夜23時でも安全に歩けたスイス🇨🇭
スイスに行ってきたよシリーズ ③ / ローザンヌ編パート2
シリーズ3つ目の投稿です。
まだ読んでいない方はぜひ。
▼ツェルマット編
▼ ローザンヌ編パート1
少しスイスに慣れてきた頃、夜の11時すぎ、外を歩いていました。
スイスのローザンヌという街で。9歳の娘と、2人きりで。
日本でも「もうこんな時間に子ども連れで……」ってなりそうな時間帯なのに、特に緊張感もなく、街を歩いていました。時差ボケということもあり、眠たさもゼロでした。
そんなに夜遅くでも歩けるほどスイスの治安がよいということです。
電車の窓から、ずっとレマン湖が見えていた
ローザンヌへ向かう電車の中で、またもや天気に恵まれ、窓の外にずっと湖が広がっていました。
レマン湖です。(トップの画像の湖です)
湖面を見ているだけでも、めっちゃ癒されます。そんな景色に見惚れながらも、降りる駅は忘れないように、初めての場所なので緊張感は持たないと簡単に乗り過ごしてしまいます。
スイスだから美しいのか。言語化は難しいですが、そのままそこにある湖や山の自然の魅力にすごく惹かれました。
湖の名前、2種類あるんです
この湖、英語とフランス語で呼び名が違います。
英語:Lake Geneva(ジュネーヴ湖)
フランス語:Lac Léman(レマン湖)
なんで違うのか気になって調べてみたら、これが面白かった。
ジュネーヴ(Geneva)はヨーロッパの外交・国際機関(WHOなど)の拠点として古くから英語圏に知られていた街で、英語話者にとって「Geneva」はすでに馴染みのある地名だったそうです。だから湖もそのまま「Lake Geneva」と呼ぶようになりました。
一方、フランス語の「Léman」はケルト語やラテン語に由来する古い名前。地元ではずっとこちらが使われてきました。フランス語圏の人たちにとって、ジュネーヴは湖の端にある一都市にすぎないので、湖全体をジュネーヴと呼ぶのは違和感があるわけです。
じゃあ、ジュネーヴに住んでいる地元の人はなんと呼ぶのか?
「Lake Geneva」だそうです(笑)。
外から見た人(英語圏の人)と、ジュネーヴ市民は同じ名前を使います。それ以外の地元の人はフランス語の「Léman」と呼びます。視点によって湖の名前まで違ってくるのですね。
シヨン城がお化け屋敷だった
レマン湖畔にはシヨン城という古いお城があります。
英語:Chillon Castle
フランス語:Château de Chillon(シャトー・ドゥ・シヨン)
中に入ると、まず薄暗い地下室に案内されました。窓が小さくて、あんなに綺麗な湖はほとんど見えない。よく見ると天井にヒモが下がっていて、、、
そこは、牢屋でした。
「生首が出てくるかもしれない」
9歳の娘が言い出しました(笑)。それからずっとビクビクしながらついてきていました。でも歩き続けて、当時の城に住む人々の暮らしが伝わる影絵を見つけたとき、言葉がなくても全部わかりました。時代も言語も関係なく、伝わるものをちゃんと準備してくれていることにおもてなしを感じました。
上の階に行くほど、壁や天井が鮮やかになっていきました。窓も大きくなって、部屋も明るくなって。王様たちが煌びやかに過ごしていた様子が、だんだん見えてくる。
地下は暗くて牢屋で、上に行くほど光があふれてくる。同じ建物の中に、全然違う世界があるんだなと。
そしてこの城がなぜ世界的に有名になったか、というと、イギリスの詩人バイロン卿が1816年に訪れて、地下牢に感動して詩を書いたからだそうです。「シヨンの囚人」という詩で、これが大ヒットして、以降ヨーロッパ中の若者がこぞって訪れるようになった。地下牢の柱にはバイロンが刻んだとされるサインが今も残っています。
娘が怖がっていたあの牢屋を見て、詩を書いたイギリス人がいたわけです。感じ方はそれぞれですね(笑)。
気になるお土産屋さんでは
ちなみにお土産屋さんには、mont-bell(モンベル)のペンが置いてありました。日本のアウトドアブランドがスイスのお城で売ってるとは。調べてみると「mont」はフランス語で「山」、「bell」はイタリア語で「美しい」という意味で、アルプス(スイス・フランス・イタリア)の山岳文化への憧れが起源だそうです。さらに登山家で創業者の辰野勇さんは、なんと奈良にお住まいだそう。

某家庭教師のトライのCMでご存じ、ハイジの絵本も何カ国語版か並んでいました。子どもの頃、再放送でよく観てました。
調べてみると、元々はスイスの小説だったものが日本でアニメ化され、まだ私が生まれていない1974年に、あの有名な高畑勲さん・宮崎駿さんの手によってアニメ化されたものを観ていたようです。いろんな国の言葉に翻訳・放送され、今では世界50カ国以上でアニメ放送されているようです。

どこからスイスで、どこからフランス?
レマン湖は半分スイス、半分フランスの湖です。
湖上を船で移動したとき、どのあたりからフランスに変わるんだろう、と気になりました。船員さんに聞いてみたくて、フランス語で何て言えばいいか準備しました。
答えはシンプルで、レマン湖は北岸がスイス、南岸がフランス。船が南岸に近づいたら、そこはもうフランス。同じ湖の上なのに、どっちを向くかで国が変わる。
結局、船で聞くのを忘れたので、あとで調べてわかりました(笑)。
質問しようとして準備したというのは、本当に最低限です。フランス語では文を作れないので、スイス?フランス?と語尾をあげることにしました。人と人とが向き合って、語尾をあげつつ首をかしげると、「この人は質問しているな」とわかるものです。
英語も、最初はこういうものかもしれない。完璧じゃなくていい。伝えようとする気持ちと、ちょっとの度胸があれば、案外どこでも目的は果たせる。
こんなに豊かな体験ができたのも、英語のおかげです。私が英語が話せるようになれたのは、今まで英語を教えてくれた色んな先生たちのおかげです。
その恩を、私は返すのではなく、先に送りたいと思っています。
そんな私は、英語の先生を育てることに取り組んでいます。こどもえいご講師育成プログラムは、2026年9月に開講します。よかったら、のぞいてみてください。
▷ 講師育成プログラム詳細: https://88-english.com/course/13
▷ 個別相談はこちら
長文を読んでいただきありがとうございました。
スイスの旅はまだまだ続きます。

こどもえいご 松谷 愛
▷ ウェブサイト: https://88-english.com/
▷ Instagram: https://www.instagram.com/haya_english_academy/
