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運は育てられる― 運がいい人の12の習慣 ―

「あの人は本当に運がいい。」
そんなふうに思ったことはありませんか。

仕事で良い出会いに恵まれる人、次々とチャンスをつかむ人、失敗しても最後にはうまくいく人。
反対に、「自分は運が悪い」と感じてしまう人もいます。

では、その違いは何なのでしょうか。
運は、生まれつき決まっているものなのでしょうか。
それとも偶然なのでしょうか。

私は以前から、「運がいい人」には何か共通点があるのではないかと思っていました。
そこで、心理学や行動科学、成功者たちの考え方などを調べてみると、とても興味深いことが分かりました。
運がいい人には、驚くほど共通した習慣や考え方があるのです。

例えば、

  • 楽観的で前向きに考える

  • 好奇心が旺盛で行動が早い

  • 人とのつながりを大切にする

  • 人のために行動する

  • 失敗してもすぐに立ち直る

  • 「自分は運がいい」と信じている

  • 小さな変化を楽しんでいる

など、多くの共通点が見つかりました。
実は調べながら、「これは私自身にも当てはまるな」と感じることがたくさんありました。
もちろん、人生には自分ではどうすることもできない出来事があります。
病気や災害、予期せぬトラブルまで、自分の力だけでは避けられないことも少なくありません。
しかし、その後の行動や考え方は、自分で選ぶことができます。
そして、その積み重ねが次の出会いや新しいチャンスを生み、「運がいい人」と呼ばれる人をつくっているのではないでしょうか。

私はこれまで45年にわたる社会人生活の中で、多くの人と出会い、多くの経験を積んできました。
その中で感じてきたことと、今回調べて分かったことは驚くほど一致していました。
この記事では、「運がいい人」に共通する習慣を一つずつ紹介しながら、誰でも今日から実践できる行動について考えていきます。
もし「最近ついていないな」「もっと人生を良い方向へ変えたい」と思っているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。

運は待つものではなく、自分の行動で少しずつ育てていけるものなのです。


<第1章 運がいい人は「自分は運がいい」と思っている>

運がいい人に共通する特徴として、最初にお伝えしたいのが、
「自分は運がいい」と信じていることです。

「そんなことで運が変わるの?」と思われるかもしれません。
しかし、心理学では、自分が意識しているものほど目に入りやすくなることが知られています。

例えば、新しい車を買おうと思った途端、それまで気にも留めていなかった同じ車種を街中でよく見かけるようになった経験はありませんか。
あるいは、旅行先を決めた途端、その土地の情報がテレビやインターネットで次々と目に入ることもあります。
実際には以前から存在していた情報なのに、自分の意識が向いたことで「見えるようになった」のです。
運もこれとよく似ています。

「自分は運が悪い。」
そう思っている人は、失敗や嫌な出来事ばかりが印象に残ります。
一方で、「自分は運がいい」と思っている人は、小さな幸運や人からの親切、思いがけないチャンスによく気付きます。
同じ出来事が起きても、受け取り方が違うのです。

そして、小さな幸運に気付ける人は、その機会を行動につなげます。
「この人に相談してみよう。」
「せっかくだから挑戦してみよう。」
「面白そうだからやってみよう。」
こうした一歩が、新しい出会いや仕事、人生の転機につながっていきます。
つまり、「運がいい人」は偶然を待っているのではなく、偶然を見つける力が高いのです。

私自身も振り返ってみると、「自分は運がいい」と思い続けてきました。
もちろん、失敗したこともありますし、思いどおりにいかなかったことも数え切れません。
それでも、「きっと何とかなる」「この経験にも意味がある」と考えて行動してきました。
その結果、多くの人との出会いに恵まれ、新しい仕事や経験につながる機会を数多くいただくことができました。
後になって振り返ると、「あの時の出来事があったから今がある」と思えることばかりです。
だから私は、運とは特別な才能ではなく、「物事をどう受け止めるか」という考え方から始まるものだと思っています。

