興味から定番になるか?完全栄養食の完全メシ・あの食べ物を分析
こんばんは。KnownsインターンのInokamiです。
今年もそろそろ夏が本番を迎えるということで、海や川などアウトドアの予定がある人も多いのではないでしょうか。
私も学生最後の夏ということで、BBQや海水浴などに行くつもりですが、 私自身も含めてこんな悩みを抱えている人もいるかと思います。
「ダイエットしなきゃ。腹筋割らなきゃ。」
露出が増えるため、ほとんどの人が外見を気にしますよね。
そしてダイエットとして食事制限を中心に健康面を犠牲にした方法を選択している人が一定数いるかと思います。
そんな方々に知っていただきたいのが「完全栄養食」です。
皆さんは”完全栄養食”をご存知でしょうか?
聞いたことがないという人も多いかもしれません。
今回は完全栄養食を販売している「BASE FOOD」というブランドについて紹介します。私も何度か購入経験がありますが、非常におすすめできるブランドなので、Knowns 消費者リサーチを用いながらその魅力や抱える課題など全てを伝えれたらなと思っています!
≪Knowns 消費者リサーチについて簡単にご紹介≫

こんなブランドもある?分析してみてほしいなど
リクエストいつでも受付中📪
今後の参考にしたいので是非気軽にコメントくださいね♪
BASE FOODについて
そもそも完全栄養食とは?
まずは簡単に”完全栄養食”について説明したいと思います。
「完全食」とも呼ばれる完全栄養食とは公的機関によって策定されている食事摂取基準に基づき、1食に必要な栄養素がすべて必要量以上含まれている食品のことを指します。
もう少し分かりやすくいえば、人間が健康を維持するために必要な栄養素がすべて含まれた食べ物のことです。
日本の完全栄養食市場は2016年が始まりとされており、日清食品が市場に参入したことで関心が一気に高まりました。
またコロナウイルスの流行によってAmazonや楽天市場などのECサイトが活発になり、通販での販売を行っていたことから、より注目されるようになりました。
完全栄養食の市場規模は2022年の調査によると144億円(2021年比2.3倍)と推計されており、2030年には546億円にまで拡大すると予測されています。
ちなみに過去の記事でコロナ禍のECサイトについて少しご紹介しているので、興味がある方はぜひご覧ください!

完全栄養食のイメージに対しては、「利便・合理性」が36.1%で第1位でした。忙しいことを理由に健康的な食生活を維持できない人が多いことから、効率よく栄養を摂ることができる点を魅力と感じる人が多いと考えられます。
また「期待感・ワクワク」「インパクト・衝撃的」が上位であることから、今までになかった食事への考え方と捉えている人が多い気がします。
私も栄養バランスを考えて料理をするのは知識がないと不可能であり、面倒でもあると勝手に考えていたので諦めがちでした。しかし完全栄養食では好物のパンや麺類を食べながらも栄養がバランスよく摂れるので、今までの常識が覆された感覚でした。
つまりイメージ分析からは、まだ完全栄養食の存在や良さが十分に浸透していないことも読み取れるのではないでしょうか。
BASE FOODとは

BASE FOODとは2016年4月に設立された株式会社ベースフードが運営する完全栄養食をベースとした食品・販売ブランドで、現在販売されているBASE FOODの商品は2017年の2月から発売しています。
「食べないダイエットは卒業!」「1食に必要な栄養素がすべてとれる。」などをキャッチコピーに、商品を販売しています。
また2019年にはグッドデザイン賞を受賞、2023年にはAmazonの売れ筋ランキングではパン部門で1位を獲得するなど、注目も集まっているブランドです。
販売する商品は主にパンが中心で、他にもパンケーキやパスタ、クッキーなども新商品として最近販売を開始しました。

パッケージは商品名と主な栄養素が表記されている非常にシンプルなデザインとなっています。
BASE FOODの強み
BASE FOODでは強みとして3つの点を取り上げています。
1, 主食を置き換えるだけで、栄養バランスがとれる
2,調理の手間なしで、さっと食べられる
3,全粒粉ベースの良質な糖質


