日帰り「鉄旅」・海鮮と太平洋・ひたちなか海浜鉄道【茨城&東京・旅の記録②】
夫の赴任先・茨城県ひたちなか市へ2泊3日の小旅行。
2日目は、JR勝田駅を起点に走るローカル線
「ひたちなか海浜鉄道」に乗って、沿線を巡ってきた。
「鉄オタ」ではないけれど
鉄道は乗るのも見るのも大好き。
乗り放題の一日乗車券を買って
ワクワクしながら一両編成のかわいらしい車両に乗り込んだ。

第三セクター方式の運行で、勝田駅から阿字ヶ浦駅までの計11駅14.3kmを走る
座席は地下鉄などと同じロングシート。
車内は若いカップル、一眼レフカメラを抱えたおじさん、親子連れなど。
満席ではないけれど、そこそこ賑やかだ。
発車の合図でスーッと動き始めた列車。
市街地を抜け、田んぼの中を走り、短い鉄橋を渡り、陸橋をくぐる。
次々と移り変わる車窓の風景が新鮮で、
右見たり左見たり、景色を見るのに忙しい。
15分ほどキョロっているうちに
最初の目的地・那珂湊駅(なかみなとえき)に到着。
早速、目的地の「那珂湊おさかな市場」へ向かった。

「駅ネコ」ミニさむちゃんが住んでいるらしいけれど残念ながら会えず
待合室で街案内マップと 提携店のサービスが受けられるという「乗車証明書」がもらえた
市場までは徒歩10分ほど。
メインストリートから脇道へ入り
洋品店や稲荷神社、靴屋などがポツポツ並ぶ通りを歩く。
江戸時代から商港として栄えていたという那珂湊。
海を見下ろす丘の上には、黄門様が建てた水戸藩の別邸もあったのだそう。
昔はもっと賑やかな商店街だったのかもしれない。
でも今は日曜というのに私たち以外歩いている人は見当たらない。
シンと静まり返っているけど、レトロな建物もたくさんあっていい雰囲気。
建物をリノベーションしてカフェでもやったらいいかも…なんて
思ったりもするけど、ま、世の中そんなに甘くないだろうな。
静かな通りを抜け、急に人が増えたと思ったら、そこが市場の入り口。
ちょうどお昼前の時間で、市場の中は人、ひと、ヒト!
お祭りみたいに人でごった返している。
海鮮焼きの露店も回転寿司店も行列。
魚屋さんはもちろん、メロンが山積みになった青果店まで大賑わい。
市場でランチをとる予定にしていたので
人混みをかき分けて、鮮魚店2階のレストランになんとか入り込んだ。

どのお刺身も新鮮でおいしかった〜
駅で受け取った「乗車証明書」を見せると食事代が3%オフになった



サツマイモチップでソフトクリームをすくって食べるスタイル
芋の風味たっぷりでおいしかった〜
(駅近く、市場外のお店)
食事を済ませ、賑やかな市場を後にして那珂湊駅に戻る。
再び列車に乗り、次は終点「阿字ヶ浦駅(あじがうら)」へ。
目的地は駅近くにある「ほしいも神社」だ。
「ほしいも神社って何?」って思う人も多いだろうけど、
ひたちなか市は干し芋の生産量が日本一。
そのことにちなんで、できた神社らしい。
途中の車窓からは、さつまいも畑が広がってるのが見える。
サツマイモも干し芋も大好きなので
畑を見ただけでテンション上がってくる。
那珂湊駅からは10分ちょっとで阿字ヶ浦駅に到着。

引退した車両「キハ222」が御神体という珍しい神社
53年間も無事故で活躍した車両にちなみ「長寿」「安全」などのご利益があるのだそう
レールで作った鳥居もユニーク
目的地の「ほしいも神社」は駅から歩いてすぐ。
神社らしく大きな木がこんもりと茂った敷地に入ると
目に飛び込んできたのは、ずらりと並んだ金色の鳥居。
神々しく輝く金色を見ているだけで
なんだかご利益がありそうだ。

ご利益は「干し芋=ほしいもの」が手に入ること
ミドル50代のほしいもの「長く続く健康」を祈願

チラッとのぞいてみると、「素敵な彼氏」「お金」など、
欲望うずまくお願いごとが並んでいた
ほしいも神社で熱く祈願した後は、
神社から見下ろす「阿字ヶ浦海岸」まで行ってみた。
ザザザザザーッ、ザッパーン!
ザザザザザーッ、ザッパーン!
薄曇りの下、遠くからうねりが押し寄せる太平洋は
波の迫力がすごい!
うわ〜、広い!
でも、ちょっと怖い…!
有明海か東シナ海しか知らない九州人なので、
太平洋を見た感想はこんな感じ。
映画好きとしては東映の波飛沫オープニングを思い出した。

ロマンある〜
帰りも鉄道を利用。
行きも同じ列車だったカップルとでくわし
イチャイチャする様子を眺めているうちに
(彼の二の腕を触って「筋肉すご〜い」など)
勝田駅に無事帰り着いた。
丸一日かけた「鉄旅」。
見るものすべて新鮮で、
美味しいもの食べて、自然と触れ合って夫も私も大満足。
一番良かったのは、二人でゆっくり同じ時間を過ごせたこと。
「鉄旅」だからこそ、移動中もおしゃべりできる。
同じ景色を眺め、一緒に笑う。
“一緒に過ごす”って大事だな…としみじみ。
これで、2泊3日の旅も、残すところあと1日。
翌日の東京旅に備えて、早めに眠りについた。
(茨城&東京の旅・次回へ続く……)
