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サラリーマンって結局何なんだ?リストラが当たり前になった時代に考える人口比率から見る一般論と当たり前の本質


サラリーマンって、一体なんなんだ。

ここ数年、そして今もなお、
外資系企業では静かに、
時に激しく、リストラの嵐が吹き荒れる。


会社に尽くしてきた人が、
ある日突然会社を去ることになる。


そんな光景を何度も見ているうちに
ある思いが抑えられなくなった。


結局、サラリーマンって、一体なんなんだろう。


会社や業界、景気に人生を
左右されながら働くということは、
どういうことなのか、を
もう一度しっかり考えたくなった。


海外では「サラリーマン」という
日本独特の言葉は使われないが、


「会社に雇われて働く人」という意味では、
同じような存在は世界中にいる。


だからこそ気になった。

日本や世界には、一体どれくらいの"サラリーマン"がいるのだろう。


調べたのは、そんな疑問からだった。


サラリーマンと言われる人の数


専門職であっても
外資系であっても
会社に雇われている限りは会社員=サラリーマンであることに変わりはない。


「次は誰が対象になるのか」
「自分は大丈夫なのか」と不安の声を聞くたびに、数字から現実を見てみようと思った。


国際労働機関(ILO)などの統計を見ると、
雇用されて働く人=給与所得者(以下雇われてる公務員も含む)が就業者の7~9割以上を占める国は実は、いや、やっぱり
次のような先進国なのだ。

  • 日本

  • ドイツ

  • フランス

  • イギリス

  • オランダ

  • スウェーデン

  • デンマーク

  • ノルウェー

  • フィンランド

  • アメリカ

  • カナダ

  • オーストラリア

  • ニュージーランド


予想どおりと言えばその通りだったが、
改めて実感するものがある。


世界全体でみると
給与所得者=会社員は就業者全体の約46.7%

ところが先進国では、その割合は90%を超える国がほとんどだということ。

例えば、

  • 日本:約90.9%

  • ドイツ:約91.9%

  • アメリカ:約91.1%(2025年推計)

一方で、

  • 中国:約62.3%

  • インド:約25.1%

と、大きな差がある。



意外だったのは北欧だ。
自営業率は10%前後と低く、
多くの人が会社員として働いている。


人口の規模が少ない
産業が育ちにくいこと
寒すぎる気候などを考えると、


スウェーデンで暮らしていた頃の
記憶とも重なり、
「なるほど」と妙に納得した。


サラリーマンが少ない国


しかし、自営業や家族経営、
小規模ビジネスが一般的な国も多い。


代表的なのは、

  • インド

  • インドネシア

  • フィリピン

  • ベトナム

  • バングラデシュ

  • ナイジェリア

  • ケニア

  • パキスタン

  • エジプト

  • 多くの中南米諸国


こうした国では、屋台や商店、農業、
個人事業などが経済を支え、
「会社員」はむしろ限られた存在。

インドでは、会社員が人口に占める割合は約25%だけ。ここにはインドのカースト制度も深く絡んでいるかもしれない。


言うまでもなく、
働くことのスタンダードそのものが、
日本とはまったく違うということだ。


小国シンガポールはどうなのか?


シンガポールも、日本と同じように
大企業や多国籍企業、政府系企業で働く人が多く
会社員社会と言える。

ただ、日本と違うと感じるのは、
「会社員であり続けること」がゴールではない人が多いことだ。


副業、投資、起業、早期リタイア。

そうした話題をごく自然に口にする人が
多いのも事実で、「会社員→独立」「会社員+副業」という選択肢が割と存在している。


例えば、ブランドのある企業で経験を積み、
市場価値を高めたら次へ進む。

そんな考え方を持つ人も少なくない。

日本ほど「一生会社員」という空気は
強くないのかと日常的にも時々感じる。


なかなか興味深い
サラリーマン分布地図

やっぱり日本はサラリーマン社会



改めて数字を見ると、
日本はかなり特殊な「会社員社会」なのだと思う。


私たちは「働く=会社に勤める」という感覚を、
ごく自然に持っている。


高度経済成長期以降、
「中流階級」と呼ばれる人たちが
社会の大多数を占め、
会社員として働くことが基本になってきた。


でも世界全体を見ると、
それは決して当たり前ではない。

自分で店を持つ
家族で商売をする
フリーランスで働く
小さな会社を経営する


そうした働き方が普通の国は、
実は数多く存在する。

「就職すること」が人生のゴールになるという価値観は、日本、韓国、台湾、そして欧米など、
雇用中心の経済が発達した国=先進国に特徴的だということは上記からみても明らかだ。


あらためてかんがえたこと


だからこそ、上のデータを見ながら
あらためて認識した。

サラリーマンとは、
巨大な経済を支える仕組みそのものなのだと。


企業が利益を生み、
その利益が国を豊かにし、
その豊かさが社会を支える。


その土台が、多くの会社員たちということだ。


だから私は、サラリーマンという働き方を
否定したいわけでは決してない。


わたしもその一員だ。


その仕組みの中でしか得られない経験や成長、
安定があることも知っている。


ただ、一つだけ忘れてはいけないことがある。


もう誰もが認識していること
でもやっぱりこれなんだ
ここに戻ってくる


「会社の歯車になることと、
自分の人生の主役でいることは、
同じではない」


会社という大きな仕組みの中で
力を発揮することも一つの生き方。

その経験を糧に
自分自身の道を切り拓いていくことも
一つの生き方。

どちらが正しいという話ではない。

大切なのは、
自分が今どこにいて、
何を大切にし、
どこへ向かいたいのかを、
自分自身で問い続けることなのだと思う。


会社は人生のすべてではない。

でも、人生の大切な一部にはなり得る。


だからこそ、その環境に流されるだけではなく、
時には少し距離を置いて、
自分の人生を俯瞰してみる。

その視点を持ち続けられる人ほど、
会社・組織という歯車の中にいても、
自分自身の軸を失わずに歩いていけるのではないだろうか。


だから迷うのも当たり前なのだ。
立ち止まるのも当たり前なのだ。


そんなことを
このリストラの嵐が一向にやまない、
外資という世界にいながらまた考えている。


結局のところ、


人生を動かしているのは、
会社ではなく、
自分自身なのだと強く再認識しながら…


お読みいただきありがとうございます。
いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございます♪


シンガポールより綴っています。


[プロフィール

じゅり|キャリアエッセイスト

20年以上、外資系企業で働きながら、ヨーロッパ、アジアなど行き来してきました。

何度も迷い、立ち止まり、燃え尽き、人生の方向を見失った時期もありました。

転職を重ねたことも、海外で暮らしたことも、決して「成功体験」と簡単に言えるものではありません。

むしろ、「どう生きたいのか」「何を大切に働くのか」を何度も問い直してました。

このnoteもそんな思いから書いています。

大切にしているのは、自分で人生の舵を握り続けること。

読んだあとに、「少し視界が広がった」「また前を向いてみよう」と思っていただけたら、それ以上に嬉しいことはありません。

あなたがあなたらしい人生を歩くための、小さなきっかけになれますように。

迷いを、あなたらしい人生のデザインへ。
この場所が、その第一歩になりますように。

姉妹版ー海外専門NOTEもやってます。

どうぞ宜しくお願いします


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