今までは主食・サラダ・メインと複数の料理を組み合わせることで、栄養バランスの確保を実現していましたが、この実現はかなりの時間を消費することになります。また、コンビニで同様に揃えると値段も高くなってしまいます。
BASE FOODではこういった課題を簡単に解決することができます。調理の手間を省き、気軽に食べることが可能で、コスパ良く栄養を確保することができます。
また小麦全粒粉がベースであるため、適度に糖質を抑えられることから、栄養を摂りながらダイエットを行うことも容易にできます。
Knowns 消費者リサーチから見るBASE FOOD

※「日清食品 完全メシ」と「完全メシ カレーメシ」は
どちらも日清食品が展開する同じブランドです。
ポジショニング分析を見てみるとBASE FOODは認知率14.0%、満足率3.9%と高い数値ではないことが分かります。

また、「購買意向」から「現在購入」への転換率も低く、購入するきっかけが少ないのかもしれません。
しかし、「現在購入」から「リピート意向」への転換率は90%なので商品価値は高いと考えられます。
ではBASE FOODが市場から見てどのような立ち位置なのかを詳しく知るために、今回は完全栄養食市場をリードしている「完全メシ」と比較していこうと思います。
完全メシとは

完全メシとは日清食品が販売している完全食で、2022年5月30日から販売を開始したブランドです。
発売当初はカレーや油そばなど5種類の販売から始まり、現在では完全メシ公式HPにて36種類(※変動あり)、定期購入や完全メシの冷凍食品が販売されているサイト「完全メシDELI」では21種類の商品が販売されています。
(商品数は2024年6月末時点)
冷凍食品限定のオンライン販売サイト「DELI」の詳細はこちら!
完全メシは「栄養バランスを考えるのがめんどくさい」「健康的にダイエットしたい」などのニーズに応えるべく開発された商品で、33種類の栄養素と美味しさの完全バランスを実現しています。
テレビをよく見る方は、サンシャイン池崎さんやビートたけしさんが出演するテレビCMを見たことがあるのではないでしょうか。
先程のポジショニング分析では、
「完全メシ カレーメシ」が認知率66.6%・満足率19.3%
「日清食品 完全メシ」が認知率40.3%・満足率8.1%
と、販売開始してから約2年しか経っていないのにも関わらず、驚きの認知率となっています。
デモグラフィックを用いて比較
ここからはKnowns 消費者リサーチを用いてBASE FOODと完全メシを比較していこうと思います。
両ブランドともまだ認知率が向上していくであろうブランドですが、今回は既に購買経験がある顧客にはどんな特徴があるのかを知るべく、購買経験者層に限定して分析をしてみます。


まずはデモグラフィックから2つのことが分かりました。
1つ目は男女比の差です。BASE FOODは女性の方がやや多いのに対して、完全メシは男性の割合が非常に高い結果となりました。
2つ目は、年代ごとの利用者の割合です。両ブランドを比較すると、BASE FOODは35〜39歳を中心に現役世代の割合が高い印象ですが、完全メシは45〜49歳を中心に中年層が多いように見受けられます。
完全メシが男性に親しまれている要因としては、商品のリリース順が関係していることが要因の1つとして考えられます。
元々、完全メシは健康面で心配を抱き始める30〜40代の男女をターゲットにしていました。
しかしリリース当初は即席麺や即席ライスなどを中心に商品展開をしていたので、男性受けの強いブランドイメージがついてしまい、比率が偏ったのではと考えています。

「”完全メシ”の拡大・進化は止まらない 売れ筋はガッツリ系?カラムーチョ?」
最近では女性からの関心を強めるために、上の画像のようにパッケージをシンプルなデザインに変更したり、冷凍食品の販売を強化するなどの工夫を行っており、男女比は次第に落ちつくのではないでしょうか。
また年齢層の違いに関しては、広告・宣伝の方法の差が要因として考えられます。記事の後半に詳しく紹介しますが、BASE FOODはSNS広告を中心とする一方で、完全メシはSNS広告に加えてTV広告にも力を入れています。

「誘引がある」回答者が「積極的ロイヤル」のブランドランキング ウェイトバックあり

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相関分析から見ても現在のTV広告で出演しているビートたけしさんが日清食品や完全メシに与えている影響は大きく、

