宿直明け、玄関に12本の缶コーヒーが積まれていた。娘が300円で取った、ダディーへの景品 ☕
日曜日の朝9時過ぎ。宿直を終えて帰宅すると、玄関に青い缶コーヒーのピラミッドがありました。
ジョージアのエメラルドマウンテンが12本。娘が300円で取ったそうです☕
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ではここから本文です👇
宿直明けの玄関に、青いピラミッドがあった
土曜日は宿直でした。
その日、妻と娘、祖母の3人でラウンドワンへ行ったことは聞いていました。
クレーンゲームをしたという報告も受けていました。
娘はもともとクレーンゲームが好きなので、いつものように楽しんだのだろうと思っていました。
翌日の日曜日。
宿直を終えて、朝9時過ぎに自宅へ帰りました。
扉を開けるとすぐに、青い缶コーヒーが積まれていました。
ジョージアのエメラルドマウンテンです。
1本でも2本でもありません。
全部で12本。
しかも、ただ横に並べられていたのではなく、ピラミッドのように積まれていました。
宿直明けに帰宅したら、玄関に缶コーヒーのピラミッドがある。
状況を理解するまで、少し時間がかかりました。
クレーンゲームをしたとは聞いていました。
それでも、12本の缶コーヒーが家にあるとは想像していません。
このとき、娘は祖母の家へ行っていました。
そのため、その場で娘とのやり取りはありませんでした。
私は一人で、玄関に積まれた青い缶を眺めていました。
宿直明けの疲れもありましたが、それ以上に驚きました。
どうやって、こんなに取ったのだろう。
聞いてみると、使ったのは300円だったそうです。
300円で、缶コーヒーを12本。
1本あたりで考えると、25円です。
クレーンゲームは、何度挑戦しても取れないことがあります。
300円で12本なら、かなりうまく景品を動かせたのでしょう。
そして、もう一つ気になったことがありました。
娘はコーヒーを飲みません。
それなのに、なぜ缶コーヒーを狙ったのでしょうか。
答えは、とても分かりやすいものでした。
缶コーヒーは、ダディーのためだった

今回、娘が取ってきたエメラルドマウンテン。
それは、ダディーのためでした。
自分が飲みたいから取ったのではありません。
私が飲むものだと知っていて、狙ってくれたのです。
ゲームセンターには、子どもが欲しくなる景品もたくさんあったと思います。
その中で青い缶コーヒーを見つけ、私のことを思い出してくれました。
これはダディーが飲むもの。
娘の中で、缶コーヒーと私がつながっていたのでしょう。
私がどんなものを飲んでいるのか。
何を持って帰れば喜ぶのか。
娘は、普段の生活の中で見てくれていました。
こちらから覚えてほしいと頼んだわけではありません。
娘が自分で見つけ、自分で選び、クレーンゲームで取ってきてくれました。
しかも12本です。
この量なら、私が喜ぶと思ったのでしょう。
娘のクレーンゲームの技術にも驚きましたが、私が一番うれしかったのは別のところでした。
ラウンドワンで遊んでいる時間に、娘が私のことを考えてくれた。
そのことが、12本の缶から伝わってきました。
$$
\Huge\textbf{12本全部が}
$$
$$
\Huge\textbf{私への景品だ}
$$
1か月前には、午後の紅茶が6本並んでいた
実は、娘がクレーンゲームで飲み物を取ってきたのは、今回が初めてではありません。
1か月ほど前にも、似たことがありました。
そのときは、午後の紅茶が6本並んでいました。
使った金額は、100円だったそうです。
100円で、午後の紅茶を6本。
それだけでも驚きました。
ところが今回は、300円でエメラルドマウンテンを12本です。
前回よりも本数が増えています。
午後の紅茶が6本並んだ約1か月後に、今度は青い缶コーヒーが12本のピラミッドになりました。
次に飲み物を取ってきたら、一体何本になるのでしょうか😂
ただ、娘がクレーンゲームを好きになったのは、最近のことではありません。
ゲームセンターへ行ったときに遊ぶだけではなく、家でもクレーンゲームに触れてきました。
去年のクリスマスプレゼントにも、クレーンゲームを選んでいます🎄
工作でも、クレーンゲームを作りました。
娘にとってクレーンゲームは、たまに遊ぶものではなく、長く興味を持ち続けているものです。
壊れた自作クレーンゲームを、修理して一緒に遊んだ
娘は夏休みの工作で、クレーンゲームを作りました。
段ボールと紐を組み合わせた、娘の自作クレーンゲームです。
娘が作った理由は、クレーンゲームが好きだったこと。
そして、学校で友達に遊んでもらいたかったからでした。
学校へ持って行ったあと、友達に遊んでもらう中で、クレーンゲームは壊れてしまいました。
そのときの出来事は、こちらの記事に書いています。
▶ 「〇〇君が無理に遊んで、つぶれちゃったの」7歳の娘は、壊されたと言わなかった 🌿
この記事の最後で、私は娘にお願いしました。
持って帰ってきたら、ダディーのために直してくれない?
それで、一緒に遊ばせてほしい。
それから約1週間後。
自作のクレーンゲームを修理して、約束どおり娘と一緒に遊びました。
壊れたままでは終わりませんでした。
娘が作ったクレーンゲームを、今度は私が実際に動かして遊ぶことができました。
作ったものを誰かに遊んでもらうところまでが、娘にとってのクレーンゲームなのかもしれない。
娘は、自分が景品を取ることだけを楽しんでいるわけではありません。
自作のクレーンゲームは、友達に遊んでもらうために作りました。
修理したあとは、私と一緒に遊びました。
そして今回は、本物のクレーンゲームで、私のために缶コーヒーを12本取ってきました。
作るときも、取るときも、その先に誰かがいます。
自分が楽しむだけではなく、その楽しさを誰かに渡そうとしています。
今回のエメラルドマウンテンも、その延長にあるのでしょう。
取れたものを誰かに渡す。
作ったものを誰かに遊んでもらう。
相手が喜ぶところまで含めて、娘は楽しんでいるように見えます。
子どもの「好き」は、いろいろな形で続いていく
子どもの興味は、次々に変わることがあります。
一度遊んだだけで終わるものもあります。
けれど、娘にとってのクレーンゲームは違いました。
クリスマスプレゼントに選ぶ。
工作で自分のクレーンゲームを作る。
壊れたあとに修理する。
父親と一緒に遊ぶ。
ゲームセンターで午後の紅茶を6本取る。
そして今度は、エメラルドマウンテンを12本取る。
一つひとつは別の出来事ですが、すべてクレーンゲームでつながっています。
好きなことは、遊んで終わるとは限らない。
自分で作ってみることもあります。
壊れたものを直して、もう一度使うこともあります。
好きな人へ渡すものを、自分の力で取ることもあります。
娘のクレーンゲームは、少しずつ形を変えながら続いています。
作業療法士として人の作業を見るとき、私は結果だけを見ないようにしています。
何をしたかだけではなく、なぜそれをしたのか。
誰のためにしたのか。
本人にとって、どんな意味があったのか。
同じクレーンゲームでも、意味は毎回違います。
午後の紅茶を6本取った日。
壊れた工作を修理して一緒に遊んだ日。
私のために缶コーヒーを12本取った日。
娘の中には、それぞれの目的がありました。
今回の目的は、とてもはっきりしています。
ダディーに缶コーヒーを持って帰ること。
300円で12本という結果もすごいですが、私は、その目的のほうを覚えておきたいと思います。
今日は、何度も缶コーヒーを持ってきてくれた

