条件を決めたはずなのに。50代後半のマンション探し
マンション探しを始めたとき、自分なりに条件はかなりはっきりしているつもりでした。
通勤は1時間以内。
駅から徒歩10分くらい。
50㎡以上。
2LDK前後。
犬と暮らせること。
できれば築浅。
キッチンは今より広く。
1階は避けたい。
そして前回書いた通り、予算も決めました。
これだけ決めておけば、あとは条件に合うマンションを探せばいい。
……と思っていました。
条件は、どんどん変わりました
実際に探し始めると、条件に合う物件はなかなかありません。
駅から10分以内を、12〜13分まで広げてみる。
築年数も、きちんと管理されているならもう少し古くてもいいことにする。
広さも、「もう少し欲しい」と思ったり、「50㎡あれば十分かも」と思ったり。
そして、エリアもかなり広げました。
不動産サイトで見ていると良さそうなのに、実際に街を歩いてみると、
「何となく違うな」
と思うこともあります。
逆に、最初は候補にもしていなかった街なのに、
「ここ、意外と好きかも」
と思うこともありました。
マンションを探しているのか、住みたい街を探しているのか、だんだん分からなくなってきます。
一度は、都内を離れました
予算と希望条件を両立させようとすると、都内だけにこだわってはいられません。
都心の勤務先まで1時間以内で通えるなら、住所が東京である必要はない。
私はそう思っていました。
実際、都内を離れて探した時期もあります。
価格も少し現実的になるし、広さも取りやすい。
かなり気に入ったマンションも見つかりました。
娘も一緒に暮らすので、もちろん娘の意見も聞きました。
最初から、
「絶対に東京じゃなきゃ嫌」
と言われていたわけではありません。
ところが、いろいろな街やマンションを見るうちに、少しずつ見えてきました。
どうやら娘は、私が思っていた以上に、
「都内に住みたい」
らしい。
最初はうっすら見え隠れしていた程度だったのですが、最後の方になると、なかなかの存在感を放ち始めました(笑)。
私一人なら、気に入った都外のマンションに決めていたかもしれません。
購入するのは私です。
でも、しばらくは娘と犬との3人暮らし。
一緒に暮らす人が「本当は別の場所がいい」と思っている家を、わざわざ今から買うのも何だか違う。
そこで、また迷いました。
結局、何が譲れないのか
マンションを探し始めた頃は、条件を一つずつ〇✕で判断していたような気がします。
でも、何件も見ているうちに、数字だけでは決められないことが分かってきました。
駅から何分。
築何年。
何㎡。
もちろん大切です。
でも、
「ここで暮らしたいと思えるか」
も同じくらい大切でした。
そして、私だけではなく、一緒に暮らす娘にとっても。
そんなふうに条件を足したり引いたりしていた頃、都内に一つ、気になるマンションが出てきました。
希望にもかなり近い。
娘も気に入っている。
「ここ、いいんじゃない?」
と思いました。
ただし、大きな問題がありました。
まだリノベーション工事中で、完成予定は約3か月後。
その頃には、今のマンションの売却先はすでに決まっていました。
引き渡しの期限を考えると、間に合いません。
「これは無理だな」
一度は、諦めました。
ところが、このマンションが最終的に私たちの新しい家になります。
次回は、その前に。
今回のマンション探しで出会った、3人の不動産会社の担当者さんについて書こうと思います。
これがまた、三者三様でした。