ビートたけしさんに対して「好感あり」と考えている人のみで分析をすると、男性の割合が非常に高く、年齢層も45〜54歳を中心に中年層が多い結果となっています。
対してBASE FOODはSNS広告に力を入れているため、若者や現役世代の目に留まることが多く、完全メシより年齢層が若くなっていると考えられます。
サイコグラフィックを用いた比較
次にサイコグラフィックを用いてみます。
今回は両ブランドを比較し、特徴的だった点をいくつかご紹介します。


まずは完全メシの「自己満完結」の割合が非常に高い点です。
BASE FOODが3.4%に対して、完全メシは6.6%という結果でした。
完全栄養食という世間一般では馴染みの無い商品であるため、完全栄養食に興味を持っている人や好んで食べている人が多いように考えられます。


また完全メシは「アウトドア派」が多く「インドア派」が少ないため、両者のバランスがほぼ均衡しているBASE FOODとは対照的な結果となりました。
個人的にはBASE FOODの方が外で気軽に食べれる商品が多い印象なので、この結果には驚きました。要因として考えられるのは、販売している商品の違いが1つ考えられます。
BASE FOODはパンを中心に販売しているのに対して、完全メシは焼きそばやパスタ、カレーやラーメンなどを販売しています。
普通であれば栄養が偏ったりカロリーの過剰摂取となるメニューが、低カロリーかつバランスの良い栄養となればもちろん魅力的ですよね。また、完全メシは味が濃い点も特徴の1つです。
そして現在は男性の顧客が多いことから、筋トレやランニングで筋肉をつけたい人にとっては良い商品なのかもしれません。




次にBASE FOODでは「チャレンジャー」や「ジェンダーニュートラル」の割合が高くなっています。

BASE FOODは完全メシとは違って歴史の浅い企業が展開したブランドであるため、認知度や信用性に差があることからイノベーター理論でいう「イノベーター」や「アーリーアダプター」のユーザー層が多いのではないでしょうか。
つまり、完全メシと同様にBASE FOODも興味本位や好奇心で購入している人が多いということです。
完全メシも「チャレンジャー」の割合は3.3%と高めですが、日清食品の新商品ということである程度の信頼や安心があるのではないでしょうか。


個人的に気になった点ですが、両ブランドとも「倹約家」の割合が高いのに対して、「浪費家」の割合が少ない結果となりました。
コスパ良く栄養が摂れることや、食費を抑えれることに魅力を感じている人が多いのではないかと考えられます。


しかし消費価値観の「お得新品消費(主義)」では、両ブランドで大きな差がありました。
購買者には倹約家が多いのにも関わらず、お得にお買い物をしたいと考えている人がBASE FOODには少ないようです。



実際にコスパ面や購入場所が限定されていることに関する意見も多く寄せられており、労力をかけてでも購入する価値がまだないと考えている人が多い可能性があります。
イメージ分析とファネル分析から分かること


イメージ分析ではBASE FOODが「先進・テクノロジー」、完全メシが「期待感・ワクワク」の割合が一番高い結果となりました。
日本の”主食”にフォーカスして製造されたBASE FOODは、これまでの常識を覆すような「主食×完全栄養食」をコンセプトとした商品であるため、先進的な商品だと感じている人は多いと考えられます。
完全メシは新商品が販売されるペースが早いので、新商品への期待感や味へのワクワクが強いのではないでしょうか。またブランドがスタートして約2年ですので、これからのブランド成長への期待もあると考えられます。

またファネル分析を用いて比較してみると、認知率に差はあるものの、転換率に関して「購入意向→現在購入」はBASE FOODの方が高く、「現在購入→リピート意向」はほとんど差がありませんでした。
両ブランドとも購入のきっかけが弱いように考えられます。
つまりBASE FOODは認知率の向上と購入のきっかけを増やすことが、ブランドの成長に大きく繋がるのではないでしょうか。

BASE FOODは現在、SNS広告に力を入れています。読者の皆さんもInstagramやX(旧Twitter)などで広告を見たことがあるのではないでしょうか。
またLINE広告やweb広告などにも力を入れており、若者から高齢者まで幅広い年齢層をターゲットにしています。
そして新規顧客を増やす取り組みとして、初回の割引サービスやリピート顧客への特別サービスも実施しています。
公式HPから商品を注文すると、初回は購入商品が20%OFF、2回目以降は10%OFFの割引がされます。また初回の購入時には次回以降に利用できるポイントがプレゼントされ、1ポイント=1円で使うことができます。

