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調べれば回避できた顛末Naya Createを買った話


クラウドファンディングのMakuakeで応援購入しましたNaya Create。
つい先日、2026年8月18日にオランダのキーボードメーカーNaya B.V.が破産しました。
今回は下調べしたら買わなかったであろう本製品について記載。
クラファンのリスクを改めて学びました。
ほぼ愚痴のような記事ですが、クラファンにはこういったこともあるんだな・・・と思って供養してください。

Naya B.V.が破産

オランダの破産情報サイトに掲載された記録では8月18日に破産判決が下されていました。
Nayaは製品を作らずに資金だけ集めた詐欺会社ではなく、実際にNaya Createをリリースしていました。
初出のKickstarterでは1億円以上を調達していました。

Kickstarterのプロジェクトページ

Makuakeで支援した結果

Makauakeのプロジェクト

昨年12月にMakuake上で支援購入しました。
フルセットで115783円。昨今話題の分割キーボードの中でも高額だと思います。モジュール式なのでどうしてもコストは増えます。

Makuake上の推移

  • プロジェクトは375人の支援を受け、金額は3500万を調達し達成。製品は5月末にお届け予定

  • 1月30日に達成

  • 2月13日に達成の御礼が発信

  • 4月17日に配送スケジュールが告知。配送完了は6月29日と記載。お詫びとしてClickyスイッチが同封されると告知。

  • その後さらにスケジュール超過し、7月7日にお詫びが発信。7月15日に日本到着予定、23日配送完了予定。この際にお詫びスイッチの手配に誤りがあり、Tactileスイッチを手配していたとのこと。もうこの時点で大丈夫か?とだいぶ不安でした。

  • 7月16日に到着。意気揚々と開封しXへ投稿していました・・・。

不具合の嵐

意気揚々と開封し、PCと接続。
この時点で認識しない、されても途切れると不安定。おや?と思い色々調べるとサポートは公式Discordとホームページへ記載。
その後公式Discordへ参加し、相談したところ「よくある話」だそうでした。初リリースから3年ほど経過しているため、まさかこんな状態で製品として出しているのか?とかなり不安になりました。
結果、不安は的中。Discordのメンバーに「愛を持って使う必要がある」とまで言われました。もはや信者では・・・。
諦めずに触ってみましたが、モジュールのうちTuneはまともに機能しないことを知りました。
付属の分岐ケーブルではファームウェアアップデートに失敗するなど、不具合を挙げればきりがありませんでした。

不具合の補償請求したものの・・・

上記のようにまともに動かない製品を納品されたため、実行者へMakuake上で不具合品の交換を申し入れ。
「確認するので追って連絡する」と返答があったが、1週間放置。
催促等を行いましたが、最終的にMakuakeに開示請求を行い実行者がオランダのNaya B.V.に直接連絡をしました。
その連絡も当然のごとく無視。
そうこうしているうちに冒頭の破産通知がXで流れてきて知った次第です。
この時点で私は対応を諦め、ジャンク品として海外へ手放しました。
この会社を他が買収するとは思えなかったためです。

  • 3年経ってまともに動かない

  • 交換などでコストが非常にかかっている

  • モジュールのうちFloatはそもそもリリースされていない

  • トラブルシューティングはユーザー同士の共助頼り

  • この体裁の会社を他社が買って立て直すうまみの薄さ(実質ゼロベース開発なのでは)

今更Naya Createの支援購入に思うこと(後悔)

国内ではGREEN FUNDINGにKibidangoにMakuake、海外でも複数のクラウドファンディングを実施。つい最近ではKickstarterでNaya Connectのキャンペーンを実施していました。
財務状況を外から知ることはできませんが、これだけクラウドファンディングを繰り返すということは調達しては納品し調達しての自転車操業だったのでしょう。
海外のブランドはクラウドファンディングで新製品を出すことはありますが、あくまで新製品のキャンペーンで既存品をクラウドファンディングで出すようなことは私は見たことがありません。
Nayaの独自性ある製品はとても魅力的で、Kickstarterで初出の際は不安もあり製品化されてから買おうと考えてました。その後Kibidangoでも見かけ、Makuakeでも出てきたので賭けてみた結果です。
今思えば何度もクラウドファンディングを同じ製品で実施していること、公式Discordがあるので予め覗いておけばよかったと思います。

Nayaの今

Naya tech(公式サイト)の今

閉鎖されています。

現在の公式サイト

会社が無いのでShopifyのページがなくなるのは当たり前ですね。
アーカイブはこちら

もうサポートも望めないでしょう・・・公式Discordはどうなるのか不安視する声が多く、どこかが買収してくれないかと日本語コミュニティは投稿が交わされていました。
私は権限が無いからか、そもそもチャンネルが閉じられたのか分かりませんが今は見ることができません。

Naya Connectの今

こちらは6月にキャンペーンが終了しています。
破産は出荷予定月の約6か月前であり、返金や説明を求める声が挙がっています。詐欺だと記載もありますが、本当に納品されなければそうなりますね・・・。
計画倒産と言われても仕方ないと第3者視点では思います。今後どうなるか?は興味がある方は動向を追ってみてはと思います。私はもう終わった話、終わったブランドと思っているので。

さいごに:クラウドファンディングの対策

支援する前に

Nayaに限らずクラウドファンディングを行う会社について調べておく。
Kickstarterであればプロジェクト実行者のページから他のキャンペーンを追うことが出来ます。
初めてなのか、それともクラファン達成経験があるのか、コメントはどのようなものが投稿されているか。

その上でリスクを取るかどうか

今回のMakuakeであれば実行者情報は非開示であり、開示請求が必須でした。
Makuakeはあくまで届かなかった場合に限り補償し、それ以外は実行者と支援者間で解決するあくまでプラットフォームの立場です。
初期不良の申告期限が設けられている場合があるので、支援の際には注意点をよく読むことが大切です。
私はそれをしても解決できる要素が見えず、手放す結論に至りました。
プラットフォームが解決に協力的であるかも一つの視点です。
Kibidangoの場合は輸入者がきびだんご株式会社のため、責任を国内の会社へ請求することが可能でした。

でもクラファンはやめられない

今回は残念な結果でしたが、私自身はクラファンをよく使用しています。
国内製品であればCIOの充電器、海外製品であればNIID、Peakdesign、Blackember、Alpaka等々といったブランドのバッグや小物を頻繁に支援しています。
これらのブランドは同じ製品のクラファンを復刻することはなく、常に新製品のキャンペーンを実施しています。
既存品は通常購入が可能です。
クラファンはまだ見ぬ製品をいち早く購入することが出来るサービスです。資金を調達することで新規新鋭の会社が製品を世に送り出すことができます。
事業者にとっても消費者にとっても良いシステムになってほしいと思いつつ、事業者のために消費者が被害を被る道具にならないと良いなと思います。

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