もし今、「自分は運が悪い」と感じているなら、今日から少しだけ言葉を変えてみてください。
朝起きたときに、「今日も何かいいことがあるかもしれない。」そう思って一日を始めるだけでも、見える景色は少しずつ変わってきます。
運がいい人は、幸運が訪れるのを待っている人ではありません。
幸運に気付く準備が、いつもできている人なのです。

<第2章 楽観的だから挑戦できる>

運がいい人のもう一つの共通点は、楽観的で前向きな考え方を持っていることです。

ここでいう楽観的とは、「何とかなる」と根拠もなく考えることではありません。
失敗する可能性があっても、「挑戦しなければ何も始まらない」と考え、一歩を踏み出せる人のことです。
人生を振り返ってみると、大きなチャンスは、いつも挑戦の先にありました。
新しい仕事に挑戦したとき、新しい資格の勉強を始めたとき、初めて会う人に勇気を出して話しかけたとき。
最初から成功が約束されていたわけではありません。
それでも行動したからこそ、次の道が開けたのです。

反対に、「失敗したらどうしよう」「今のままでいい」と考えて行動しなければ、現状は変わりません。
もちろん、大きな失敗を避けることは大切です。
しかし、失敗を恐れるあまり何もしなければ、新しい出会いも、新しい経験も、新しい幸運も訪れません。

運がいい人は、失敗しない人ではありません。
むしろ、人よりも多く挑戦し、人よりも多く失敗しています。
違うのは、その失敗を「終わり」と考えないことです。
「今回はうまくいかなかった。」
「では次はどうすればいいだろう。」
そう考えて、すぐに次の一歩を踏み出します。
だから、挑戦する回数が増えます。
挑戦する回数が増えれば、当然チャンスに出会う回数も増えます。
結果として、周りからは「あの人は運がいい」と見えるのです。

私自身も45年間の社会人生活の中で、順風満帆だったわけではありません。
思うような結果が出なかったこともありますし、失敗して落ち込んだことも何度もありました。
それでも、「この経験も次に生かせる」と考えて前へ進んできました。
後になって振り返ると、その失敗があったからこそ、新しい知識が身に付き、新しい人と出会い、自分自身が成長できたと感じる場面がたくさんあります。
もしあの時、「もうやめよう」と立ち止まっていたら、その先にあった幸運には出会えなかったでしょう。

運とは、偶然だけで生まれるものではありません。
挑戦する人の前に、偶然は姿を現します。
そして、その挑戦を支えているのが、前向きな考え方なのです。
「うまくいくかもしれない。」
その小さな期待が、新しい一歩を踏み出す勇気になります。
運がいい人とは、特別な力を持った人ではありません。
未来を信じて、一歩踏み出し続ける人なのです。

<第3章 好奇心が強く、フットワークが軽い>

運がいい人を見ていると、もう一つ共通していることがあります。
それは、好奇心が旺盛で、行動が早いということです。

「面白そう。」
「ちょっとやってみよう。」
「一度話を聞いてみよう。」
そんな軽い気持ちで一歩を踏み出せる人ほど、新しい出会いや経験に恵まれます。
反対に、「時間がない」「自分には関係ない」「失敗したら困る」と考えて何もしなければ、毎日は昨日と同じことの繰り返しになります。

もちろん、同じことを続けることが悪いわけではありません。
仕事や家庭には、変えないほうがよいこともたくさんあります。
しかし、新しいチャンスの多くは、自分がこれまで経験したことのない場所や人との出会いの中から生まれます。

つまり、動かなければ、新しい運にも出会えないのです。

私自身も、これまで多くのことに興味を持ち、挑戦してきました。
仕事ではさまざまな部署を経験し、多くの人と関わる機会に恵まれました。
定年退職後も、新しいことを学び、noteで記事を書き続けています。
最初から「うまくいく」と確信していたわけではありません。
「やってみなければ分からない。」
その気持ちで始めたことが、今では多くの読者との出会いにつながっています。
思い返せば、人生の転機はいつも「少しだけ勇気を出して行動した日」に訪れていました。
もしあの日、「また今度にしよう」と先送りしていたら、今とは違う人生になっていたかもしれません。

