摩利支天堂の本尊ご開帳 @ 京都妖怪探訪(598)

※元記事は 2018/01/29 に投稿。
どうも、こんにちは。
毎年1月10日は「十日戎(えびす)」。
また‘摩利支天堂’こと建仁寺・禅居庵の「初詣新年祭」の日でもあります。
今年の新年祭では、本尊である秘仏・摩利支天像が公開されました。
ところで、 本シリーズを読んできてくださった方ならお気付きかと思いますが、つい先日、シリーズ第593回でもとりあげたばかりですが。
今年(2019年、平成31年)は亥年である上、その摩利支天像はイノシシに乗っている姿であるので、今回紹介することにしました。
シリーズ前回の京都ゑびす神社から。

そこから、大和大路通りを挟んですぐ向かいに、摩利支天堂の西門があります。

その両脇を、狛犬ならぬ狛イノシシが守っています。




さて、ここで。
シリーズ過去記事の繰り返しになりますが、ここで‘摩利支天堂’禅居庵について解説を。
この摩利支天堂は、禅居庵という塔頭の一部です。
禅居庵とは、建仁寺第23世の大鑑禅師(1274-1339年)という高僧が晩年退隠したという塔頭寺院ですが、普段は非公開のようです。
摩利支天堂だけが、一般に開放されています。
金沢の宝泉寺(ほうせんじ)、上野アメ横の徳大寺と共にここは、「日本三大摩利支天」のひとつにあげられているそうです。
本堂と、本堂を守る狛イノシシ。



昨年まではどうだったかは未確認なのですが、今年の新年大祭では秘仏とされたこの寺の本尊・摩利支天像のご開帳がありました。
その為、本堂前には大勢の参拝者が列をなしています。


本堂奥に、その摩利支天像が祀られていました。
ただ、さすがに秘仏とされた本尊の撮影が許可されるはずもないので、その姿を直接ここにお届けすることはできません。
ただ、ここで授与されていました、摩利支天像の姿を写したお守りを入手しました。

七頭のイノシシの上に乗っている摩利支天の姿が描かれています。
その詳細はシリーズ第256回にも書いてありますが、摩利支天とは元々は陽炎(かげろう)を神格化した存在なのです。陽炎とは、「捉えられず、焼けず、濡らせず、傷付かない。隠形の身で常に疾行し、自在の通力を有す」とされる故に、武運などの神様として信仰され続けてきたようです。
ただ、何故イノシシを乗り物としているのかについては、今ひとつはっきりしていないようですが。


参拝を終えて摩利支天堂を後にします。
いつの日か、どなたかによって、摩利支天とイノシシとの関係について解明してくれることを密かに願いつつ(笑)。


今回はここまで。
また次回。
*‘摩利支天堂’禅居庵へのアクセス・周辺地図はこちら。
*‘摩利支天堂’禅居庵のHP
https://zenkyoan.jp/
*京都妖怪探訪シリーズのまとめページ
https://kyotoyokai.jp/
