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必ず幸せになれる?人間関係も「見切り千両」の法則 #190

投資の格言に「見切り千両」って言葉がある。

見切り千両(みきりせんりょう)

見切り千両とは、損失が少ないうちに見切りをつけることは千両の価値があるが、損失を大きくさせないようにある程度の損を覚悟して売買することを万両の価値があるという格言。

簡単にいうと、「値下がりした株は、あきらめて、さっさと売りましょう」ということ。

たとえば。
100万円で買った通信会社A社の株が
90万円に値下がりしているとする。

どうしようどうしよう!!と手をこまねいているうちに
株価は80万円になり、70万円になり
どんどん目減りする。

最悪、倒産して、
価値がゼロになることもある。


目減りが増える=損失がひどくなる前に、
90万円のうちに売ってしまう。
そうすれば、損失は10万円で済む。

だから、損失が少ないうちに見切りをつけることが大事ですよ!という意味だ。


それができない人は
100万円だして買った株の
「現在価値」が下がっていることが受け入れられない。


「以前は100万円の価値があったのだから、
 また、人気が出ることもあるはず。。」

確かに、100%間違ってるとはいえない。
長期的にみて、業績をもりかえし
従来以上の株価や人気を得る企業もゼロではない。

ただし、短期的にみると
株価が下がる=業績が下がる会社は

技術革新の波に取り残されていたり
顧客の価値観の変化に
ついて行けていなかったりと
昔の輝きを取り戻すのは、かなり難しいことといっていい。


今回は、この「損切り」の考え方が
人間関係に、どこまで応用がきくか(応用していいのか)というお話し。


勝手なイメージだけど
人間関係(とくに恋愛関係)の損切りができない人ほど「復縁」にこだわってしまいそうな気がする。


「もう好きじゃない」って言っている相手に
「また好きになって」とお願いするのは
どうしてなんだろう。

※自分の胸に手を当てて問うてみる


自分が、やさしくしてあげたこと。

プレゼントをたくさんしたり、食事をおごったりしたこと。

時間をたくさんかけて、話しをきいたり、アドバイスしてあげたこと。

愛してあげたこと。

愛の求めに応じてあげたこと。

※恥ずかしい


思い返せば、思い返すほど、
あげてしまったお金や時間、気持ちがもったいない、と思ってしまう。

取り戻せるものなら、取り戻したい。

(こういう人は、かわいがっていた後輩だとか
 面倒を見ていた部下だとか
 恋愛以外でも、離れていく人を取り戻したい
 という気持ちが湧きがちだと思う。
 僕もそうだから良くわかる。)

新しい人間関係(恋愛関係)をつくるのに、
多大な時間やお金や気持ちを
またゼロから注ぎ込むのがもったいない、と思ってしまう。

復縁したい人の気持ちって、
「まだ好きだから」「忘れられないから」などの感情の背後に、こうした
「自分があげたものがゼロになるのが耐えられない」
という損得勘定(とか、プライド)の問題も隠れていると思う。

「前は好きでいてくれたのだから、
 また好きになってくれることだってあるはず…」
「愛し合っていたのだから、また元に戻れるはず…」

こう思う人は、自分が「してあげたこと」にばかり目が向いてしまい、お相手からみたあなたの「現在価値」の目減りに気が付いていない。

つまり、

・付き合う前は良い面しか見えていなかったけど、
 付き合ってみたら悪い面、面倒くさい面がたくさん見えて、
 割に合わないと思われてしまった。

・単純に、容姿が衰えた。
 または、見た目に慣れてしまって、
 以前ほど価値を感じなくなってしまった。

あなた自身は、そんなに変わっていない!と思っていても、
お相手から見えていたあなた
(つまり、あなたの欠点をまだよく知らなかった頃のお相手から見えていたあなた)と、多くの欠点を知った上で見えるあなたとは、全然違ってしまうことはよくある。

いいですか?

お相手からみたあなたは、
すっかり変わってしまっているのに

「わたしがお相手を好きな気持ちは変わっていない」
「愛し合っていたのだから、また元に戻れるはず…」

なんて、都合が良すぎる。

※いたたたた

お相手は、
「あなたがくれるものよりも、あなたに支払うものが多い」から
あなたと付き合うメリットと、デメリットをよく考えた上で
あなたを冷静に「損切り」したんだよ。

付き合う前や、うまく行っていた頃のあなたは100万円だったけど
今のお相手からは、30万円、いや、倒産して0円に見えているかもしれない。

辛いけど、その事実を冷静に認めないと、スタートにも立てやしない。

グサグサと、遠慮なく指摘して申し訳ない。
僕にもグサグサ刺さっているからどうかお許しを。
おわりに、希望が持てることについてもお話しします。

投資と比べて、人間関係のすばらしい(面白い)ところは、
株は、誰が買っても同じ値段
(30万円に値下がりした株を、100万円で買おう!という人は絶対にいない)なのに

あなたの欠点や失敗をまだ知らない人の中には
あなたの値段を、100万円だ!とか
いや、僕にとっては200万円だ!とか
思ってくれる人がいるかもしれない、
というところだ。

おまけに。

失敗をよーく反省して
同じ過ちを繰り返さないことができれば
(それが難しいんだけどね)

次に付き合う人からみたあなたは
前回ほど目減りしない人になっている!かもしれない。
少なくても、そういう希望をもって
新しい人とお付き合いすることはできると思う。

そう考えていくと、過去にどんなに素敵な関係だったとしても
あなたを損切りするような相手にこだわるより
新しい出会いを積極的に探した方が
あなたにとっても、お相手にとっても有益なのが
分かってもらえるだろうか。

それなのに、
どうしてあなたの周りには

「復縁請け負います!」
「彼を再び手に入れるための三つの秘訣!!」
「悪い気の流れを断つ!間違いない復縁ダルマはこちら!!!」

みたいな人やサービスが後を絶たないかと言えば

それは、
うまく損切り出来ないあなたの心と財布を見て
あなたに夢を見せて、むなしい投資をしてくれるのを
(=彼らを儲けさせてくれるのを)
首を長くして、待っているからだよ。

本当に復縁できるかどうかなんて、彼ら、知ったこっちゃありませんから。
それだけはよく覚えておいてね。

これからのあなたの幸運を祈る。

(了)

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