見出し画像

さよならの前に、私がこっそり置いてきたもの

「あとで見てね」と言って、私は彼に手作りのイラストブックを託した。
空港の待合室で届いたメッセージは、私の宝物になった。

私は後半数日間で手作りのカードとイラストブックを作った。
10ページほどの小さなスケッチノート。
そこには彼の癖や習慣をコミカルに描いたイラストをまとめた。
「笑ってくれたらうれしいな」と、
ひと言だけそえて。

カードには、
「ここに来て良かった」
「ありがとう」
それだけを書いた。

搭乗前の待合室で、彼からメッセージが届いた。

「あなたのカードとイラスト見たよ。すっごく笑った!
あなたは大切な存在だよ。
Thanks for everything.」

まずは安心した。
イラストブックが、ちゃんと“笑い”として届いてくれた。

ここから先は、  
私がこっそり置いたもう一つの贈り物に彼が気づいたときのメッセージ、  
そしてそれに込めた私の小さな勇気の話です。

ここから先は

648字

¥ 150

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?