ただいま、自分。after#1 マゼンタピンクのピンキーとわたしの祈り
※この【after】では、時系列にはこだわらず、
思い出したことや、大切にしておきたい記憶を、
ゆっくり綴っていきたいと思います。よかったらお付き合いのほどよろしくお願いします♪
続きを書くきっかけ
「ただいま、自分。」を書き終えたあと、
読んでくださった方から「その後のお話も聞きたいです」と言っていただく機会が増えました。
実は、昨日と今日リアルで会った読者の方に、言ってもらったりして。
とってもとっても嬉しい♡
私自身、人生の続きを歩みながら、
少しずつ、静かに、そして愛おしく“その後のわたし”に出会っているところです。
この【after】シリーズでは、あの物語の続きとして、
私のなかに残っていた気持ちや、
家族のこと、日々のなかにある小さな奇跡を、書いていけたらと思っています。

うさぎのピンキー
「あれ?これ、いつも持ってますよね?」
息子の手に、いつもあるもの。
マゼンタピンクのうさぎのぬいぐるみ “ピンキー”。
名前を聞かれることはあっても、その由来や意味を話すことはほとんどありません。
この話の始まりは、私の人生で一番底辺で、重たい部分だったからこそ、感情が溢れ出てくるため、なかなか話せることはできなかったのです。
先日、主人からもふとこんな質問をされました。
「そういえば、なんでこれだったんだっけ?」
一瞬、答えに詰まったけれど、思い出せば思い出すほど、あの頃の気持ちがあふれてきました。
これは、わたしの“祈り”だったのです。

主人が寝たきりだった頃、私は・・・
あの頃、主人は大きな病気を患い、半年から1年ほど寝たきりでした。
ただいま、自分。#12
私は家を空けて仕事に行かなくてはならず、でも、主人一人を置いていくのが心配で心配で…。
「せめて、わたしの代わりに、そばにいてくれるものがあれば」
そう思って、そっと主人のそばに置いたのがこのぬいぐるみでした。(その時のぬいぐるみは98センチありました。)
クラフトホリックというカラフルで個性的なぬいぐるみシリーズ。ふわふわしたキャラクターたちの中のひとつです。
私は独身時代、よく通っていたエステサロンでこのうさぎを見かけるたび、
「なんだか、癒されるなぁ」と、心がほっとしていたのを覚えています。
そしてそのうさぎを家の近くの雑貨屋さんで見て、買ったのが始まり。
たぶん、あの時の自分が感じていた“ふわっとした安心感”を、
そのまま主人にも感じてほしかったのかもしれません。
そしてマゼンタピンクという色
このうさぎの色、マゼンタピンク。
赤とピンクの間のような、あたたかくて強い色。
私のパーソナルカラーでもあり、昔から自然と選んでしまう“好きな色”です。

私にとってマゼンタピンクは、愛があふれているような色。
優しさと情熱の真ん中にある色。
きっと、無意識に“わたしの想い”をその色に込めたのだと思います。

癒されたのは、主人だけじゃなかった
そのうさぎには、私がピンキーと名付けました。色がピンクだったからです。
主人はそのうさぎに、思っていた以上に癒されたようで、
少し歩けるようになった頃、
同じシリーズのキーホルダーをいくつも持ち歩くようになりました。
完全に病気が治るまで、いつも身につけていて、
今も我が家にはたくさんのクラフトホリックの仲間たちがいます笑。

そして・・・気がつけば、息子が今持っています。
息子が産まれた時に主人に渡したものの半分のサイズ。
彼が、いつも持ち歩いているのはその半分サイズの“2代目”。
名前は「パパピンキー」。
実は「ママピンキー」という3代目も一緒に持っていますが、なぜかパパの方が好きみたいです。

きっと、それは主人のことが大好きだから。
前のピンキーは、どこかなくしてしまったこともあり、親としてはヒヤヒヤ。
同じ色のものが手に入るかはわからないから、
実はこっそり…あと1体、予備があります。(笑)
愛は、目に見えないけれど
ぬいぐるみなんて、ただのモノかもしれない。
でもその中に“誰かを想う気持ち”が詰まっていたら、
それは立派な“愛の記憶”になると思うのです。
「ママ、これ、今日持っていっていい?」

そう言ってピンキーをぎゅっと抱きしめる息子を見るたび、
あの日、祈りを込めてそっと置いたあの瞬間を、私は思い出すのです。
そして、このエピソードを書くことができて本当に感謝です。
今日のメッセージ
あなたにも何か思い入れのあるものやエピソードありますか?
愛って言葉にするのは難しいかも知れないけど、何かで表現することもできるのかも。
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