私はなぜ、子育て支援について書くのか
親子支援に関わりながら18年。
今は複合型の児童館施設にいて、児童指導員、学童保育指導員、そして子育て支援センターの支援員として働いています。
お母さんは52歳の大学生です。
小田原短期大学通信課程こども学科の2年生。
幼稚園教諭、保育士、社会福祉主事任用資格取得を目指しています。
子育て支援の仕事をしてきました。
ベビーシッターとして、たくさんのご家庭に伺いました。
子育て支援センターでは、親子が集まる場所で、いろいろな親御さんとお話をしました。
そして今は、児童館で子どもたちや保護者と関わっています。
気がつけば、子どもとその家族に関わる仕事を、いくつもの場所で経験してきました。
一方で、私は51歳から大学で保育を学び始めました。
現場で経験してきたことを、今度は「保育」や「子育て支援」という学問の視点から見直してみる。
すると、これまで何気なく感じていたことが、少し違って見えるようになりました。
保育の教科書には、制度や理論が書いてあります。
子どもの発達についても、家庭支援についても、地域子育て支援についても、きちんと学ぶことができます。
でも、実際に親子と向き合ったときに起こることまでは、なかなか書いてありません。
「このお母さん、本当は何を困っているんだろう」
「この親子に、今必要なのは何だろう」
「支援する側が良かれと思っていることが、本当にその人のためになっているのだろうか」
現場にいると、そんなことを考える場面がたくさんあります。
制度があっても、そこにつながれない人がいる。
相談窓口があっても、相談すること自体が難しい人がいる。
「いつでも来てください」と言われても、初めてその場所に行くことには、想像以上の勇気が必要な人もいる。
そして、子育て支援は「困っている親を助けること」だけではないと思っています。
誰かに話を聞いてもらうだけで少し安心できること。
子どもと一緒に笑える場所があること。
「今日も一日、なんとかやった」と思えること。
そんな小さなことも、子育てを続けていくための大切な支援なのだと思います。
わたしは、保育の専門家として偉そうに何かを語りたいわけではありません。
むしろ、現場で親子と関わり、失敗したり、迷ったりしながら、そのたびに「子育て支援って何だろう」と考えてきました。
そして今、大学で学び直しているからこそ、現場で感じてきたことと、教科書に書かれていることの間にあるものを、少しずつ言葉にしてみたいと思っています。
ベビーマッサージ教室で延べ1万人以上の親子と出会ってきたこと。
ベビーシッターとして450件以上の依頼を経験して分かったこと。
子育て支援センターで、年間延べ2800組の親子と出会って感じたこと。
自治体の子育て支援について、制度と現場の両方から考えたこと。
51歳から大学で保育を学び直している今だからこそ見えること。
そして、現在働いている児童館で、子どもたちと関わりながら感じていること。
このnoteでは、そんな「保育の教科書には書いていない、子育て支援の話」を、少しずつ書いていきます。
正解を教えるのではなく、
「子育て支援って、こういうことなのかもしれない」
と、一緒に考えてもらえるような場所にできたらと思っています。
子どもを育てる人にも。
子どもに関わる仕事をしている人にも。
これから保育や子育て支援の仕事をしてみたい人にも。
そして、かつて子育てをしていた私たちにも。
現場で見てきたこと、感じてきたことを、飾らずに書いていきます。
