食事を減らすと、いちばん先に減るのはたんぱく質です
先に断っておくと、これは商品の宣伝ではありません。ダイエットの話をするときに、いつも最初に言いたくなることを書きます。
食事の量を減らすと、三大栄養素のなかで、たんぱく質がいちばん先に削れます。
なぜ、たんぱく質から減るのか
糖質と脂質は、少ししか食べなくても、それなりの量が入ってきます。ごはんを半分にしても、パンを1枚にしても、油はドレッシングやおかずから入る。「量を減らす」ことの影響が出にくい栄養素なんですね。
たんぱく質は逆です。1食20gに届かせるには、それなりのボリュームを食べる必要があります。
鮭の切り身1切れ …… 約18g
卵1個 …… 約6g
豆腐半丁 …… 約10g
3つ食べて、ようやく34gです。食事の総量を2割減らすと、たんぱく質はそれ以上の比率で落ちます。おかずのほうが先に減るからです。
減らす方向のダイエットが、続きにくい理由
体を作り替える作業は、食べる量とは関係なく毎日進んでいます。材料が入ってこないあいだも、分解のほうは止まりません。
短期間で大きく体重が変わったあと、元の食事に戻すとすぐ戻ってしまう、という話をよく聞きます。厳しい制限は、そもそも続く形になっていないのだと思います。1ヶ月で何kg、というような目標を先に立てると、たいてい制限のほうが先に破綻します。
食べる順番の話
ダイエットの文脈でよく出てくる「食べる順番」ですが、これは魔法ではありません。時間差の話です。
満腹を感じるまでには、20〜30分ほどかかると言われています。お腹が満たされた感覚は、食べ終わったあとに追いかけてくるんですね。だから早食いだと、感覚が追いつく前に食べ終わってしまう。
汁物やスープを先に置いておくと、単純に食べるスピードが落ちます。順番そのものに特別な力があるというより、ペースが変わるほうの効果が大きいのではないかと個人的には思っています。
ここは正直に書きます
たんぱく質を摂ったから体重が落ちる、という話ではありません。食べすぎているなら、まず食べすぎを戻す。それ以上に確実な話は、たぶんありません。
たんぱく質の話が出てくるのは、その手前です。減らす方向に舵を切ったときに、いちばん減ってほしくないものが真っ先に減るという構造があるので、減らすなら何を残すかを先に決めておいたほうがいい、という話なんですね。
減らすものと、残すものを分ける。ダイエットの中身は、だいたいそれだけだと思っています。
