子どもの「好き」を、知っているつもりだった。
※この記事は、RISU Japan株式会社様より寝かしつけプロジェクター「Astrum」をご提供いただき、三兄弟と実際に使用した感想を書いています。
Astrumを見るとき、わが家では順番に「今日は何を見る?」を決めている。
長男、次男、三男、ママ、パパ。
その日の順番になった人が、好きなコンテンツを選ぶ。
最初は、そこまで深く考えていなかった。
子どもたちが好きなものを選んで、みんなで楽しめたらいい。
それくらいだった。
でも、何度か続けているうちに、意外なことに気づいた。
「好きなものを自分で選ばせる」と、私が知らなかった子どもたちの興味が見えてくるのだ。
三男は、分かりやすい。
ほぼ、永遠に「はたらくくるま」。
もしくは、うたのコンテンツに入っている英語の「きらきら星」。
本当に、ほぼこの二択だ。
「今日、何見る?」
と聞くまでもないくらい、迷わない。
はたらくくるま。
きらきら星。
昨日も見たよね、と思っても、二歳児にとってはそんなことは関係ないらしい。
好きなものは、何回だって好きなのだ。
最近では、寝る前の歯磨きでぐずっているときにも、
「きらきら星、見に行こっか」
と声をかけると、少しだけ気持ちを立て直せることがある。
もちろん、それで毎回すんなり歯を磨いてくれるわけではない。
それでも、ぐずぐずしていた気持ちを別の方向へ向ける、小さなきっかけにはなっている。
三男は、想像どおりだった。
でも、意外だったのは長男と次男だ。
長男は、もともと動物や生き物が好き。
だから私は、長男が選ぶなら、そのあたりのずかんを何度も繰り返すのだろうと思っていた。
ところが。
長男が選ぶものを見ていると、「にんげんのからだ」のようなコンテンツにも意外と興味を示す。
「これ見る」
と選ぶ姿を見て、
「あ、こういうのも好きなんだ」
と思った。
私は今まで、人体についての図鑑を買ってあげたことがなかった。
一緒に詳しく調べたことも、ほとんどない。
だから、長男が人の体に興味を持っていること自体、私は知らなかった。
次男は、また違った。
普段の次男は、好きなものや遊び方が長男につられることが多い。
長男が好きなものを好きになる。
長男が遊んでいるものを、一緒にやりたがる。
だから私は、次男の興味も長男と似ているのだろうと思っていた。
でも、自分が一人で「何を見るか」を決められる番になると、意外なものを選ぶ。
空。
宇宙。
星。
そして、ときどき毒のある生き物。
長男が選んだものについていくのではなく、自分で画面を見ながら、
「これにする」
と決める。
その姿を見ていると、
ああ、この子はこういうものにも惹かれるんだな、と気づく。
今まで、空や宇宙について詳しく話したり、夜空をゆっくり眺めて話したこともほとんどなかった。
一緒に調べたこともない。
私の中に、「次男は宇宙が好きかもしれない」という選択肢がそもそもなかったのだと思う。
子どもの好きなものって、親なら知っているつもりになる。
この子はこれが好き。
これは興味がない。
たぶん、こっちを選ぶ。
毎日一緒にいるからこそ、分かっている気になってしまう。
でも、本当は私が知っているのは、その子の中にある「好き」のうち、目立って見えている一部分だけなのかもしれない。
たくさんの選択肢を前にして、
「好きなの選んでいいよ」
と言ったとき。
そこに、まだ知らなかった興味がふっと顔を出す。
Astrumを使い始めて、私はそんな瞬間を何度か見た。
長男にとっての、人間のからだ。
次男にとっての、空や宇宙。
もしAstrumがわが家に来ていなかったら、まだ出会っていなかったかもしれない世界だ。
もちろん、これをきっかけに将来何かにつながるのかは分からない。
来月には、別のものに夢中になっているかもしれない。
それでもいい。
知らなかったものに出会って、
「あ、これ面白い」
と思う。
それだけで、興味の窓がひとつ開く。
私は今まで、「子どもが好きなことを伸ばしてあげたい」と思っていた。
でも、その前に。
まだ本人も知らない「好き」に出会える場所を、いくつか用意してあげることも大事なのかもしれない。
「今日は何見る?」
たったそれだけの問いかけ。
そこから、私の知らなかった三兄弟の世界が、少しずつ見えてきている。

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