『鳥貴族』はお財布にも体にもいいサードプレイス
若い頃、仲間との「安くてうまい」を求めて足繁く通った居酒屋。
何より財布に優しくてありがたかった。でも今、大人になった目で見ると、その価値は「リーズナブル」だけじゃないと思うように。
特に好きな居酒屋は鳥貴族。
だって、鶏肉も野菜もお米も、スパイスもたれも、すべて国産100%
この安心感は、忙しく働く若手世代から我々ミドル世代にも、ありがたい。

実は、私が鳥貴族を知ったのは、2018年にテレビ朝日『激レアさんを連れてきた。』で放送された、世界的バイオリニスト・鷲見(すみ)さんの知られざる物語。
彼女は由緒ある名門・鷲見家の出身で、ジュリアードやカーネギーホールでも名を馳せた演奏家。
そんなバイオリニストであるにもかかわらず、ある日「鳥貴族」を、本気で「貴族が集まるサロン」だと勘違いして面接に。
でも、その勘違いにもかかわらず、彼女はバイトとして働き出す。「なぜなら、自分で決めたことだから」その強さに感動。
昼間はクラシックの舞台、午後にはトリキスト(焼き鳥仕込みのスタッフ)として裏方をこなす二足のわらじ。
富裕層すぎて、お母様も焼き鳥なるものを知らなかったそう。
9カ月勤めて、カットから串刺しにレベルアップ。
バイオリニストは指先命で、退職することに。しかし、鶏肉を触ってたおかげで指先が鍛えられ演奏にも活かせるようになったそう。
音楽家としての新しい感性も得たかもしれない。
知らないところにも踏み出すこと、勇気を教えてもらった。

癒やしとは特別なものを求めるのじゃなく、何気ない日常の中で「ちゃんと安心できる居場所」に身を置くこと。
若手世代がわんさか飲んでる鳥貴族。
狭いながらも考え抜かれた無駄のない席。
1プライスでお会計がわかりやすい。
NET社会で悩みも多く、孤独から病みやすいとも聞くから、仲間と語り合って発散してほしい、と隣人男子が語り合うのを見て勝手にいいね👍してた我々。

みんなで広い席で、ワイワイ飲んでもいいし、語っても。
端っこの狭い席で、一人でYouTube鑑賞や、ライン飲み会もできる。

お財布にも体にも優しい居酒屋サードプレイス。
ただの安い居酒屋以上の価値があると思うんですよね。