好奇心とは、新しい世界への扉を開く鍵です。
そして、フットワークの軽さは、その扉を実際に開ける行動力です。

本を一冊読んでみる。
気になっていた場所へ行ってみる。
初めての人に話しかけてみる。
講演会や勉強会に参加してみる。
普段とは違う道を歩いてみる。
そんな小さな行動でも、新しい発見や思いがけない出会いが生まれることがあります。

運は、家でじっと待っていてもなかなか訪れません。
自ら動いた人だけが、偶然という名のチャンスに出会えるのです。

もし最近、「毎日が変わらない」と感じているなら、ほんの少しだけ行動を変えてみてください。
ほんの一歩の変化が、新しい景色を見せてくれるかもしれません。
そして、その小さな変化の積み重ねが、やがて「あの人は運がいい」と言われる人生へとつながっていくのです。

<第4章 人とのつながりを大切にする>

「運は人が運んでくる。」
私はこの言葉を、長年仕事をする中で何度も実感してきました。

仕事の話も、新しい情報も、思いがけないチャンスも、そのほとんどは人との出会いから始まります。
自分一人でできることには限界があります。
しかし、人とのつながりが広がれば、自分では思いつかなかった世界や、新しい可能性に出会うことができます。
運がいい人は、そのことをよく知っています。
だからこそ、人との縁をとても大切にしています。
それは、有名な人と知り合いになることでも、多くの人脈を持つことでもありません。
目の前にいる人を大切にすることです。
挨拶をする。
約束を守る。
相手の話を最後まで聞く。
感謝の気持ちを伝える。
困っている人がいれば手を差し伸べる。
一つひとつは特別なことではありません。
けれど、その積み重ねが信頼を生み、信頼が新しいご縁を運んできてくれます。

私も45年間の社会人生活の中で、多くの方々に支えられてきました。
振り返ってみると、自分一人の力で成し遂げられたことはほとんどありません。
上司が声を掛けてくださったこと。
同僚が助けてくれたこと。
部下が力を貸してくれたこと。
お客様が信頼してくださったこと。
その一つひとつの出会いが、今の私をつくっています。
そして、定年退職後に始めたnoteでも同じことを感じています。
記事を書けば読んでくださる方がいる。
感想を寄せてくださる方がいる。
応援してくださる方がいる。
そうしたつながりがあるからこそ、「次の記事も書こう」という気持ちになります。

人とのつながりは、人生を豊かにしてくれるだけではありません。
新しい考え方を教えてくれたり、自分では気づかなかった可能性を示してくれたりもします。
つまり、人との出会いそのものが、新しい運との出会いなのです。
もちろん、人間関係のすべてが順調にいくわけではありません。
考え方が合わない人もいますし、時には傷つくこともあるでしょう。
それでも、人との関わりを避けていては、新しいご縁も生まれません。
運がいい人は、人を利用しようとは考えません。
「この人と良い関係を築きたい。」
そんな気持ちで接しているからこそ、相手も自然と力を貸してくれるのです。

今日一日の中で、誰かに笑顔で挨拶をする。
「ありがとう」と言葉で伝える。
相手の話を最後まで聞く。
そんな小さな行動が、やがて大きな信頼となり、思いもよらない幸運を運んできてくれるかもしれません。
運とは、人との縁の中で育っていくものなのです。

<第5章 利他の精神を持っている>

運がいい人には、もう一つ大きな共通点があります。
それは、自分の利益だけでなく、相手のことを考えて行動していることです。

「どうすれば自分が得をするか」ではなく、「どうすれば相手に喜んでもらえるか。」
そんな視点で物事を考えています。
これを「利他の精神」と呼びます。
利他というと、何か特別なことをするように聞こえるかもしれません。
しかし、実際はもっと身近なものです。
困っている人がいれば手を貸す。
知っていることを惜しみなく教える。
相手の成功を心から喜ぶ。
感謝の気持ちを言葉で伝える。
誰かを励ます。
そんな小さな行動の積み重ねが、利他の精神です。

