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振れ幅が大きいのは未熟者の証 #188

慈愛に満ちた優しい目をした時と、
情熱に突き動かされた激しい目つきの時。

病的なほど正確無比にこだわるときと
びっくりするぐらい適当無比なとき。

だらっとしたルーズな部屋着を着ているときと、
ビシッと一分の隙もないスーツ姿。

きみをまっすぐに信じるときと、
傷だらけの野良猫のような猜疑心に満ちたとき。

薄さ0.1ミリのガラスのように繊細なときと、
ありふれたビー玉のようにおおらかなとき。

それらは、結局のところ
あなたが「魅力的だと思ってくれている範囲で」
輝きを放つものに過ぎなくて。

振れ幅が大きいのが魅力、なんてうそぶいて
あなたの、優しい光をもらって
あぐらをかいて輝いている
愚かな月。

「病めるときも、健やかなるときも」
 安定した光で人を温める
 太陽のたゆまぬ努力に比べれば

「その時々のありのままの自分を見せる」ことは
 何の努力もいらない、自制もいらない、
 月の甘えにすぎない

リアルの世界で、なんとか1日、
大きな瑕疵なく やりすごせれば
それでじゅうぶん、百点なのに

「書きつづけなきゃ」

「いいもの書かなきゃ」

「楽しませなきゃ」

信じられないぐらい
頑張りすぎの、あなたに
なんて言ったらいいのか、分からないけれど。

僕なんかからしたら

今日もそこに居て
大したことなんか、何もなくたって。

「おはよう」って笑ってくれるだけで

十分、十分、十分、
すてきだよ、そのままで。

あなた以上のものに
なりたいな、ならなきゃな

確かに、それは
すばらしいかも、しれないけれど

そもそも、あなたが

今日もそこに立っててくれるだけで

それは僕にとって

奇跡にもひとしい。


大好きだ。


だから、さらに頑張って頑張りすぎて

心にヒビが入ったり

笑顔をうしなったり、

ここに来なくなったりとか、

どうかしないでくれ。


傲慢で、感謝知らずで

君の光に甘えてばかりの僕からのお願いだ。

心にヒビが入ったり

笑顔をうしなったり、

ここに来なくなったりとか、

どうかしないでくれ。


イエモンの隠れた名曲


(了)

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