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夫が毎日オナラを嗅がせようとしてくる

私の夫を紹介したい。
夫は私より5歳年上で、理系で、家事育児に積極的で、毎日私にオナラを嗅がせようとしてくる。


世の中にはパートナーの前でオナラをするなんて恥ずかしい、親しき仲にも礼儀ありといった奥ゆかしい方もいると聞くが、私たちはそんなことは全くなく、最初から平気で相手の前でオナラをし合うような関係だった。

ただ、夫は私が思っている普通にオナラをし合う関係(気の置けない関係ぐらいの意味)とは少し違った。
オナラに対する探究心が人並み以上にあったのだ。

夫「(ぷぅ~)今のは腹立つタイプやったな」
夫「(ブー!)!!…完璧に近い…!!」

変な奴とは思ったが、自分で自分の屁を嗅いで楽しんでいる分には別に良かった。変な奴だとは思うが。

ところが、いつの間にか自分で嗅ぐだけでは飽き足らず、私に布教(?)してくるようになった。

夫「(ぷぅ〜)ほら、これが腹立つタイプのオナラ!」
夫「(ブー!)今の嗅いだ!?なんで嗅がんねん!良い感じやったのに!」

腹立つタイプのオナラってなんやねんって感じではあるがそれは一旦置いといて、夫のオナラは全然嗅ぎたくない。最初の数回は付き合いでちょっと嗅いでやったが、以降は嗅いでくれと言われても拒否していた。
当たり前だろう。
だって普通に臭いんだから。
ラベンダーの匂いがするならともかく。

そして常に拒否しているとなんだか機嫌が悪くなる。

夫「好きな人のオナラ嗅ぎたないんか!?」
私「嗅ぎたないわ!!」
夫「でも俺のオナラを嗅いでいいのはお前だけやから……」
私「ロマンチック装うな!!ほなあんたは私のオナラ嗅ぎたいんか!?」
夫「お前が嗅がせたいなら嗅いでもいい」
私「嗅がせたないわ!!」

もうね、怖い。
こいつの「妻にオナラを嗅がせたい」という情熱が怖い。何がこいつをそこまで駆り立ててるんや?

そしてどうしてもオナラのにおいを共有したい夫は、強硬手段に出ることにした。
私にオナラを強制的に嗅がせることにしたのだ。


私が夫の後ろを通る時にすかさず放つ。

私が洗面所にいると、尻だけドアの隙間から突き出して放出し、素早くドアを閉める。

極めつけは、普通に話している途中で突然にぎりっぺ。


ありとあらゆるやり方で、どうにか私が嗅がざるを得ない状況を作り出そうとしてくる。
その結果どうなったか。


私がより早く夫のオナラを察知し、息を長く止められるようになった。


……いらんのよ、そんな能力。
わたしゃ雑魚のニュータイプか。

しかも一通り嗅がせたい夫VS嗅ぎたくない私の攻防が終わると、感想戦が始まることがある。

夫「今オナラ来るってようわかったな」
私「不自然に手を後ろに回したからな」

今思ったが、こんなんして夫が対策打ち出してきたらどうするんや?今後、感想戦は控えようと思います。夫のステルスオナラスキルを鍛えてはいけない。


ここいらでほんわかタイム挟みます。
両親がこんな馬鹿な攻防を繰り広げる中、子どもたちはどのように育っているか、その様子をお届けします。

まず、長男(4歳)。
どこからか「プー」と聞こえてくると、すかさず「今の誰のオナラ!?」と犯人探しを始める。オナラたんていである。

長男「長男くんじゃない。次男くんがしたの?」
次男「な〜!(訳:してない)」
長男「じゃあママ?」
私 「ママじゃない!パパじゃない?」
夫 「パパじゃない!ママじゃない?」
長男「……わかった、犯人はパパ!!」
夫 「違う」
長男「絶対パパ!!」

名推理である。
というか真偽はおいといて、犯人は毎回パパ。

そして次男(2歳)。
自分でオナラをして「ぷー!」と笑っている。
……あれ、パパの血を受け継いでしまったか……!?


何回オナラ言うとんねんって感じですが(下ネタ苦手な人今更ですがすみません)、こんなにくだらないのに盛り上がることも多い。

毎日忙しくて、イライラすることもある。
それでも、誰かのオナラ一発で家族全員笑ってしまう日がある。

そういう家庭って、案外悪くない。
オナラで笑い合える家族って、けっこう幸せなのかもしれない。
嗅ぎたくはないけどね。


ところで、私は夫にnoteをやっていることを教えていない。
まさか自分がオナラの人として妻に紹介されているなんて、思いもしていないだろう。
……このnoteが、どうか夫に見つかりませんように。

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