そしてBASE FOODの「継続コース」といったリピート顧客への特典として、お届け日時の指定を行うことで、定期的に自動で商品が配送されるサービスを行っています。
もちろんお届け日時や注文する商品の変更、コースの解約も柔軟に行うことができます。上の画像のように初回注文が容易にできるようなセットも準備しているので助かりますよね。
また管理栄養士に質問できるオンラインコミュニティへの招待や、利用者限定の情報発信などの特典もあります。

しかし現在はまだリピート顧客の増加には繋がっておらず、今後の増加に期待したいところです。
このようにBASE FOODではSNSを使った宣伝・広告を中心に認知率の向上にかなり力を入れています。数年後に宣伝効果がどれだけあったかを確かめると面白い結果になるかもしれませんね。
今すぐ自社・競合の顧客構造を見てみたい方へ

完全栄養食の魅力をさらに
ここまではBASE FOODや完全メシについて取り上げましたが、もう少し完全栄養食の魅力についてご紹介したいと思います。
ここ数年・十数年で完全栄養食という存在が注目され始めたと同時に、完全栄養食をベースとした多くのブランドが誕生しましたが、この理由として現代の人々の食習慣が大きく関係しています。

表を見ても分かるように、健康的な体を維持するのに必要な野菜や果物が不足している人が多く、肥満者の割合も日本生活習慣病予防協会が掲げる目標には遠い結果となっています。

※コロナウイルスの影響により、調査が中止しているため令和元年が最新のデータ。
上の画像を見ても分かるように健康な食習慣の主な妨げとして、「忙しくて時間がない」「面倒くさい」が目立っています。実際に心当たりがある人も多いのではないでしょうか。


またコロナウイルスの流行に伴った外出規制によって、家で過ごす時間が増えた方も多いのではないでしょうか。データから見ても環境の変化による体重増加で、ダイエットの必要性を感じている人も増えています。


しかし、「忙しくて・面倒で長続きしない」「食事制限したいけど不健康にはなりたくない」など、様々な悩みを抱えていると思います。
そういった栄養や健康面などの悩みを完全栄養食は簡単に解決することが可能です。そして今回取り上げたBASE FOODや完全メシはこれまでの食生活を変える必要がないことも1つの強みです。

例えばBASE FOODではアレンジ料理が流行となっており、公式HPを中心に様々なアレンジ料理がSNS上で掲載されているので、飽きることもなく楽しくダイエットをすることができます。
また完全メシでは冷凍食品も含め、通常の商品と遜色ない美味しさを実現しており、健康を意識していなくてもつい買ってしまうほどの商品であると個人的には感じます。
ですのでこの記事を読んだ方の中で、自身の健康面に漠然とした不安や心配を抱いている人はぜひ一度食べてみていただきたいです。
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
“完全栄養食”について少しでも興味を持って頂ければとても嬉しく思います!
今回の記事で分かったことを簡単にまとめてみます。
・BASE FOOD・完全メシともに、1日に必要な栄養素が1食で摂ることができる
・完全栄養食はあまり認知されていないが、関心は高まりつつある
・BASE FOODは認知率・満足率ともに低いが、認知率の上昇と購入のきっかけが増えればこれからの成長に期待できるブランド
・完全メシはスタートして2年で完全栄養食の市場をリードする存在
・BASE FOODと完全メシの利用者は、興味本位や好奇心で購入する人が多い
といったところでしょうか。
今回の記事では紹介しませんでしたが、「Huel」や「COMP」など完全栄養食の販売をベースとしたブランドは他にもいくつか存在します。これから市場がより競争力を増していくことも予想され、ブランドごとの差別化を狙った取り組みに注目ですね!
また、BASE FOODや完全メシについて「もっと知りたくなった」「一回買ってみようかな」と思った方はぜひ公式HPを掲載しておくのでご参照ください!
公式HPには商品の宣伝だけでなく完全栄養食についての説明や魅力も詳しく書かれているので、読むだけでもとてもオススメできます。
≪本記事は新しいバージョンのダッシュボードを利用しております≫
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