私たちは、ともすると「与えたら損をする」と考えてしまいがちです。
しかし、現実にはその逆であることが少なくありません。
人は、自分を大切にしてくれた人を忘れません。
親切にしてもらったこと。
助けてもらったこと。
励ましてもらったこと。
そうした経験は心に残り、「今度は自分が力になりたい」という気持ちにつながります。
これが信頼となり、人との縁を深め、新しいチャンスを運んできてくれるのです。

私自身も、在職中、多くの後輩や部下と仕事をしてきました。
自分が持っている知識や経験は、できるだけ伝えたいと思ってきました。
「教えたら自分の価値が下がる」と考えたことは一度もありません。
むしろ、相手が成長してくれることが、自分にとって何よりもうれしいことでした。
そして不思議なことに、その姿勢が新しい信頼を生み、多くの人とのご縁につながっていきました。
定年退職後にnoteを書き続けているのも、同じ思いからです。
45年間の経験を、自分だけのものにして終わらせるのではなく、誰かの役に立ててもらえたらうれしい。
そんな気持ちで記事を書いています。
読者の方から「参考になりました」「勇気をもらいました」という言葉をいただくたびに、私のほうが元気をいただいています。
人のために行動したことが、結果として自分にも返ってくる。
これは偶然ではなく、人との信頼が生み出す自然な流れなのでしょう。
もちろん、見返りを期待して親切にするのでは意味がありません。
「返してもらおう」という気持ちが強ければ、それは利他ではなく取引になってしまいます。
運がいい人は、相手の喜ぶ顔を見ること自体に価値を感じています。
だからこそ、多くの人から応援され、助けられ、新しいご縁に恵まれるのです。

もし運を良くしたいと思うなら、まずは身近な人に小さな親切をしてみてください。
笑顔で挨拶をする。
感謝を伝える。
困っている人に声を掛ける。
それだけでも十分です。
人に与えた温かさは、形を変えて、いつか自分のもとへ返ってきます。
私は、運とは偶然の贈り物ではなく、人との信頼の中で育っていくものだと考えています。

<第6章 失敗から立ち直るのが早い>

運がいい人は、一度も失敗したことがない人ではありません。
むしろ、多くの失敗を経験しています。
では、運が悪い人との違いは何でしょうか。
それは、失敗から立ち直る早さです。

人生では、思いどおりにいかないことが必ずあります。
仕事でミスをすることもあれば、人間関係で悩むこともあります。
努力したのに結果が出ないこともあるでしょう。
そうした出来事は、誰にでも起こります。
違いは、その出来事をどう受け止めるかです。
運が悪いと思い込んでいる人は、一つの失敗を「自分には才能がない」「やっぱり運が悪い」と結びつけてしまいます。
その結果、自信を失い、新しい挑戦を避けるようになります。

一方、運がいい人は違います。
「今回はうまくいかなかった。」
「では、次はどうすればいいだろう。」
そう考えて、原因を探し、改善し、また前に進みます。
失敗を人生の終わりではなく、次に進むための学びとして受け止めているのです。
私自身も、45年間の社会人生活の中で、失敗を経験しなかったわけではありません。
判断を誤ったこともありますし、思うような結果が出ずに悩んだこともあります。
しかし、そのたびに心掛けてきたのは、「失敗そのものではなく、失敗から何を学ぶか」ということでした。
なぜうまくいかなかったのか。
次は何を変えればいいのか。
その問いを繰り返すことで、一つひとつの失敗が経験となり、次の仕事に生かされてきました。
振り返ってみると、今の自分をつくってくれたのは、成功よりも失敗だったように思います。
失敗は決して気持ちの良いものではありません。
できることなら避けたいものです。
しかし、失敗を恐れて何もしなければ、新しい経験も、新しい出会いもありません。
そして、新しい運も生まれません。

