第187回 クイーンセイコー K18
金とプラチナ
言うまでもなく今最も注目されている貴金属ですが、時計の世界でもケース素材として高級品に使用されていました。
ヴィンテージウォッチの素材として使われていた頃は金よりもプラチナが高級品でしたが、今では大きく逆転していますね。
今回ご紹介したいクイーンセイコーファーストにも、金とプラチナがラインナップされていました。


K14総金張側・・・12,500円
K18 側 ・・・ 28.000円
プラチナ側・・・43,000円
当時の大卒初任給が平均17,800円の時代ですから、いかにクイーンセイコーが高級品だったかが分かると思います。


クイーンセイコーはこのブログでも何度か書いていますが、1962年に発売された婦人向けの高級ラインで、手巻き Cal.330 を搭載するモデル群でした。
ムーブメント:Cal.330手巻き式
振動数:18,000振動/時(2.5Hz)
石数:23石
サイズ:直径 約18mm
厚み:約3.6mm
秒針:なし
耐震装置:セイコー独自の Diashock 搭載
精度:微動緩急装置であるトリオスタットを搭載し当時のカタログ表記で「日差±20秒程度」を保証
*当時の資料から、このトリオスタットはユニバーサルエスケープメント製だったようです。
Cal.330は「婦人用のグランドセイコー」を目指したクイーンセイコーのために開発された、当時としては最高級の女性用キャリバーでした。


1964年以降、クイーンセイコーは Cal.1020(19石) など新しい小型手巻きへと移行していき、Cal.330は比較的短命な世代となりました。
ここで、今回の時計です。



クイーンセイコーファーストの18K金無垢です。

今まで取り扱った本数は2本のみで、今回はその内の1本を販売します。

提携時計師さんによるオーバーホールが完了し、今月納品されました。
リューズも純正新品に交換しています。

ケース、文字盤とも大きなキズは無く比較的良い状態を保っています。

少し高価な商品になりますが、貴重なクイーンセイコーファーストの中でもさらに貴重な1本です。
是非ご検討ください。
本日ホームページにアップ予定です。
