「頭痛持ちは記録上手」〜新しい片頭痛治療と“頭痛ダイヤリー”のすすめ〜
こんにちは。Dr.ビーラントです。
「天気が悪い日は頭がズキズキ」「薬を飲んでも効いたり効かなかったり」
そんな悩みを持つ方は少なくありません。
実は、片頭痛治療はいま新しい時代を迎えています。
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◆ 片頭痛ってどんな病気?
片頭痛は“血管が広がって痛い”だけの病気ではありません。
脳の神経が過敏になり、刺激に反応しやすくなる「脳の過敏症」とも言えます。
ストレス、睡眠不足、気圧、月経など、いろんな“引き金”が重なって発作を起こします。
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◆ まずは「基本治療」
片頭痛治療の基本は2つです。
1️⃣ 発作が起きたときに使う薬(急性期治療)
市販の鎮痛薬(ロキソニン、イブプロフェンなど)で効かない場合、
病院では「トリプタン系薬(例:イミグラン、ゾーミッグ)」を使うことがあります。
ただし、心臓や血管の病気がある人には使いにくい面もあります。
また新しいタイプの急性期薬として
💊 レイボー(ラスミジタン)もあります
これは”トリプタンと違って血管を収縮させない”のが特徴で、
心疾患や高血圧のある方でも使いやすいと注目されています。
眠気が出やすい点に注意が必要ですが、
これまで薬が使いにくかった方にも“有望な選択肢”となりました。
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2️⃣ 発作を減らす薬(予防治療)
発作が月に2回以上ある場合は「予防薬」を検討します。
β遮断薬や抗てんかん薬、カルシウム拮抗薬などが使われますが、
副作用(眠気や倦怠感など)で続けにくい人も多いのが現実です。
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◆ そして今、注目の新薬:CGRP阻害薬
(限られた病院のみ処方可能)
ここ数年、注目されているのがCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という物質をターゲットにした薬です。
CGRPは頭痛の発作時に大量に放出され、血管を広げ、炎症を起こす原因となります。
このCGRPをブロックすることで発作を防ぐ薬がCGRP阻害薬です。
現在は注射タイプ(例:エムガルティ、アジョビなど)が主流ですが、
今後は飲み薬タイプ(経口CGRP拮抗薬)も続々登場予定です。
💊 アトゲパン(予防に使う)
💊 リメゲパン(発作時にも予防にも使える)
💊 ウブロゲパン(発作時専用)
これらは副作用が少なく、心血管疾患のある人にも使いやすいのが大きな利点。
まさに「次世代の片頭痛治療薬」です。
ただしCGRP阻害薬は処方できる施設が限られます。
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◆ ただし、薬だけでは不十分です
片頭痛治療で最も大事なのは「自分の頭痛を知ること」。
どんな日に起こりやすいのか、薬がどれくらい効いたのか、
これを“見える化”するのが――
📖 頭痛ダイヤリー(頭痛日記)です。
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◆ 頭痛ダイヤリーとは?
頭痛が起きた日・時間・強さ・薬の効果・天気・睡眠などを記録するものです。
これを続けると、次のような変化が起こります。
• 自分の“頭痛パターン”が見えてくる
• 天気や生活習慣との関係が分かる
• 医師が薬の効果を正確に判断できる
つまり、頭痛を「見える化」するツールです。
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◆ アプリで簡単に始めよう
最近は、紙よりもスマホで記録する人が増えています。
おすすめアプリをいくつか紹介します👇
• 頭痛ーる(ZSC社)
気圧の変化を自動で通知。「今日は危ないかも?」が一目で分かる。
• 頭痛ろぐ(海外発)
AIが発作パターンを分析。グラフで“見える”のが楽しい。
どれも無料で始められます。
「天気と頭痛の関係を知りたい」「AIで頭痛戦略を考えたい」など、
目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
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◆ 記録は“治療の一部”です
頭痛ダイヤリーをつけている方は、
「薬を飲むタイミングがうまくなった」
「頭痛が減ってきた」
と感じることが多いです。
記録することで、頭痛を“コントロールする力”が身につくのです。
まさに、「書くこと」が“治すこと”につながります。
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◆ まとめ
• 片頭痛は“脳の過敏症”
• 治療は「急性期治療」と「予防治療」の2本柱
• レイボーは血管に優しい新しい発作薬
• CGRP阻害薬で治療の幅がさらに拡大(一部の医療機関)
• 頭痛ダイヤリーは、あなたの頭痛を“見える化”する最強ツール
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◆ 今日から始めてみませんか?
頭痛ダイヤリーは1日1分でOK。
あなたの頭痛の傾向を知ることで、
医師と一緒に「効く治療」を見つけやすくなります。
「薬だけでなく、“記録”も治療の一部。」
新しい片頭痛ケアの第一歩を、今日から始めてみましょう。
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🔗参考・おすすめリンク
• 日本頭痛学会「頭痛ダイアリー活用のすすめ」
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