『まなざしの糸綴じ』──歩く感覚を思い出すために。
私たちは答えを探すことには慣れているのに、自分の声に耳を傾けることはつい後回しにしてしまいます。
そして、その声は、急いで答えを求めるほど、かえって遠ざかってしまうことがあります。
まだ言葉になっていないものを、少しずつ言葉にして見つめていきたい。
ここでは『まなざしの糸綴じ』に込めた思いと、お届けする内容についてお話しします。
『まなざしの糸綴じ』について
立ち止まったとき、どう歩けばいいのかわからなくなることがあります。
そんなとき、誰かの言葉やまなざしに助けられることがあります。その支えは、とても大切なものだと思っています。
でも、その支えが「歩く代わり」になるとは思っていません。
以前、骨折をして松葉杖で生活していたことがあります。
松葉杖がなければ歩けませんでした。
支えがあるからこそ、立ち上がれる時期があります。
けれど、松葉杖は足そのものではありません。
歩けるようになるまで、そっと支えてくれるものです。
そして、自分の足で歩けるようになれば、その役目を終えます。
もし松葉杖だけを頼りに歩き続けようとしたら、本来、自分の足で歩くための力は、少しずつ弱ってしまいます。
心も、それに少し似ているように思います。
誰かの言葉に支えられる時間は、とても大切です。
でも、本当に取り戻したいのは、誰かの答えではなく、自分で歩く感覚なのではないでしょうか。
私の言葉は、その人の代わりに歩くためのものではありません。
その人には、その人だけの歩き方があります。
迷う時間も、立ち止まる時間も、うずくまる時間も、その人の歩みのひとつです。
だから私は、答えをそのまま届けるのではなく、その人自身が、自分の中にある感覚を思い出せるような言葉を書きたいと思っています。
このサービスでお届けするもの
『まなざしの糸綴じ』は、あなたが綴った言葉をもとに、一篇のエッセイを書き下ろすサービスです。
専用シートに、今感じていることや、言葉にならない思いを書いていただきます。
私はその内容を受け取り、一つのテーマを軸に、一篇のエッセイとしてお返しします。
お届けするのは、診断でも、分析でも、アドバイスでもありません。
少し違う角度から、あなた自身を見つめ直すための、もうひとつの「まなざし」です。
読んですぐに何かが変わるとは限りません。
一度目に読んだときには、よくわからないところもあるかもしれません。
でも、時間を置いて読み返したとき「ああ、あのときの私は、ここにいたんだ」と感じる日が来るかもしれません。
だから、すぐに答えを渡そうとは思っていません。
必要なときにそっと開き、その時々のあなたと重なりながら、時間とともに開いていく言葉を届けたいと思っています。
エッセイを書く理由
以前は、一対一のセッションの中で、その時間をつくっていました。
目の前のその人の話を聞き、その場で言葉を返すこと。
それも、私にとって大切な時間でした。
けれど今は、その時間を文章というかたちでお届けしています。
言葉は、その場だけで終わりません。
読む季節や、そのとき置かれている状況によって、受け取るものは変わります。
そのときは何も響かなかった言葉が、半年後、一年後に、ふいに意味を持つこともあります。
だから私は、その場で答えを返すだけではなく、何度でも開きたくなる一篇を書きたいと思いました。
名前に込めた思い
糸で綴じられた本は、一度読んで終わるものではありません。
何度も開き、何度も閉じ、そのたびに少しずつ手になじんでいきます。
言葉も、一度で受け取りきれるものではないのかもしれません。
すぐにはわからなかったことが、時間を置いて開いたとき「あのときの言葉は、こういうことだったのか」と受け取れる日があります。
だから、このサービスを『まなざしの糸綴じ』と名づけました。
あなたの言葉を、一篇のエッセイとして綴ること。
そして、その文章が、必要なときに何度でも手に取れる存在になること。
そんな願いを込めています。
こんな方へ
・考えすぎて、自分を責めてしまうことがある。
・答えを探し続けて、少し疲れてしまった。
・自分の本音が、よくわからなくなることがある。
・何度も同じ場所で立ち止まってしまう。
・自分の感覚を、もう一度信じたいと思っている。
どれか一つでも心に重なるものがあれば、この一篇がお役に立てるかもしれません。
お届け内容
専用シートにご記入いただきます。
ご記入内容をもとに、一篇のエッセイを執筆します。
・文字数:約2,000字
・形式:PDF
・お届けまで:約1〜2週間
・お届け後の継続的なやり取りや解説は含まれておりません。
なお、お届けする文章は、お一人おひとりのために書き下ろします。
同じ文章を別の方へお届けすることはありません。
*一篇のエッセイでは、一つのテーマを中心に綴ります。
言葉の取り扱い
お預かりした言葉やご相談内容は、大切に扱わせていただきます。
ご本人の許可なく、外部へ共有・公開することはありません。
お届けするエッセイは、ご依頼内容をもとに執筆するオリジナル作品です。
著作権は作者(音伊紅芳)に帰属します。
全文の転載や掲載はご遠慮ください。
SNSやご自身の発信での一部引用・ご紹介をご希望の場合は、事前にご相談いただけましたら幸いです。
*医療・心理的支援を目的としたものではありません。
お申し込み
✦料金
初回募集価格 6,000円(税込)
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お申し込み後、ご入金のご案内をお送りします。
ご入金の確認後、制作を開始いたします。
一篇ずつ書き下ろしているため、制作開始後のキャンセル・ご返金はお受けしておりません。
ご理解いただけましたら幸いです。
最後に
『まなざしの糸綴じ』は、答えを受け取るための場所ではありません。
自分の中にあるものを、
少し違うまなざしで見つめ、
必要なときに開き、
また閉じ、
そして別の日に、もう一度開く。
そんなふうに時間を重ねながら、その時々の自分に寄り添っていく一篇になれたらと思っています。
もし今、あなたの中にも、まだ言葉になっていないものがあるのなら、
その声に、そっと耳を澄ませる時間をご一緒できたらうれしく思います。
追記
初めてKindle出版してから、7月7日で一周年を迎えました。
著書『「何もしない」で見えてくる自分軸』は、今の『まなざしの糸綴じ』へとつながる、一つの出発点になった一冊です。
一周年の節目に、
「一年前の私が、一年後の私へ書いていた手紙」
という記念エッセイを書きました。
当初はLINE登録者の方だけにお届けしていましたが、
今の私へとつながる大切な文章でもあり、
ぜひ、もっと多くの方に読んでいただきたいと思い、
現在はどなたでも読めるように公開しています。
一年前に残した言葉を読み返しながら、
変わったものと、変わらずにあるものを見つめていたら、
今の自分もまた、言葉として残しておきたいと思いました。
そして、このとき生まれたものが、
これから取りかかる二冊目の本の
小さな種にもなっています。
▼ 一周年記念エッセイ
「一年前の私が、一年後の私へ書いていた手紙」
https://otoi-kouka.github.io/essay/kouka_essay.html
一年前の私から、今の私へ。
そして読んでくださる方それぞれの時間にも、
どこかで重なっていくものがあれば嬉しいです。
必要なタイミングで、
静かに開いていただけますように。
音伊紅芳
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