加勢大周が風で飛んだのか、はたまた自力で脱走したのか、床に力なく横たわっていた。短くカットしたため、踏ん張りがきかなかった模様。
一か八かで救済処置をする。
救済処置といっても、元いた空き瓶に挿すだけなんだけれども…。
一夜明け、新加勢大周は奇跡の復活を遂げていた。力なくしおれていた葉にも、力がみなぎっている。さすが本家よりタフガイを売りにしていただけある。
私は心の中で拍手をし、彼を称えた。
