#私とラジオ
若かりし頃
私はラジオを聴いた。
ちょっとだけ仲の良かった
ちょっとだけカッコイイ女の子(同級生)
「眠い……私、深夜ラジオ聴いてたんだよね」って。
ラジオ!かっこいい!
深夜ラジオって響きの背徳感
誰を聴いてるの?
「中島みゆきだよ~」って
私にしたら「誰?」の世界。
今はもう知らない人はいないだろうけど
中島みゆき
期待して、その曜日を待った。
ラジオの中の彼女は、ガハガハ笑ってた。
ぎゃはぎゃは笑ってた。
よくわからないことで笑ってた。
私はたぶんこんな顔してた。
(・・)キョトン
そして彼女の曲がかかる……
めっちゃ暗い曲
振られた女がどーたらこーたら
曲が終わると、彼女はぎゃはぎゃは笑う
最初はわからなかったけどね。
何回か聴くと癖になる。
メリハリっていうもんじゃない
彼女がリスナーをどこかへ飛ばす。
私も飛んだ。
カモメじゃないけど
飛んだんだ。
ラジオは近い
自分に語り掛けられてる?と錯覚する。
錯覚じゃないと錯覚する
それがまた、いい

