宮戸島 大高森からの「壮観」な眺め。
大高森は、松島湾を一望出来る名所「松島四大観」の1つで、松島の形状を箱庭のように見られる事から「壮観」と言われているのだそうです。

松島湾の島々が海上に浮かび上がる
大高森のある奥松島は、賑やかな観光地の松島からは、ちょっと外れた静かな佇まいで、人とはめったに出会いません。
ただ、大高森は、絶景を目当てに、子供から若者からお年寄りやワンコまで、大勢が登って来るので、山道でよく人とすれ違い、挨拶を交わしたり出来て、ちょっと楽しくなります。

遥か彼方には薄っすらと蔵王連峰も見えます。
展望台からは、松島湾はもちろん、宮戸島の浜や野蒜海岸、遠くに牡鹿半島や金華山も望めます。360°の大絶景です。
みんな、くじけそうだったけどがんばって登ってよかったー、とおっしゃって写真を撮ったり撮ってあげたり、、、うん、絶景は良きかな。

ポイントでもあります。
ゆっくり9㌔走って来ました。
ここはかつて東日本大震災の被災地だった場所。この島に来て、走ったり歩いたりして、美しい海や森を散策するのは、とても心地よいのですが、かつて被災地だったことに思いを巡らせると、悲しい気持ちになります。
こんなに楽しんで良いのだろうか、と疑問に思ってしまう事もあります。

ある日、大高森に登って来られた年配女性に挨拶すると、野蒜在住だそうで、立ち話で色々お話ししてくださいました。
津波で亡くなってしまった友人もいるし、家も高台に移転してしまったけれど、大高森からの眺めが大好きで、時々登ってくるとのこと。
あの日は、いつも野蒜海岸に散歩に行く犬がガンとして動かなくて、ご主人は海岸に行けなくて、助かったのだそうです。
逆に一度避難した方が、犬を連れに家に戻って波に呑まれてしまったとも…。
大変な災害があり、悲しいことも沢山あったけれど、しっかり生きていかなければならないし、とても美しい所だから観に来てもらうと嬉しいの、とおっしゃっていただき、そうか、ワタシが来てもいいんだと…ちょっと救われた気がしました。

ワタシがこの奥松島の地に来るようになったのは、2023年からです。ここまで20㌔ちょっとの仙台市に住んでいても、震災の事があってなんだか近寄りがたい地だったのです。
しかし、ここの海の美しさ、潮騒の聞こえるトレイル、穏やかな空気が流れる地に、すっかり魅了されてしまいました。
ここに来ると、心と身体が開放感でいっぱいになって、とても嬉しくなるのです。
この世のすべてに感謝したくなります。

大きな災害を越えてなお、美しい海と森が存在し、そこにしっかり生きる人達がいる、ということが、感動です。
また、来るよー😊
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