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ZINEフェス東京の初出店でわかったこと(反省文)

2026.7.11(土)開催の「ZINEフェス東京」に、エッセイ合同誌『みんなでつくるエッセイのZINE 茅ヶ崎&はじめてのZINE作り』のvol.1を持って出店してきました。

直近では文学フリマと地方ZINEフェス(横浜/茅ヶ崎)に出店しておりまして、今回は初の「ZINEフェス東京」出店となりました。
結果として、出店しなきゃわからなかったZINEフェス東京ならではの「重要な戦略」の必要性を知ることができ、とても勉強になりました。

そんな中、当ブースにもたくさんの方に立ち寄っていただきましたこと、厚く御礼申し上げます。



出店者のみなさまが、おしゃれすぎる!

私はどちらかというと「おしゃれめさるな」部族なので、文学フリマの「モノを書く中年オタク」が溶け込める雰囲気や、地方ZINEフェスの「片田舎感」がしっくりときます。

駄菓子菓子。
ZINEフェス東京は、出店者のみなさまがおしゃれすぎる

浅草名物「金のうんこ」を撮影してハシャいでいる場合ではなかったのです。
もっと、こう、「ZINEはおしゃれなもの」(≒ナウくてヤング)という精神が必要でした。

浅草駅を出て会場へ向かうときに見えるサントリービルのオブジェ


おしゃれすぎるZINEフェス東京の出店者傾向を詳しく説明する 

会場内にはおしゃれビームが炸裂し、まぶしい限りです。
具体的にはこんな方が多かったのです。

  • アーティスト&クリエイター傾向が強い

  • ZINEは「表現媒体の一種」であり、場合によってはただの添え物

  • 自己表現力 / 自己プロデュース力をブースで遺憾なく発揮している

言うなれば、「小規模なデザフェス」(デザインフェスタ=アジア最大級の国際的なアートイベント)、コミティアのおしゃれ物販メインゾーン、ハンドメイドマルシェ、クリエイターズマーケット etc…といった雰囲気。

こういった方々の構成比がZINEフェス東京では多くいらっしゃいました。
ZINEカルチャーのうち、もっとも世に広まる火付け役となった要素である「おしゃれ度の高い媒体」という姿が、全面に押し出されております。

※文学フリマやコミティアに出ている、いわゆる「一次創作の文芸同人誌」の方々も、もちろんいます。
 いますけれど、私にはZINEフェス東京会場のおしゃれ偏差値が高すぎて……。ええ、私を含めた一次創作文芸同人誌界隈は少なからずダンゴムシ属性なので。


重要事項】おしゃれじゃないと、浮く

結論として、出店のトータルプロデュースがおしゃれ度高くないと、会場で浮いてしまいます(ある意味では、沈んで・沈没)。
おしゃれだと「そうそう、ZINEってこうよね!」という、会場全体のキラキラとした雰囲気にマッチできます。

会場全体のおしゃれっぷりを偏差値で例えるなら、このくらい。

  • ZINEフェス東京:60

  • 地方ZINEフェス:50

  • 文学フリマ東京:40


おしゃれではない例)

今回も当方のブースは、安定の一次創作文芸同人誌ブースでした。
これは、おしゃれではないブースの例となります。
ちなみに私自身もおしゃれではないッ!

よしんば私のおしゃれ強度がウォーズマン級の「100万パワー」だったとしても、ZINEフェス東京は圧倒的な「1000万パワー」でバッファローマン級です。(キン肉マンでいうなれば)


「おしゃれ」ってなんなのよ……

ここまで読み進めてくださった方は、「おしゃれめさるんじゃねぇぇぇ!」と、その辺の草を引っこ抜いて地面に叩きつけたくなると思います。
私も「おしゃれしろ」とか言われたら、土塊を投げつけたくなります。

