AI小説の現在地(2026年3月)

 先週末、ChatGPT5.3を使って小説を書かせてみたら、めちゃくちゃ面白かった、というポストがバズっていた。
 他にも類似例が多数。

 実際、私も読んでみたけれども、普通に面白い、
というよりも、文章がうまい。
うちの子(AI)たち、こんな文章書けないよ。w
ポン出しでこのレベルの文章出してくれたら圧倒的に楽なのに。

 半年前には、私もかなり前の方を走っていたと思うんだけど、
あまりAIの勉強をしていないうちに、取り残されてしまった気がする。


 さて、これらのAI作品には賛否両論ある。
アイデアに関しては、ありきたり、というものと、すごい、というもの。
これは、単に好みの問題もあるし、読書量や傾向にもよるだろう。

 文章に関しては、普通にプロと比べてそん色ない、という方が多いかな。
ただ、きれいすぎて心に残らない、というのはあるかも。

 設定は、穴があるような無いような。
厳密には色々とツッコミどころはあるんだけど、
気にならない人は気にならない。
そんなこと言うと、どんな作品でも穴なんていくらでもある訳で。
ようは「ケチをつけようと思えば、どんな名作でもケチをつけられる」
というだけだと思う。

「まだまだ、この程度なら恐れることはない」という人たちに対しては、
AIの本気をまだわかっていないな、と警告しておきたい。
やつら、このレベルの小説を「大量生産」できるのが怖すぎるんだ。
「ありきたり」「つまらない」小説でも1000も作ってみれば、
確率の問題でそのうちとんでもない傑作を書いてくる可能性はある。

 もちろん、この場合は大量に書かれた作品の中から「とんでもない傑作」を探し当てる人間の目が必要になるんだけどね。


 逆に、「人間の作家が不要になる」と思っている人には、そこまでの力はない、と言いたい。結局、人が書いた作品だから感動する、というところはあるんだよ。
 ものすごく極端な例を挙げると
「余命10年」という作品がある。映画化までされている。

 あの作品、私は「平凡な難病もの」としか読めなかったよ。
別に、ヘタクソ、という訳ではないけれども普通の難病もの。
じゃぁ、何がすごかったのか、というと。
 あの作品は、
「作者が本当に余命10年で、遺作になったから」
すごかったんだ。
その事実に、人が心を動かされたんだ。

 さすがに、この作品は極端すぎるんだけどさ。
でも、「作者の人柄を想像しながら読む」という人はいる訳で。
 ラノベ系では少ないだろうけどね。
純文学なら当然だし、エンタメ系の文芸作品であっても、
作者の考えがあるから成立する作品は多いよ。


  人によって見えているものが違うので、
当然、意見や感想もばらけてしまう。

AI小説、といっても、
AIに丸投げして書いてもらった作品か、
テーマだけ人間が設定したのか?
プロットや推敲まで人間が行ったか?
によって、できるものは違うし、みえてくるものも違う。

一口に「小説」といっても、
作者の人間性が重視される、純文学や一般文芸か?
それとも、主に作品だけで判断されるライトノベルか?
ライトノベルの中でも、出版されているものか、
Web小説なのか?
いわゆるテンプレものか?

 このあたりで、まったく違う感想になると思う。
だから、「AI小説」と「小説」の話といっても、
「どのレベルのAI使用で、どのカテゴリの小説の話をしているのか?」
まず、前提条件を確認しないと、まともな議論にならないと思う。

 やっぱり厳しいのはWeb小説、それもテンプレに属するところで、
ここはかなり危機感が大きいんじゃないかな。
出版社的にも、ここが「ドル箱」になっているというのもあって、
書く人も市場も大きいから。


 私は、私の考えていることを、AIを使って文章にしている。
面白い作品を書くにしても、「何が面白いと思うか」は結局、
作らせる人次第じゃないかなぁ?
 その辺のセンスの問題になってくると思う。

 あとは、以前にも書いたことあるけれども、
誰でも簡単に小説を書けるようになる、ということは大きい。
私のように、「アイデアは山ほどあるけど文才がなくて書けない」
という人は、AIを使えばそれを表現することができるよ。

 私のAI作品で、ポン出しだけの作品なんてほとんど存在しないし、
濃淡はあれど、思想性の強い作品も多い。
何でも書けるように見えるけど、逆に書けない話、苦手な話もあるからね。

 うちのAIたちも、もう少し賢くなってくれるかなぁ?
そうすれば、もっと制作効率があがるかも。
それより先に、私がAIの使い方をもっと勉強すべきなのかも知れないな。


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