素敵な戦友。その名はタイミーさん。
私の副業先でもやはり、タイミーさんを時折募集する。
先週の金曜は体調不良者が出て、適性人数より
3人も少ない半分の人員で、激闘のディナーに参戦する
ことになってしまった。
私は、金曜のディナーに働くのは大好きだ。
オーダーを入力している途中でも、お構いなしに
「すいませーん」と呼ばれたり
さっきドリンク頼まれて持って行ったら
そこで「注文いいですかー?」とオーダーされたり
まぁ煩雑なのと、オーダー一つ間違っても
そこから体勢が大きく崩れて、挽回出来なくなるなど
緊張感の連続がたまらない。
学生は逆で。
一度挑んで、オーダーミスを続けてしてしまって
現場が大荒れし、もううんざりって子が多い。
「もう二度と金曜にシフト希望出しません!」
という子が殆ど。
その中、スタートした金曜日。
スタートはまだまだ役者が揃わないので、世間話など
至ってなごやか。
さて、18:00。
タイミーさん、ご登場。
そろそろ始まるか?
雨もしとしと。
本来なら「売り」のテラス席も自己防衛のため
架空の「RESERVE」
だってほら、雨だし。
今日も団体客が殆ど。
ほぼ一斉スタート。
パラパラと席のみのお客様もお出でになられ
混沌としてきた。
アルコールで気分も良くなり、声も大きくなる一方。
楽しそうで何より。
店内は劇場か?という様相になる。
その中で冷静にオーダーを取り、フレンチ特有の大皿で
それぞれ取り分け済みの料理を運び、空のグラスを下げつつ
なるべく美しくテーブルを整え、なるべく気持ちよく
過ごしてもらえるように。
はいはい、お手洗いですね?こちらです。
喫煙室はございません、地下のビルのものを。
おしぼりですね?お持ちします。
領収書のお名前は?
お支払い方法は?
そうこうするうちに、店内に破損音が。
お客様ご自身でお仲間のスーツの上着に
よりによっての「赤ワイン」
御愁傷様です。
20:00頃が一番の佳境。
今日来てくださったタイミーさんも仕事に慣れてきた様子。
「このグラスから洗ってください」
「水のピッチャーを補充して下さい」
「このお皿下げてほしいです!」
見事にクリア!流石同年代の小柄なタイミーさん。
途中には心開いた私が。
余り、タイミーさんに仕事以外では声がけしないのだけど。
「今日来てくださらなかったら、私たち3人討死してました」
とまで打ち明けちゃった。
本当に着実にこちらの伝える通り、堅実に仕事をして頂いて、しかも丁寧に、忠実に。
マスクをされていたけど、その下では絶対に
笑って下さってるとわかるクシャッとした表情で。
私がお皿も片付けやすいようにと、まとめるとその度に
「ありがとうございます!」と仰るので
いいのいいの!お互い様だからと言うと
またクシャッと表情を変えて下さって。
店は23時までだけどタイミーさんは22時まで。
「もう、帰っちゃうの?」と(笑)
最期のお見送りで、これ以上折れないくらい腰を折り、
最敬礼として思い切り頭を下げた。
そして最後に初めてタイミーさんと
「バイバイ」をした。
そしてタイミーさんもクシャッと(笑)
前代未聞の3人プラス素敵なタイミーさんで
闘い終えた。
帰り道も、心がとても軽やかだった。
また来てくれないかなー。
ありがとうございました。
助かりましたー。
