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pasteltime
2本の思い出
「欲しいワインがある」
そう言われて友人と2人であるワイナリーに向かっていた。
ヒートテックなんて着てくるんじゃなかった。
まだ4月上旬だというのに、陽がじわじわと体力を削ってくる。
松岡修造を感じるくらいには暑い。
うっすらと空に浮かぶ松岡修造を眺めながら歩く。
ワインなんかより冷たいビールが欲しい。
ジョッキも冷えてるキンキンなやつを、一気に飲み干したいです。ええ、とても。
そんな妄想をしていたら店の前まで来ていた。
「東京ワイナリー」
ステンドガラス風の小さい看板に
そう書いてある。
(、、、東京って言うわりには小さいな)

中に入ると、席で作業していたスタッフさんが丁寧に案内してくれた。
「ワインをお買い求めですか?」
そういうとワインがズラリと並んでいるカウンターを指した。
そこには可愛いワイン茸たちがニョキニョキと
生えているではないか。

俺はメルローを
友人はロゼとシードルのワインを買った。
店を出ると友人がシードルをくれた。
「誕生日プレゼント。渡してなかったから」
惚れるかと思った。あぶないあぶない。
俺は1人ではお酒は飲まない。
寂しくなってしまうから。
開ける時は誰と飲んでるだろうね。