私はこれまで、「失敗は成功の反対ではなく、成功までの途中経過」だと考えてきました。
その途中で立ち止まるか、それとも歩き続けるか。
その違いが、数年後には大きな差になって表れます。
運がいい人は、落ち込まない人ではありません。
もちろん、悩みますし、落ち込むこともあります。
しかし、いつまでもそこに留まりません。
気持ちを切り替え、次の一歩を踏み出します。
その積み重ねが、新しい経験を生み、新しい出会いを生み、やがて「運がいい人生」へとつながっていくのです。
もし今、失敗して落ち込んでいることがあるなら、自分に問いかけてみてください。
「この経験から、私は何を学べるだろう。」
その問いに答えが見つかったとき、失敗はもう失敗ではありません。
それは、未来の幸運へ向かうための、大切な一歩になっているはずです。

<第7章 直感を信じ、素早く決断する>

運がいい人を見ていると、もう一つ気づくことがあります。
それは、決断が早いということです。

もちろん、何も考えずに行動しているわけではありません。
必要な情報を集め、自分なりに考えたうえで、「よし、やってみよう」と決めるまでが早いのです。
反対に、運を逃してしまう人は、慎重になりすぎる傾向があります。
「もう少し調べてから。」
「失敗したらどうしよう。」
「もっと良い方法があるかもしれない。」
そう考えているうちに、せっかく目の前にあったチャンスが過ぎ去ってしまいます。

人生には、ゆっくり考えるべきこともあります。
しかし、すべてのことに完璧な答えを求めていては、いつまでたっても一歩を踏み出すことはできません。

私はこれまでの社会人生活の中で、多くの決断をしてきました。
そのすべてが正しかったわけではありません。
「あのとき別の選択をしていれば」と思ったこともあります。
しかし、振り返って感じるのは、「決断したこと」よりも、「決断しなかったこと」のほうが後悔として残りやすいということです。

行動した結果の失敗は、そこから学ぶことができます。
しかし、行動しなかったことは、経験すら残りません。
「やっておけばよかった。」
この後悔は、時間がたつほど大きくなります。
運がいい人は、そのことを本能的に知っているのかもしれません。
だからこそ、直感を大切にします。
ここでいう直感とは、その場の気分や思いつきではありません。
これまでの経験や知識、積み重ねてきた学びの中から生まれる「心の声」のようなものです。
長年の経験を積んだ人ほど、「何となくこちらが良さそうだ」という感覚が働くことがあります。
その直感は、これまで蓄えてきた経験が無意識のうちに導き出した答えなのです。
もちろん、直感だけで判断してはいけない場面もあります。
大きな契約や人生を左右するような決断は、十分な情報を集め、冷静に考えることが必要です。
しかし、多くの日常の選択では、「迷い続けること」より、「まず一歩踏み出すこと」のほうが、良い結果につながることが少なくありません。

霊感について語った記事もあります。

私自身、定年退職後にnoteを書き始めたときも、「本当に続けられるだろうか」と迷いがなかったわけではありません。
それでも、「まず始めてみよう」と決めました。
もしあのとき考えるだけで終わっていたら、多くの読者の方との出会いも、500本を超える記事を書く経験もなかったでしょう。
あのときの一歩が、今の私につながっています。

運とは、動いた人の前に現れるものです。
そして、その最初の一歩を生み出すのが「決断」です。
完璧な準備を待っていては、人生のチャンスは何度も通り過ぎてしまいます。
大切なのは、十分に考えたら勇気を持って決めること。
そして、決めたら前を向いて行動することです。
運がいい人とは、迷わない人ではありません。
迷っても、最後には自分を信じて一歩を踏み出せる人なのです。

