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神戸のルネッサンス様式建造物-保存・復元プロジェクト-

【旧三菱銀行神戸支店】

『ザ・パークハウス神戸タワー』歴史の重みと凄みを実感する旧ファミリアホールの荘厳なまいを保存・復元することにより、100年を超える、この地の永い歩みと向き合いながら、次代へ誇れる建築を目指し建てられています。

ルネッサンス洋式の建物の外壁2面を保存・復元し、タワーマンションの基壇部を形成するにあたっては、多くの困難がありました。現存していない建物の図面を新たに描き起こすため、建物全体を3次元スキャニングし、壁面測量などが実施されました。また、完成から100年以上を経た建物をくまなく調査し、その上で「残し方」について熟考が重ねられました。住宅としての安全性を重視した上で、歴史的な建物を保存するために、外壁の石をひとつひとつ外す「生け捕り」という手法が採用されました。

「生け捕り」で解体して得た石材は約5000点。また、ひとつひとつ外壁の石を外したことで、当時の洋風建築は「組積造」が主流でしたが、この建物は石と煉瓦がお互いを支え合う特殊な構造により、耐震性を有していたことも分かりました。歴史的建築物から「住宅への変換」に向かって知恵が絞られ、様式美を継承し、景観資産の新たな未来が拓かれています。 

#曽禰達蔵 初期の建造物で、東京丸の内の三菱三号館 - 七号館が取り壊されているため、現存する最古の曽禰作品であった。かつて頂部に存在した三角のペディメント(切妻造形の冠飾)は戦災で失われたが、切石積みの外観、玄関部のアーチ、ガラス張りの高天井など銀行建築らしい重厚な意匠を残している。

新築時に三菱合資会社銀行部が移転、三菱銀行の設立により継承され、1945年に神戸西支店と店名が変更された。出店規制の都合上高槻支店開設と引き換えに1973年5月20日に旧居留地に立地する三宮支店と統合され、三宮支店が(新)神戸支店として存続、(旧)神戸支店は閉鎖された。

2007年11月30日に経済産業省の認定する近代化産業遺産に神戸港の近代化産業遺産群の一つとして認定された。2000年3月には神戸市の景観形成重要建築物に指定された。


復元プロジェクト完成後

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