人生迷子の私が、尾道のカフェで「一耳惚れ」した優しい音楽の話
こんにちは
人生迷子のアラフォーOL、yoちゃんです。
今回は
昨年、親友と尾道を訪れた時の話です。
尾道。
何度訪れても素敵な町ですよね。

その日は
まだ賑わう少し前の商店街を通り過ぎ
ずっと行きたかったカフェでランチを食べ
その後、猫の細道を登って
千光寺を参拝して展望台へ。

麓から歩いた11月半ばの昼下がりは
肌寒さの心配が無用なほど天候にも恵まれ
レモンと散々迷って選んだ
みかんのソフトクリームが格別でした。
売店横の細道に心惹かれて
舗装のされていない草道を下り
次なるお目当てのカフェへ。
ちょうどSNSで流行っていたこともあり
何組ものお客さんが待っていたので
泣く泣く断念しました。
他に良さそうなところがないかと
地図を頼りに住宅街を歩いた先に
そのカフェがありました。
コーヒーを頼んで
帰りの時間まで
まったり過ごしていた店内に
初めて聴くのに
どこか懐かしさを感じる
優しい優しい音色が。
親友と会話しているのに
耳がその音を捉えようとしてしまう。
(友よごめん)
ピアノのような気もするし
ピアノじゃないかもしれない...
それほどぬくもり溢れる
柔らかい音とメロディで
お会計の際
私は思わず店主さんに
「このアーティストさんはどなたですか」
と聞いていました。
その音色の奏で主は
haruka nakamuraさん
店内を静かに
でもしっかり彩っていたのは
『スティルライフ』

ミュートピアノという
ハンマーと弦の間に布を挟んで
音の鳴りを敢えて控えさせたピアノで
演奏されているそうです。
このアルバムは今までやったことのない手法で臨んだ。まずソロアルバムを作るために自主レーベル「灯台」を立ち上げた。制作には前もって一ヶ月半ほどの時間を作り、2020年の年明けからスタートした。毎日制作日誌を書いてHPで公開した。自宅のアップライト・ピアノにエンジニア田辺玄がマイクをセッティングをしてくれた。
そして、僕はピアノのハンマーと弦の間に自作の麻の布を貼った。
「ミュート・ピアノ」で全曲を録音するためだ。
起床、窓を開ける、花の水を入れ替える、珈琲を淹れる、ピアノに向かい、録音。その録音を聴きながら夕方に銭湯へ行く、帰り道に制作日誌を書く。
という日々のルーティンを作った。
旅をストップさせ、自宅に篭り制作を続けた。
全てが初めてのことだった。
どこか懐かしさを感じるのは
この布による音の柔らかさと
普段はピアノの音で隠れている
打鍵の音やペダルの音
そしてこの録音方法が
そうさせるのでしょう。
私は、一目惚れならぬ
「一耳惚れ」をしてしまったのです。
行き先を変えて入ったカフェで
偶然にも出会えた素敵な音楽。
あの日歩き回って疲れた身体に
すっと沁み渡り
旅が終わった今も疲れた心に
そっと寄り添ってくれる。
尾道の余韻と元気を
静かに運んでくれる音楽です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
もし今もっと心が疲弊していて
どんな音楽も受け付けられなくなった方へ
音楽が聴けなくなった時
唯一聴くことができた「音」についての
記事も書いています。
このnoteが
私と同じように人生に迷っている方の
小さなヒントになれたら嬉しいです。
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