ただ、出店のトータルプロデュースとして、事実なのです。

出店者がアーティストやクリエイターであり、
同時にプロデューサーであり、
タレント要素も必要であるという気概を持っている。

アーティストとして制作実績が豊富な方も、作品がひとつしかない方も、それぞれが自らの制作物をものすごい熱量で推している。
ブースの設営にも運営にも、しっかりとその精神が現れている。

出店が、まさに「店(ストア)」の作り込みです。
イニシエからの同人誌即売会的なノリとは、一線を画しています。


ZINEフェス東京の対策をしたい方へ

ここまで「おしゃれ」「おしゃれ」と連呼してまいりましたが、「具体的にどういう系にしたらいいのか?」と問われれば。

私からはデザフェスなんかの視察をしたほうがいい」という回答になります。

ZINEフェス東京を視察しても、ZINEフェス東京で集客できるトータルプロデュース力を実現するのは、極めて困難だからです。

ZINEフェス東京の会場内には、「おしゃれブース」から「文学フリマ・同人誌即売会でおなじみのブース」までが入り乱れて存在します。
さまざまな雰囲気のブースが混ざり合っているため、ZINEフェス東京で視察をしても、
「ああ、こういう設営でいいんだ!」
という自分にとって都合の良いインフォメーションしか目に入らないと思います。私も1月に視察していて、結果としてそうなりました。

しかしながら、実際に出店して丸一日をZINEフェス東京の会場に滞在しないと、集客の実態はわからないのです。

ZINEフェス東京で売れているブースは、総じてトータルプロデュース能力が高い。
文芸誌であっても、同人誌即売会とはちがう「おしゃれパワー」のあるブースが売れているのです。


残酷な話

世知辛いことを言うと、この傾向はZINEフェス東京に限らず、多くのイベントで超加速して現場が変わっていくと予想されます。

おしゃれじゃないと、売れない。
トータルプロデュース能力が高くないと、手に取ってもらえない。

すでに文学フリマでも「昔ながらの同人誌即売会」として「今まで通りにやっていきたい」と考えている人から、不満が出ています。

つい数年前までは、本の制作というものは、非常に労力を要するものでした。
普通の人たちが「おしゃれ」などのキラキラとしたまばゆいものに費やしてきた時間と脳のリソースを、すべて本づくりに費やさないと実現できないものだったのです。

しかし、世の中のテクノロジーは進化してしまいました。
本の制作という行為に、そこまでの時間と脳のリソースは必要なくなったのです。
おしゃれでトータルプロデュース能力の高い人も、そうでない人も、簡単に本を出せる「おしゃれ弱肉強食の時代」になってしまいました。

そう表現しても過言ではないと思います。


おわりに

なお、当ブースではメインの一冊がおしゃれだったので、事なきを得ました。お立ち寄りいただいたみなさま、本当にありがとうございました!

自ブースの他の本はともかく、『みんなでつくるエッセイのZINE』だけは表紙も企画内容もおしゃれだったので、一日を乗り切れたのです。
表紙の写真は、プロの作品を使わせていただいております。

透明標本制作/湘南エコアーツ
撮影/nommy465

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告知)ZINE合同誌第2弾に関連してオンラインイベントを実施します

「ZINEを作りたいけれど、ひとりで作るのはちょっと……」という方でも参加できる『みんなでつくるエッセイのZINE』第2弾の参加者を募集中です。(2026.8.31まで)

関連して、「作文やエッセイというものを書く自信がない!」という初心者の方向けのオンライン講座を開催します。
こちらはPeatixで募集している有料イベントです。

ご興味ありましたらどうぞ。


🗓イベント出店予定

9/13(日)  文学フリマ大阪
10/12(月㊗️) 湘南よみもの市【希望】
11/8(日)  文学フリマ東京
11/21(土)  ZINEフェス茅ヶ崎
1/16(土)  ZINEフェス横浜
みんなでつくるエッセイのZINEをいろんなところに持っていくため奮闘中です🐟️


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