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なぜ仕事に没頭すると男は輝き女は消耗するのか?仕事が忙しすぎて女子力が消えた週に考えた外資リアルと女の性(さが)

忙しすぎた週のあと、鏡の前で気づく…ちゃんと頑張ったはずなのにちょっと悲しい女子の現実


仕事がどつぼにはまる。


仕事に忙殺されすぎて、
ネイルが欠けていることにも気づかない。


仕事に振り回されて、
髪の毛がパサついて、
ふと鏡を見た瞬間に、
ショックを受ける。


肌は荒れて、
毛穴が目立つ。

目の下には、
打ち身みたいなクマ。

その欠けた女子力にはっとして、
眠い目がショックを受けながら、
やっとたどり着いた週末


土曜日の朝。


ぼんやりした頭のまま鏡を見て、


「あ…」と気づく。


そう、仕事が忙しすぎて、
何をしていたのか、
正直あまり覚えていないくらい、
ただただ仕事に追われて終わった一週間。

でも、確実に忙しかったし、
ちゃんと戦っていたことだけは確か。


あの何とも言えない、脱力感と、
徐々に気づき始める、
「女子」からこぼれ落ちている
自分自身の身なり。


やりきった感
乗り切ったという実感もある。


でもその代わりに残るのは、
むくんだ脚と
たるんだ目元と
輝きを失った肌。


どこか、戦い終えたあとの
“疲れた羽”みたいな自分。
“帰還した戦士”みたいな自分。


達成感と、そして虚脱感。


それを自画自賛できても、
男性化したような自分に気づき、
どうしてあれほど女子は
打ちのめされるのか。

ああ、今週の私は、どこかに“女子”を置いてきた。



充実感はあるが、そのダメージで同時に、
「あれ、私こんなだったっけ」と、
自分の姿に失望する。

そして、この問いを、何度も考えてきた。

どうして、仕事に没頭すると、
男は輝いて見えて、
女は“女性らしさ”を失っていくように感じるんだろうか。




沼った理由


今週、アメリカから大ボスの一人がやってきた。


外資系あるあるだけれど、
本社の人間が来るということは、
手土産”を用意しなければいけないということ。

もちろん、間違っても、
食べ物じゃない(笑)

重要案件の進捗。
問題と課題。
次の一手としてのプラン。



そして、ローカルにいるからこそ見える
温度感や内情、実情の裏側。

彼らがアメリカ本社に持ち帰って、
“自分の成果”として語れる、
ネタや手柄になる

材料を渡さなければならない。

言い換えれば、

これ、俺が拾ってきたんだ」と言える材料だ

これはある意味、暗黙の了解だ。

付け加えると、
素晴らしい、明るい話だけじゃ足りない。
むしろ、まだ整っていない部分や、
現場のリアルこそが価値になる。

例えば、
人の動き。
仕事の流れ。
チーム間の派閥など。

相手を見抜き、どれだけ彼らの
利益になるような形で渡せるか。


それで、これからの彼らも、
わたしの立場も変わる。


そういう外資のリアル…


ただ仕事がよくできる、だけでは足りない。


利益と、バランスのある忠誠心。
潜在的手柄と、静かにそっとアピールする
あなたの存在価値。


それが、彼らからが良しとする
"Good job!"なのだ。




短期集中・超高密度ウィーク



そういう本社の人間がやってくるときの
数日間の密度は、異常に濃い。

ミーティング、ミーティング、またミーティング。吹き荒れるミーティングの嵐。



彼らは一週間ほどしかいないので、
色々なことが、数日に圧縮される。

ふと横を見ると、男性陣はどこか楽しそうだ。

こういう時って、


おれ、このミッションを背負ってきたんだぜ

みたいな顔で、
キラキラしている。

その横で、
準備した手土産情報をたんまりと差出す。


ただ、嵐のようなミーティングの狭間で、
一方で、こちらはというと、



前から予定していたランチの予定は取りやめ、
ヨガのレッスンは、来週に持ち越し、



忙しすぎて、食料品の買い物は忘れ、

家に帰れば、
夜は夕食のあと、
またミーティング
(通常業務はこういう時全て停まるので、
空き時間にするしかないからだ)