<第8章 毎日に少しだけ変化を加える>

運がいい人には、意外な共通点があります。
それは、毎日の生活に小さな変化を取り入れていることです。

大きく人生を変える必要はありません。
ほんの少し、昨日とは違うことをしてみる。
それだけで十分です。
私たちの生活は、気づかないうちに習慣の繰り返しになっています。
毎朝同じ時間に起き、同じ道を歩き、同じ店で買い物をし、同じような一日を過ごす。
習慣があることは、とても大切です。
規則正しい生活は心にも体にも良い影響を与えます。
しかし、毎日がまったく同じであれば、新しい出来事が起こる可能性も少なくなります。
運とは、多くの場合、「偶然の出会い」から始まります。
初めて入った本屋で一冊の本と出会う。
いつもと違う道を歩いて素敵な店を見つける。
初めて参加した勉強会で人生を変える人と出会う。
こうした出来事は、自分が少しだけ行動を変えたからこそ生まれた偶然です。

私はこれまでの人生を振り返ると、大きな転機はいつも「少し違うことをやってみよう」と思ったときに訪れていました。
新しい仕事への挑戦もそうでした。
新しい資格の勉強を始めたこともそうです。
そして、定年退職後にnoteを書き始めたことも、その一つでした。
「今までやったことがないから。」
その理由だけでやめていたら、今の私はありません。
500本を超える記事を書くことも、多くの読者の方と出会うこともなかったでしょう。

もちろん、変化といっても難しく考える必要はありません。
例えば、いつも読まないジャンルの本を一冊読んでみる。
普段は話さない人に声を掛けてみる。
新しい趣味に挑戦してみる。
休日に行ったことのない場所へ出掛けてみる。
いつもとは違う料理を作ってみる。
そんな小さな変化で十分です。
大切なのは、「いつもと同じ」を少しだけ変えてみることです。
新しい経験は、新しい発見を生みます。
新しい発見は、新しい考え方を育てます。
そして、新しい考え方は、新しい行動につながります。
その積み重ねが、やがて思いもよらない幸運を運んできてくれるのです。

運がいい人は、変化を恐れません。
むしろ、「何か新しいことはないだろうか」と楽しみながら毎日を過ごしています。
だから、人よりも多くの偶然と出会い、多くのチャンスをつかむことができるのです。
もし最近、「毎日が同じことの繰り返しだ」と感じているなら、今日から一つだけ新しいことを始めてみてください。
その変化は、とても小さな一歩かもしれません。
しかし、その一歩が新しい人との出会いを生み、新しい学びを生み、新しい人生への扉を開いてくれるかもしれません。
運は、変化を楽しむ人のところへ、そっと訪れるのです。

<第9章 視野が広いからチャンスを見逃さない>

同じ景色を見ていても、そこから何を見つけるかは人によって違います。
運がいい人は、物事を広い視野で見る習慣を持っています。
そのため、多くの人が見過ごしてしまうような小さなチャンスにも気づくことができます。
一方で、「自分には無理だ」「どうせうまくいかない」と思い込んでいる人は、目の前にチャンスがあっても、それをチャンスだと認識できません。
同じ出来事が起きても、見えている世界が違うのです。

例えば、一冊の本を読んでも、「面白かった」で終わる人もいれば、「この考え方は仕事にも生かせる」「この方法なら自分にもできそうだ」と、自分の人生に結び付けて考える人もいます。
ある人との出会いも、「いい人だった」で終わる人がいれば、「この人からもっと学びたい」「何か一緒にできることはないだろうか」と可能性を考える人もいます。
この違いが、時間とともに大きな差になっていくのです。

私はこれまでの社会人生活の中で、さまざまな部署を経験し、多くの人と出会ってきました。
その中で感じたのは、成長し続ける人ほど、「自分の仕事だけ」を見ていないということです。
他の部署は何をしているのか。
お客様は何を求めているのか。
会社全体はどこへ向かおうとしているのか。
そんな広い視点で物事を考えていました。
だからこそ、自分の役割を理解し、新しい改善案や仕事のチャンスを見つけることができたのでしょう。

このことは、定年退職後に始めたnoteでも同じです。
記事を書くためには、本を読み、人の話を聞き、ニュースや社会の出来事にも目を向けます。
一見、自分とは関係がないように思える出来事でも、「これは学びにつながる」「この記事のテーマになりそうだ」と考えるようになりました。
すると、以前よりも記事のアイデアが自然と浮かぶようになったのです。
視野が広がると、見える世界も広がります。
そして、見える世界が広がると、それまで気づかなかったチャンスにも気づけるようになります。

