バックテストの次は「フォワードテスト」。口座ゼロでも今日から始められる
こんにちは、クロンです。インフラエンジニアの管理職をしながら、AI(Claude Code)と一緒に日本株のスイングBotを自作しています。プログラミングもデイトレも素人。
これは連載の2本目です。前回はこれ↓
前回の結論は「バックテスト(過去データでの成績テスト)の良い数字は話半分で見よう」でした。じゃあ次は何を信じればいいのか。答えはフォワードテストです。そして今日やったのは、そのための下ごしらえ。証券口座もお金もまだ無いのに、けっこう進みました。
フォワードテストって?
ざっくり言うと、こう分かれます。
バックテスト:過去の相場で「もしこの作戦で売買してたら?」を計算する。答えを知った状態で解く、カンニングみたいなもの。
フォワードテスト:今日から先の相場で試す。答えを知らないガチのテスト。
フォワードテストは、バックテストの弱点(過去にたまたま合ってただけの作戦を「勝てる」と勘違いしやすい)を補うために使います(出典:OANDA ラボ)。実弾を入れずに、紙の上で売買を記録していくペーパートレードも、フォワードテストの一種です(出典:Myforex)。
で、ここがポイントなんだけど、フォワードテストは口座もお金もいらない。相場は毎日勝手に動くので、「Botが今日出した指示」を記録していくだけで始められます。いや、むしろ口座が来る前にこそやっておきたい。
作ったもの① 毎朝、相場の空気をためる
これは前からやってること。毎朝、世界経済のニュースをまとめて「今週はリスク高め/低め」をスコアにして保存しています。
Botには「相場が荒れそうな週は新規の買いを止める」というフィルタが入ってるんだけど、この判断に使うデータが8月末からしか無い。過去のイベント(急落や利上げ)にこのフィルタが効いたのかは、さかのぼって確かめられないんだよね。だから「今日からためて、前へ進む」しかない。これがフォワードテストの土台になります。
作ったもの② 記録 → 日報・週報を自動で回す
今日のメインはここ。
売買を記録するところ:「いつ・何を・何株・いくらで」買った/売ったを1件ずつ記録する。データは1つのファイル(データベース)に集約。
日報・週報を自動で作るところ:保有している株を毎回ネットの株価で時価評価して、「総資産・現金・評価損益・高値からどれだけ下がったか」を自動で文章にする。毎朝ためてる経済ニュースのスコアも一緒に貼りつく。
要は、手を動かすのは「約定を1件入れる」だけで、あとは振り返り用のメモが勝手に出来上がる状態にした。フォワードテストは数ヶ月〜と時間がかかるのが弱点で、途中でサボると意味がなくなる(出典:song.co.jp)。だから「記録がめんどくさい」をなるべく消しておきたかった。
作ったもの③ ダッシュボードと「改善提案」
さらに、ブラウザで見るダッシュボードを作りました。

上から「いまは攻め/様子見/守り」の帯、主要な4つの数字、日次のリスクゲージ、資産の推移カーブ、月ごとの損益カレンダー。実はこれ、あるAI開発の動画で出てきたダッシュボードの構成を参考にしてます。見た目がそれっぽいと、続ける気になるんだよね。単純だけど大事。
※ 画面の数字はぜんぶ練習用のテストデータです。まだ1円も動かしてません。
あと「改善提案」を出すスクリプトも作りました。直近の成績と相場の空気の履歴を見て、「リスクが高い週が続いてるから、株の比率をもう少し下げたら?」みたいな提案文を出す。ただし勝手には変えない。提案するだけで、実際に設定をいじるかどうかは僕が判断する。ここは自動化しちゃダメなところだと思ってます。
noteでやったことを、こっちでも使った
作りながら気づいたんだけど、これ、このnoteを書いてる仕組みと同じ発想なんだよね。
note側は「リサーチ担当」「記事作成担当」「タイトル担当」みたいに役割を分けてます。今回のトレード側も「執行(記録する)」「記録(日報を作る)」「レビュー(改善案を出す)」「可視化(ダッシュボード)」って分けた。1人に全部やらせようとすると散らかるけど、役割を小さく切ると、1個ずつはすぐ作れる。同じコツが別の場所でも効きました。
まとめ:数字より先に「続けられる仕組み」
前回「バックテストの数字は疑え」と書いて、じゃあどうするの、の答えが今回です。
次はフォワードテスト(これからの相場で試す)
それは口座もお金も無くても、今日から始められる
まずやったのは、記録がラクに続く仕組みづくり
いや、派手さはゼロです。資産が増えたわけでもない。でもフォワードテストは「続けられるか」が全てなので、そこを先に固めた形です。
次回は、証券口座が実際に届いたらどうするか(最初にやる"1株だけの練習発注")を書きます。
※この記事は僕の開発記録です。特定の銘柄や手法をすすめるものではありません。投資は自己判断で。
