職人の仕事|#38
職人の仕事
職人の仕事ってかっこいいですよね。
私はパン職人ですが、
あらゆる業界の『職人』や
『プロフェッショナル』の仕事に興味があります。
ここに書いていることは、
あくまでも私の考えです。
他者の仕事の仕方にアレコレ言いません。
良いとか悪いとか、
上とか下とか、
正解とか不正解とか、一切ないです。
パン職人のパン作り
私たちのパン作りは、
焼き上がったパンが全てじゃないんです。
もちろん、焼き上がったパンがいい表情をしていれば、
そこまでの工程は間違っていなかったと言えます。
小麦粉と水を合わせる時点から、
焼き上がるパンの良し悪しは変わってきます。
毎日パンを作る人であれば、
いつも通りやれば平均点は取れるでしょう。
プロのパン職人はそれではいけません。
昨日のパンより今日のパン、
今日のパンより明日のパン。
常にブラッシュアップしないと、
職人としての成長はありません。
私は焼き上がったパンだけでなく、
そのパンができるまでの様々な工程、
その全てが職人の仕事だと考えています。
パンの出来に直結する、
生地の扱い方、
発酵の見極め方、
焼き方などは、言うまでもありません。
立ち姿や身なりから始まって、
道具や機械の使い方、
作業台は常に清潔で整理整頓されているか、
動き方に無駄はないか、
などなど。
プロの料理人の厨房や作業台は、
常にキレイです。
道具の手入れも怠りません。
商売道具ですからね。
今勤めているところは、
週末のみの勤務です。
平日、私のいつものポジションは、
別の人が担当しています。
先日まで職人歴30年超えの人が担当していました。
大先輩ですね。
出勤が入れ違いなので、
私は会ったことがありません。
どういう人かは分かりません。
ただ、どういう仕事をする人かは分かります。
上記した、
機械の使い方や清掃の仕方、
冷蔵庫内の整理整頓の仕方、
ビニール袋の開け方、
その跡を見れば、
どういう仕事をする人かは分かります。
その人が入って数日、
他の人は口を揃えて「いやぁ経験者の人が入ってくれて良かった」
と言ってました。
どの職場でも経験者は重宝されますよね。
私は「いや…」
言葉を呑み込みました(笑)
実際に会ってはいませんが、
数分でどういう仕事をする人か分かったからです。
その人の評価は、
日を追うごとに右肩下がりになったようです。
ミスも多く、異物混入が続きました。
最後は「もう厳しいね」ということで、退職されました。
このように職人の仕事は、
完成品が全てではないのです。
焼き上がったパンだけが評価されるなら、
「終わりよければ全てよし」です。
『神は細部に宿る』
これは職人の仕事にも当てはまります。
焼き上がったパンの完成度はもちろん、
そこに至る様々な工程が重要。
私はそう考えて仕事をしています。
冒頭にも書きましたが、
私の仕事に対する考え方です。
ガチでストイックに仕事する、
私はこれが楽しいんです。
それを他者に強要したり、
同じレベルを求めることはしません。
私は楽しみながら、私の道を進んでいるだけです。
「付いて来たいならご自由にどうぞ、
でも厳しいかも知れませんよ」
パン作りって面白いので、
皆さんはラクな気持ちでパン作りしてくださいね(笑)
パン作りに限らず、
それぞれの楽しい気持ちを大事にしてくださいね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
それでは、また。
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