第2章⑤私がやめた、3つのお金の使い方
④で書いたのは、
「増やすこと」より
「壊れない使い方」を考え始めた
という話でした。
でも、
考え方だけでは
現実はほとんど変わりません。
変わり始めたのは、
いくつかの使い方をやめてからでした。
今日は、
その中でも大きかった
3つのことを書きます。
① 不安を埋めるための買い物
仕事で疲れた日。
気分が落ちた日。
「これくらいはいいか」と
何かを買う。
金額は大きくありません。
むしろ、
小さいからこそ止まりませんでした。
買った瞬間だけ、
少し楽になる。
でも数日後、
何を買ったかも思い出せない。
残るのは、
減った残高だけでした。
② “平均より上”に見せるための出費
誰に言われたわけでもないのに、
どこかで気にしていました。
周りと比べてどうか
年齢相応か
恥ずかしくないか
その基準で選んだお金は、
自分のために使った感覚が残りません。
満足よりも、
「これで大丈夫だろう」という
確認に近いものでした。
③ 未来の不安だけを理由にした貯め方
将来のため。
もしものため。
それは大切です。
今も、その考えは変わりません。
でも以前の私は、
未来の不安だけを理由に
お金を動かしていました。
だから、
今の時間に
ほとんど使えていなかった。
守っているはずなのに、
どこか息苦しい。
そんな感覚がありました。
やめたことで、増えたもの
不思議なことに、
この3つをやめても、
生活は何も壊れませんでした。
むしろ、
少しだけ余白ができました。
お金の余白というより、
気持ちの余白です。
焦る時間が減り、
比べる回数が減り、
理由のない出費が減った。
それだけで、
見える景色が
少し変わりました。
大きな節約ではない
ここまで読んで、
「当たり前の話だ」と
思うかもしれません。
その通りです。
特別な方法でも、
劇的な変化でもありません。
でも私にとっては、
ここからしか変わりませんでした。
この回で残しておきたいこと
⑤で伝えたかったのは、
増やし方の前に、
やめる使い方がある
ということです。
何かを足すより、
何かをやめる方が、
静かに効くことがあります。
次の回では、
逆に、
私が残したお金の使い方について書きます。
やめたあとに残ったもの。
そこに、
少しだけ意味がありました。
