言葉は新天地でシンプルになる?— 英語とフランス語から見る共通点
こんにちは、キツネです。
過去の投稿に寄せられた高評価やフォロー、本当に励みになっています。ありがとうございます!
前回の投稿「なぜイギリス英語はフランス語と似たスペルが多いのか?」、で軽く触れましたが、私はフランス語を5年ほど学習しています。
今年の11月には DELF(フランス国民教育省公式のフランス語資格試験)と 仏検の試験を控えており、日々コツコツと勉強を続けています。
そんな中、語学学習を通じて、ふと気づいた「面白い共通点」についてお話ししたいと思います。
英語とフランス語、遠いようで似ている現象
フランス語を学び始めた頃から、英語とのつながりや違いに気づく瞬間は多かったのですが、最近とくに「アメリカ英語」と「ベルギー/スイス式フランス語」に共通する動きがあると感じました。
それは…
“元の国”の複雑な言葉を、“新しい土地”でシンプルにするという現象です。
アメリカ英語のスペル簡略化
イギリス英語 🇬🇧 では、歴史的にフランス語やラテン語に由来する綴りが多く残っています。
しかしアメリカ英語 🇺🇸 では、それを簡略化する傾向があります。
例えば、
🇬🇧 colour → 🇺🇸 color
🇬🇧 programme → 🇺🇸 program
🇬🇧 theatre → 🇺🇸 theater
これは18〜19世紀の辞書編纂者ノア・ウェブスターによる改革で、「発音に忠実で無駄のない綴り」にすることで、教育の効率化や国としての独自性を高める狙いがありました。
ベルギー・スイス式フランス語の数字
フランス本国 🇫🇷 の数字は、慣れない人には少し複雑です。
例えば 70 は soixante-dix(60+10)、90 は quatre-vingt-dix(80+10)といった具合。
しかしベルギーやスイスでは、もっとシンプル:
🇫🇷 soixante-dix → 🇧🇪/🇨🇭 septante(70)
🇫🇷 quatre-vingt → 🇧🇪/🇨🇭 huitante(80, ※スイス一部地域)
🇫🇷 quatre-vingt-dix → 🇧🇪/🇨🇭 nonante(90)
覚えやすく、日常会話でも使いやすい形ですね。
共通点は「新しい土地での実用化」
アメリカ英語のスペル簡略化も、ベルギー/スイス式フランス語の数字も、
新しい環境で、学びやすく・誤解の少ない形に再設計しているという点が共通しています。
理由としては:
教育の効率化
多様な背景を持つ人々に配慮
元の国の“伝統”よりも実用性重視
そのため、言葉は新しい土地で、その土地の文化や価値観に合わせて変化していくのだなと。
言葉は生き物
こうした変化を知ると、語学の学びがより面白くなります。
同じルーツを持つ言葉が、環境や歴史によってどう変わるのか。
その背景には、その国の暮らしや文化がしっかり息づいています。
私もこれから、フランス語とスペイン語を学びながら、こうした「言葉の進化」をもっと探していきたいと思います!
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イギリスにはチップ文化がありませんので、とても嬉しいです🇬🇧