文化摩擦を設計で解く ─ 銀座マナーブック制作記録④
仕事場の記憶 Vol.17—設計とは、正しさではなく、影響の大きさで決める。
このシリーズは、私が長年立ち続けてきた“現場”の記憶です。
変化の激しい時代の中で、自分がこれまでどんな現場に立ち、どんな熱狂を作ってきた人間なのか。その足跡を具体的に残すために、この「仕事場の記憶」を綴っています。
光と音の温度、人の表情、空気の重さ――言葉では残らないものを記録しています。
迷惑度×緊急度という設計
分解した行為は、20項目以上あった。
だが、すべてを同時に扱うことはできない。
限られたページ数。
限られた予算。
そして、現場の負担。
設計とは、削ることでもある。
私たちは、各行為を二つの軸で整理した。
迷惑度
緊急度
例1:トイレ問題
ヒアリングで最も多かった声の一つが、トイレだった。
・紙を流さない
・非常ボタンを押してしまう
・和式の使い方が分からない
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1,023字
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