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誰からも好かれてなくたって仕方がないじゃない

ふと気がついてしまった。

そういえば自分は、誰からも好かれていないということに。
嫌われているとまでは言わないが、誰にも好かれている感覚がない。

人から、「あの人のこと好き」「あの人はいい人だよね」みたいなことを、
聞かされる場面はたまにあるが、自分のことをそう言われたことはない。

非常に残念だ。

どうやら自分は、人から好かれる才能を授からなかったらしい。
恨むぜ、誰を恨んでいいのかわからんけど。

思い返せば、学生時代に「(女子)に好かれてえなー」と言ってたら、
同級生に「お前は好かれようとしてないのに何言ってんだよ」と言われた。

えっ、そんなふうに見えていたんですか?

それぐらいに、好かれる要素が自然体では皆無ということだろう。

ネットを軽く見てみると、好かれる人の特徴はだいたい似ている。

  • 愛想がいい

  • 笑顔が多い

  • 話を聞く

  • 否定しない

  • 気配りができる

  • 清潔感がある

  • リアクションがいい

  • 一緒にいて安心する

ふーん、そういうものなのか、なるほどね。

たしかに、会話中に「へえー!」より先に「でもそれってさ」が出る時点で、かなり好かれるかは怪しい。

自分は、愛想と気配りとリアクションをどこかに置いてきた可能性がある。

人に好かれるというのは、相手を気持ち良くさせるのが上手いということに近い気もしてくる。

自分はどうだろう。

気を遣ってないように見えて気を遣いすぎて疲れている。
無理して明るくすると本当に無理が来て電池が切れる。
興味のない話題で盛り上がる能力も低く愛想笑いもしない。

ここまで分析して思った。
自分は人に好かれることに向いていない。

そして、人に「好かれる」というのは、技術がいるのではないか。
そうであれば、自分はその技術をほぼ持っていないに等しい。

もしも「人から好かれること」が人生のメインミッションである場合、
自分はかなり不利なのではないか。

ゲーム開始直後に、魅力ステータスへポイントを振り忘れている。

もちろん、人に好かれたい気持ちはある。

できれば、「あなたといると安心する」とか思われて生きてみたかった。
人生で一度くらいは、感じのいい人枠に入ってみたかった。

しかし、自分はどうも違う。
むしろ人に好かれるために何かするほど、消耗していく気すらする。

なんという燃費の悪さ。
なんという才能のなさ。

もうこれは諦めたほうが良さそうだ。

いつかきっととか、どこかの誰かが、なんて言葉も必要ない。

誰かに好かれなくても仕方がないじゃない。
誰にも好かれていないのだから、って話だ。

だから、せめて自分で自分を嫌わないようにしていかなければ。

STUTSの「99 Steps」のKohjiyaのバースに、ハッとさせられた。

ただひたすらに気になることを描いて
ただひたすらに気に入る自分を目指して


STUTS - 99 Steps feat. Kohjiya, Hana Hope

ああ、これなのかもしれない、と思った。

誰かに好かれるための自分ではなく、自分が気に入る自分を目指す。
それはたぶん、「自分を大好きになろう!」みたいな話ではない。

ありのままの自分を好きになるみたいな安い言葉じゃない。
「気に入る自分を目指す」というところに、妙に自分は食らった。

そもそも自分が自分を気に入ってなければ、誰かに好かれることもない。

まだ自分は、誰からも好かれていない。

でも、仕方がない。
当てにならない誰かに期待するよりその前に、

ひたすらに気に入る自分を目指そうと思った。


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