12本もあれば、しばらく缶コーヒーには困りません。
娘も、取ってきただけで終わりではありませんでした。
今日は何かあるたびに、さっと缶コーヒーを持ってきてくれました。
私に飲んでもらいたかったのでしょう。
自分が取ってきたものを、ダディーが受け取る。
そして実際に飲む。
そこまで見届けたかったのかもしれません。
持ってきてくれる気持ちは、ありがたいです。
ただ、缶コーヒーはそう何本も続けて飲めません。
12本あるからといって、一日で12本飲むわけにはいきません。
今日は1本だけいただきました☕
12本を一日で飲むことはできない。
でも、12本分の気持ちは一日で受け取れる。
残りは、これから少しずつ飲みます。
お店へ行けば、同じ缶コーヒーを買うことはできます。
けれど、今回の12本は、買ってきた12本とは違います。
娘がゲームセンターで見つけてくれたもの。
私を思い出してくれたもの。
300円で取ってくれたものです。
そこまで含めて、私への景品になっています。
親が見ているように、子どもも親を見ている
私は、娘がクレーンゲームを好きなことを知っています。
工作で自作するほど好きなこと。
壊れたあとも修理したこと。
クリスマスプレゼントにも選んだこと。
それは、私が娘を見てきたから分かることです。
けれど、見ていたのは私だけではありませんでした。
娘も、私を見ていました。
私がどんな飲み物を選ぶのか。
何を渡せば喜ぶのか。
ゲームセンターで青い缶コーヒーを見たときに、私を思い出せるくらいには、普段の姿を見てくれていました。
親が子どもを見ているように、子どもも親を見ている。
今回のエメラルドマウンテンは、それを分かりやすい形で見せてくれました。
しかも12本。
これだけ積まれていれば、見落としようがありません。
青いピラミッドを、私は忘れないと思う
宿直明けの日曜日。
朝9時過ぎに帰宅した私を待っていたのは、12本のエメラルドマウンテンでした。
娘は祖母の家へ行っていたため、その場にはいませんでした。
それでも、青い缶が積み上がった光景だけで、何のために取ってきたのかは伝わりました。
ダディーのために取ってきたよ。
缶コーヒーのピラミッドが、そう伝えているようでした。
前回は、100円で午後の紅茶が6本。
今回は、300円でエメラルドマウンテンが12本。
娘のクレーンゲームの記録は、これからも増えていくかもしれません。
次に何が並ぶのかは分かりません。
また飲み物かもしれません。
お菓子かもしれません。
何も取れない日もあるでしょう。
けれど私は、宿直明けに見た青いピラミッドを忘れないと思います。
今日は1本だけいただきました。
残りの11本も、娘が取ってくれたときのことを思い出しながら、少しずつ飲んでいきます。
娘よ、ありがとう。
そして次も、無理のない金額でお願いします😂


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