ゆっくりお風呂には入る気にもならず、
PCにかじりつき、気づけば、メイク落としもいつもより雑になる。



いつもよりエネルギーが早く切れるので、
普段は食べない甘い夜食にまで手を出す始末。

翌朝はというと、
そんな間食のせいで、
むくみとパサついた髪にため息をつきながら、
でも保湿不足の肌の上にまた、メイクをする。



朝、オフィスに出向く直前、

「あ、忘れ物」

一度鍵をかけた玄関ドアを開けて、
忘れ物を取っている間に、
エレベーターを逃して、
そのままバタバタと会社へ直行。


オフィスに到着すれば、
飲みたくないコーヒーを周りに流されるように、
飲み、また、ミーティングの席につく。


気づけば、今週同じトピックについての3回目のミーティングだ。



そして、疲れて、やっと、金曜日。

くたくたになった身体を引きずって、
いつ予約を入れたのかも覚えていない
いつものマッサージ院に滑り込む。

ベッドに横になった瞬間、意識が落ちて、


2時間、爆睡した後、なんとなく生き返った。


やっと、週末だった。


そんなもうろうとする意識のなかで
ふと思い出したこの問い。
何度も考えてきたこの問い。

どうして、仕事に没頭すると、男は輝いて見えるのに、女は“削られていく”感覚になるのか。


どうして仕事ばかりになると、男は輝くのに、女は男性化して女子力を失うのか。




失う女子力と輝く男性陣


この問いは、もう長いこと自分の中で問いかけてきた。

けれど、決定的な答えは、いまだない。


たぶんそれは、理由がひとつではないからだと思う。いくつもの要因が、重なり合っている。

まずは、やっぱり、決定的な体力の差である。
単純な話だけれど、これは無視できない。

そんな体力弱者の女性は、
ただでさえ消耗する日々の中で、



いつもと違う予定や負荷がかかると、
そこに加えて、美容やコンディションを保つための時間とエネルギーも、どこかで捻出しなければいけない。

その分、頭も体もフル回転になって、
気づかないうちに、消耗が一気に積み重なっていく。



次に、ホルモンバランスの問題。
女性は、生理的なリズムやホルモンの影響を受けやすい。

そこに、今回のような大量のミーティング、長時間の拘束、強いストレスといった環境が重なると、バランスは簡単に崩れてしまう。


自分ではコントロールしきれない領域で、
コンディションに影響がでる。

更には、


女性は、ひとつのことだけでなく、複数のことを同時に整えようとする性質がある。


複数のことを同時並行させるため、仕事だけでなく、見た目や生活、心の状態も含めて、
全体をバランスよく保とうとする。


だからこそ、仕事だけに集中しすぎると、
それ以外の部分が崩れていくことに、
より敏感になる。

整っていたものが崩れること自体が、
そのままストレスにつながる。




そして、もうひとつ。

そもそも社会や会社の構造そのものが、長い時間をかけて「男性を前提」に設計されてきたという背景。

働き方のリズムも、評価のされ方も、
どこか“男性的な強さ”を前提にしている。

さらに言えば、
競争や出世へ、権力への欲求の違い

テストステロン(男性ホルモン)が生み出す、
あのまっすぐな集中力と高揚感。
競争心や、前に進むためのエネルギー。


縄張りの本能のようなものも含めて、
それは確かに、仕事を“楽しいもの”に変える力を持っている。


そしてその欲求は、成功や富、社会的ステータスを獲得するためのエネルギー源として、強い推進力になる



今回、出張してきたアメリカ本社の男性陣たちも
まさにそうだった。

手土産を渡したあとの、あの輝き。
次に向かうエネルギー、勢い。


エネルギーが、迷いなく、
前へ前へと向かっている。


その姿は、面白いほど“象徴的”で、とてもわかりやすかった。

そして、正直に言えば、少し、羨ましくもある。

そんな彼らを横目で見ながら、ふと思った。

ああ、私は(女は)たぶん、違う燃料で動いている。

同じ「仕事」に向かっていても、どこかでエネルギーの使い方が違う。

だからなのか、今週は、


わたしは、なぜか無性に、
思いっきり甘いケーキをたべ、
桜色の服を着て、
エステに行って、ただゆっくりと過ごす


そんな週末の瞬間が待ち遠しくてならなかった。

自分を取り戻していく、
あの週末の感覚。


女子とは面倒くさいものだ。

仕事に向かっていく強さも、
自分をやわらかく整える時間も、
どちらもあって、はじめて“自分”でいられる。

そして結局、その両方を欲してしまう。

そんな繰り返しの中で、

女は女らしく、自分なりの仕事とのバランスを、見つけていくのである。

自分なりの心地よいバランスを探し続けている。

いや、女は女らしく、というよりも、

自分らしくいられる場所を、
仕事の中でも、日常の中でも、
少しずつ見つけていってる


でも、きっとそれでいいのだと思う。


ただ、こういう微妙で、説明しづらくて、でも確実に存在する"女のめんどくさい部分”を理解しないまま、


家庭で向き合ったり、仕事で密に頭を突き合わせることになると、


まあ、当然のように、すれ違いは起きるし、
じわじわとイライラも積み上がっていく。


「なんでそんなことで?」と思う側と、
「なんでわからないの?」と思う側。


どちらも、わりと本気なのだ。


どうでしょう。

そんな“夫君”に、心の中で小さくため息をついたこと、一度くらいはあるのではないでしょうか。

そしてきっと逆に、

“ちょっとめんどくさい女性陣”に、
同じようにため息をついた男性陣も、
少なくないはず笑。


こんな時、子供の頃の初恋の一休さんに
宥めてもらいたくなる。


慌てない、慌てない

一休み、一休み…



素敵な一日をお過ごしください!

お立ち寄りいただきありがとうございます♪


チャットくんに作ってもらった漫画バージョン🤭
本物の漫画にしたら結構リアルかも…




【プロフィール】

じゅり|キャリアエッセイスト(みたいなのやってます)

外資系企業で20年以上、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど複数の国を行き来しながら働いてきました。


キャリアの焦り、比較、燃え尽き、キャリアブレイクを経験するなかで、「正解を急がなくても、キャリアは育っていく」という実感にたどり着きました。

海外での仕事や暮らしのリアル、外資のキャリア、そして人生の後半で見えてくる働き方のことを、エッセイとして綴っています。

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ヨーロッパ、アメリカ、英国に留学。

現在シンガポール。

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