運がいい人は、特別な場所にチャンスがあるわけではありません。
私たちと同じ景色を見ています。
違うのは、その景色の中から可能性を見つける力です。
その力を育てるためには、日頃から「なぜだろう」と考える習慣を持つことが大切です。
本を読む。
人の話をよく聞く。
新しい知識を学ぶ。
自分とは違う考え方にも耳を傾ける。
そうした積み重ねが、視野を少しずつ広げてくれます。
私は、「運がいい人」とは、幸運だけを待っている人ではなく、幸運の種を見つける力を持っている人だと思っています。
その種は、毎日の生活の中に数え切れないほど落ちています。
あとは、それに気づけるかどうかです。

視野を広げれば、人生には思っている以上に多くのチャンスがあることに気づくでしょう。
そして、その一つひとつのチャンスが、未来の幸運へとつながっていくのです。

<第10章 感謝する人は運がいい>

ここまで、「運がいい人」に共通する習慣を見てきました。
前向きに考えること。
挑戦すること。
人とのつながりを大切にすること。
人のために行動すること。
失敗から学ぶこと。
小さな変化を楽しむこと。
そして、そのすべての土台になっているのが、感謝する心ではないかと私は思っています。

運がいい人は、特別に恵まれた環境で生きているわけではありません。
もちろん、苦しいこともあります。
思いどおりにならない日もあります。
それでも、日常の中にある「ありがたいこと」に目を向けています。
朝、元気に目が覚めたこと。
家族が健康でいてくれること。
仕事があること。
食事ができること。
誰かが笑顔で挨拶してくれたこと。
こうした当たり前と思いがちなことにも、「ありがとう」と感じることができます。

感謝の気持ちを持つと、不思議と見える世界が変わります。
足りないものではなく、今あるものに目が向くようになります。
不満ではなく、満足を感じられるようになります。
すると、表情も言葉も自然と穏やかになります。
そのような人の周りには、人が集まります。
「この人と一緒にいたい。」
「この人の力になりたい。」
そう思ってくれる人が増えるのです。
つまり、感謝は人間関係を豊かにし、その結果として新しいご縁やチャンスを運んできてくれます。

私自身も、これまでの社会人生活、そして定年退職後の毎日の中で、多くの人に支えられてきました。
一人では決してここまで来ることはできませんでした。
仕事を教えてくださった先輩。
一緒に働いてくれた同僚や部下。
信頼してくださったお客様。
そして、今、私の記事を読んでくださる読者の皆さん。
こうした出会いの一つひとつが、私にとっての財産です。
だから私は、「ありがとう」という言葉を大切にしています。

感謝は、お金も時間も必要ありません。
今日からすぐに始めることができます。
家族に「ありがとう」と伝える。
お店の店員さんに「ありがとう」と伝える。
友人や同僚に感謝の気持ちを伝える。
そんな小さな一言が、人との関係を少しずつ温かくしていきます。
そして、その温かさが巡り巡って、自分の人生を豊かにしてくれるのです。
私は、運とは偶然ではなく、人とのつながりの中で育ち、自分の心の持ち方によって大きく変わるものだと考えています。
感謝の心は、その土台になります。

「もっと運が良くなりたい。」
そう思うなら、何か特別なことを始める前に、今日一日の終わりにこう考えてみてください。
「今日は、どんなことに感謝できただろう。」
その小さな習慣が、あなたの見える世界を変え、やがて人生そのものを変えていくかもしれません。
運がいい人とは、幸運だけに感謝する人ではありません。
日々の小さな幸せに感謝できる人だからこそ、さらに多くの幸運に恵まれるのです。

