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クラウス・ノミにハマった 〜死後40年、日本人を虜にする「宇宙人」の存在〜

小松菜です。

2025年もいよいよ残りわずかですね。
毎年なにかできるわけでもなく「あぁ〜今年終わる〜💦あぁ⋯終わった⋯⋯」が定型の流れですが、今年はこうやって発信の手段があるので、記憶を少しずつ形にしていきたいなと。

今年は、クラウス・ノミというとてつもなく鮮烈な存在に出会いました。

出会い

8月のある日、実家でスマホ片手にソファでぼーっとしていたら、急に父が「最近クラウス・ノミにハマってんだよね」とか言い出した。

誰?

聞いたこともない、歌手?バンド?芸人?それともYouTuber?どこの国の人?てか人間?

好奇心旺盛な私は調べずにはいられません。
「ク、クラウス?ノミ、⋯ノミ?」

クラウス・ノミ - Google検索結果(当時とは相違あり)

あまりに衝撃的なビジュアルの人がでてきました。

え何、怖、え⋯?怖⋯⋯

何者なのか

父からの情報によると、
・エイズで早世
・オペラ歌手でパティシエ
・デヴィッド・ボウイに認められ世にでてきた

(学生時代から音楽が好きな父もヴィジュアルしか見たことがなく、急にYouTubeのおすすめにでてきた、と)

などの強烈すぎる情報が頭の中に残り、その晩、改めて詳しく調べてみることに。

クラウス・ノミ(1944〜1983)は、アメリカ・ニューヨークで活躍した歌手。異星人を思わせる奇抜なファッションと、男性で有りながら女声の音域、声色で歌唱するカウンター・テナー的パフォーマンスで注目された。

クラウス・ノミ (くらうすのみ)とは【ピクシブ百科事典】

ここでは詳細は割愛いたします。

そして、こちらの「ゆっくり解説動画」が伸びたことによって日本での認知が一気に広がったっぽい。
命日(8月6日)の時期が関係してるのか不明だが、父と同様に「急におすすめにでてきてハマってしまった」人が多かったようです。

気付けば、私はノミの動画に釘付けになっていました。

次の日も、また次の日も⋯

それからというもの、毎晩のように、
「さて、今日もノミの動画観るか⋯」となっている自分がいました。
自分の意思というよりかは、何かに突き動かされるように⋯

比較的私の「怖いもの見たさ」成分が強めの性格も影響しているかもしれません。
特に「Lightning Strikes」のMVは、あまりにも中毒性が強すぎた⋯

サブスクでアルバムを聴きながらドライブしたりもしましたが、やっぱりビジュアルがないと、寂しい。

第一印象の「怖さ」は、いつしか「かっけ〜」そして「かわいいね」という気持ちになっていきました。
完全に虜やんけ。

未知のジャンル「クラウス・ノミ」

ノミの音楽は、歌声のインパクトから一見「オペラ」「ニューウェイヴ」などとカテゴライズされがちですが、意外と骨格にゴリゴリのロック要素を感じます。
私自身、最初こそ前衛的な強烈さに圧倒されてばかりだったものの、聴いていくうちに、あの「ロックからしか得られないはずの気持ちよさ」に気づかされ、さらにハマっていきました。

ノミの曲では「After The Fall」が特にお気に入りです。
ベースラインとドラムのビート、合間合間のギターリフに”意外と素直なロック”を感じます。
そこに非現実的な歌声が乗っかって、浮いているのか地に足がついているのかわからない。
そんな不思議で「エモい」感覚が堪りません。

私はグラムロックとか詳しくないんですが、プラスチック衣装以外にも、そういった部分にボウイの影響があったりするのかな〜なんて想像もします。

日本人のDNAに刺さる要素

クラウス・ノミYouTube公式チャンネルが「日本語訳詞付きMV」をあげるほど、今年日本ではバズりました。
(それってすごくない?)

他の国でも、「ゆっくり動画」のように知られるきっかけがあれば、日本のようにバズるかもしれませんが⋯

ノミの何がそこまで私たち日本人の心を突き動かすのか。

音楽とビジュアルの中毒性は言わずもがなですが、私個人としては彼の「切なさ」や「儚さ」にあるのではないか?と。
彼がもうこの世にいない「悲しみ・寂しさ」と表裏一体の「美しさ」

もう一つ。
ステージ上では、人間味を感じないトリッキーな宇宙人。
しかしインタビューなど観てると、可愛らしくはにかんだり、大人しいシャイボーイのような人間らしい素顔が見え隠れします。
「あ、別に狂った人じゃないんだ」
「頑張って演じてるのかも?」
そんなギャップに、心の”守ってあげたいスイッチ”を押される人も多いのでは⋯

”死”が伝説を加速させるか

この世を去った人間が評価されていると、「もし長生きしていたらどうだったか」と考えます。
すでに解散したバンドが伝説扱いされるのと同じように。

そして逆に、音楽や芸術が多様化している現代だったら、個性的なノミも、ここまで評価はされないのだろうか?
売れ筋の音楽に埋もれ、結局「知る人ぞ知る」を繰り返してしまうだろうか⋯

それでも私はノミと同じ時代に生きてみたかったと強く思う。
新しいパフォーマンスを観てみたかった。

というかもっと早く知りたかった。
早く知ったところで私が生まれた時点ではもうノミは亡くなっているけど。

やり場のない切なさに、うろたえています。


ノミ、いつか地球に帰ってきてね。
たくさんの日本人がこの国で待ってるよ。


おまけ

こうしてバズる前から、ノミは多くの日本人に影響を与えていたらしい。

塩の魔人
ハライチ岩井さんと渡辺直美さんがTV番組で披露したネタ「醤油の魔人と塩の魔人」。
岩井さん扮する「塩の魔人」のビジュアルは、ノミのオマージュのようです。


藤井隆「ナンダカンダ」
こちらのMVで、藤井隆さんご本人が密かにノミのTシャツを着ているとの情報。

確かにそれっぽいですが、どの商品かまでは特定できず。(この曲相当昔だしな⋯)
平成のポップカルチャーにノミが潜んでいたなんてね〜

二階堂ふみさんがノミのニットバッグを愛用

ノミの大ファンとのこと。欲しい。


最後までお読みいただき心から感謝いたします。


両サイドで傘を回すノミがかわいいから見て。



こちらもぜひ。

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