英語は頭じゃなくてカラダで覚える!
先日、英語リスニング体験会にて、全国各地からZoomに集合。
テーマはズバリ、
「英語が“お経のような数珠つなぎ”に聞こえる耳から、
“音の違いがわかる耳”に一歩近づいてみる」
というもの。
発音指導を専門とする「発音の女神」ことAiが、
聞く態度 × リスニングの仕組み × 母音トレーニングを組み合わせて、
濃くて楽しい60分になりました。
1. まずは自己紹介&チェックイン
最初に、参加者のみなさんから一言ずつ自己紹介。
埼玉、栃木、愛知など、全国からZoomで参加
「今日持って帰りたいものは全部です」
「いい耳を持って帰りたい」
「リスニングに関することなら何でも知りたい」
など、“耳を育てたいモード”が最初から全開。
少人数だからこそ、一人ひとりの「今の悩み」や「楽しみ方」が、ちゃんと声として乗ってくる時間になりました。
2. Zoomでの「聞いてるよ!」アピールからスタート
最初の問いかけは、このスライドから。
「Zoomしてるとき、どんなふうに『聞いてるよ!』ってアピールしてる?」
うなずきまくる
リアクションボタンを押す
ニコニコ笑顔で画面を見る
など、みんなそれぞれの“聞いてるよアピール”。
ここでAiからのメッセージ:
「『聞いてくれてる』とわかると、人は気持ちよくどんどんしゃべってくれる。
いい聞き手になればなるほど、“聞くチャンス”が自然に増える。
これは日本語でも英語でも同じです。」
リスニングというと「どれだけ聞き取れるか」だけに意識が向きがちですが、このイベントではあえて“聞く態度”もリスニングの一部として扱いました。
3. よくあるリスニングの悩みを「2つ」に分けてみる
次に取り上げたのは、みんなからよく届く質問。
「英語がほとんど聞き取れません。読むほうは多少できるのですが、リスニング力を上げるには何から始めればいいですか?」
Aiはここで、リスニングのつまづきを2パターンに分けて説明しました。
音が聞き取れていない人
英語が「お経のような数珠つなぎ」に聞こえる
機能語(a, the, to, of…)などの小さな音がごっそり抜けている
文法と推測で「こう言ったはず」と補っている
音は聞こえているけれど、意味が追いつかない人
まねしようと思えば、音だけならある程度コピーできる
知っている単語の意味や語彙が少なすぎる
聞く量が足りていない
まずは自分がどちら寄りなのかを知ることで、
「やるべきトレーニング」が変わるというのがポイントです。
4. 耳の解像度チェック
ここで、ちょっとした「引っかけリスニング」が登場。
聞き覚えのある英文が流れると、多くの人が聞き取った(つもり)になります。
でも、改めてよく聞いてみると…
自分が思い込んでいた音と、実際の音が違うことに気づきます。
「“意味はわかるからOK”と処理してきたところを、一回止めて“本当に何と言っているか”に耳を向けてみる。
これが、リスニングの“解像度を上げる”ということなんです。」
長文読解の「精読」のように、
リスニングにも「精聴」という時間が必要なのだと、実感してもらうミニワークでした。
5. 「母音11個」と、開く音・中間の音・狭い音
ここからはいよいよ、
発音×リスニングのコアである母音に入っていきます。
英語の母音を、
口を大きく開く音
日本語に近い中間の音
口の中がキュッと締まる狭い音
の3つに分類して紹介。
眉毛が動く「あ・い・う・え・お」
最初のウォームアップは、日本語の「あ・い・う・え・お」にクエスチョンマークをつけて言う練習。
「あ? い? う? え? お?」
眉毛を上げながら、
声を前から少し奥にする感覚をつかんでいきます。
ここから始めることで、日本語のあいうえおを活かしつつ、ちょっと位置をずらすだけで、英語っぽい響きになる体験ができます。
さらに、アゴを下げながら言うだけで、英語の母音の音がキレイに出せます。難しい説明より、まず身体で感じたほうが早い!
まさにこどもえいご的な「体で覚える発音レッスン」でした。
6. 似た単語で聞き分けクイズ
ここからが参加者が一気にヒートアップしたパート。
以下のようなペアを使って、
どっちの音かを聞いて、当てるクイズです。
mad / mud
mop / map
dog / dug
bought / boat
perm / palm
hard / heard
farm / firm
first / fast
最初は戸惑いながらもだんだん正解率がアップ。
全員がしっかり音の違いをつかめるようになっていきました。
7. 参加者シェア
最後の振り返りタイムでは、それぞれが印象に残ったことを1分ずつシェア。
狭い音と開く音を意識しただけで、
自分が話すときの音がこんなに変わるんだと驚きました。聞いてくれていると伝わると、人はもっと話したくなる。
聞く態度って、やっぱりすごく大事だと再確認できた。似ている2つの単語をペアで覚えると、
“どっちがどの音か”がはっきりわかって発音しやすいと思いました。日本語には“口を閉じたまま出す音”があまりないので、そこを意識するだけで発音が変わりそうだと感じました。
英語を習い始めたとき、日本語の音で先生の英語をまねしていたから、
うまくいかなかったんだなと納得。チャンツでリズムに乗せると、
“Christmas” も“クリスマス”じゃなくて “クリスマス(2拍)”で体に入ってくる感じがした。
など、聞く態度・音の違い・リズムという今日の三本柱が、
それぞれの言葉で整理されていきました。
おかげさまで、こどもえいごらしい楽しい1時間になりました。
次回予告
次回のオンラインイベントは、12月26日(金)20時スタートを予定しています。

参加してくださったみなさん、
アーカイブやこのレポートで見守ってくださったみなさん、
本当にありがとうございました。