感謝する心の大切さについても記事にしています。
よかったらこちらもご覧ください。

<第11章 よく笑う人には人が集まる>

運がいい人を見ていると、もう一つ気づくことがあります。
それは、笑顔が多いということです。

もちろん、いつも笑っているという意味ではありません。
悲しいことがあれば悲しみますし、悩むこともあります。
それでも、人と接するときには自然な笑顔を忘れません。
笑顔には、不思議な力があります。
初めて会う人でも、笑顔で接してもらえると安心します。
「この人なら話しやすそうだ。」
そんな印象を持つものです。
反対に、いつも不機嫌そうな表情をしていたり、暗い顔をしていたりすると、周りの人は自然と距離を置いてしまいます。
これは能力の問題ではありません。
人は誰でも、温かい雰囲気の人に惹かれるからです。

私も長いの社会人生活の中で、多くの人と接してきました。
仕事ができる人はたくさんいました。
しかし、それ以上に周りから信頼され、応援されていた人は、笑顔を絶やさない人でした。
忙しいときでも、「おはようございます。」
「ありがとうございます。」
「お疲れさまでした。」
そう言いながら笑顔で接する人の周りには、自然と人が集まります。
困ったときには助けてもらえますし、新しい情報も集まります。
その結果、「運がいい人」に見えるのです。
実際には、運が良かったのではありません。
笑顔によって、人との良い関係を築いてきた結果なのです。
私自身、定年退職後にnoteを書き始めてからも、このことを強く感じています。
文章には表情がありません。
だからこそ、できるだけ温かい言葉を選び、読者の方に寄り添う気持ちで書くようにしています。
すると、「読みやすかった」「元気をもらいました」という感想をいただくことがあります。
直接お会いしていなくても、言葉には笑顔と同じような力があるのだと思います。

笑顔は、自分のためだけではありません。
相手を安心させ、場の空気を和らげ、人と人との距離を縮めてくれます。
その積み重ねが信頼となり、ご縁となり、思いもよらないチャンスへとつながっていきます。
もちろん、無理に笑う必要はありません。
つらいときは、無理をしなくていいのです。
大切なのは、人と接するときに「この人に気持ちよく過ごしてもらいたい」という思いやりを持つことです。
その気持ちは、自然と表情や言葉に表れます。
そして、その温かさは相手にも伝わります。
運がいい人は、人を引き寄せる特別な力を持っているわけではありません。
笑顔と思いやりによって、人が集まりやすい環境を自分でつくっている人なのです。

今日、家族や友人、職場の人に笑顔で挨拶をしてみてください。
その小さな笑顔が、一日を少しだけ明るくし、人とのつながりを深めてくれるはずです。
そして、そのつながりが、未来の幸運を運んできてくれるのです。

<第12章 学び続ける人は運を育てている>

ここまで、「運がいい人」に共通する習慣を見てきました。
前向きに考えること。
挑戦すること。
好奇心を持つこと。
人とのつながりを大切にすること。
人のために行動すること。
失敗から学ぶこと。
決断すること。
変化を楽しむこと。
視野を広げること。
感謝すること。
笑顔を忘れないこと。

こうして振り返ると、どれも特別な才能ではありません。
そして、もう一つ共通していることがあります。
それは、学び続けているということです。

運がいい人は、「もう十分知っている」とは考えません。
年齢に関係なく、新しい知識を学び、新しい考え方に触れ、新しい経験を積み重ねています。
学ぶことによって、自分の世界が広がることを知っているからです。
私はこれまで45年間の社会人生活の中で、多くの仕事を経験してきました。
そして、定年退職した今でも、本を読み、調べ、考え、noteで記事を書き続けています。
「もう引退したのだから、ゆっくり過ごせばいい。」
そう言われることもあります。
もちろん、それも一つの生き方です。
しかし、私は何歳になっても学び続けたいと思っています。
学ぶことは、自分を成長させるだけではありません。
新しい人との出会いを生み、新しい考え方を知り、新しい挑戦を始めるきっかけにもなります。

つまり、学びは運の入り口なのです。

本を一冊読めば、一つの考え方に出会えます。
人の話を聞けば、新しい価値観を知ることができます。
新しいことに挑戦すれば、今まで知らなかった世界が広がります。
その一つひとつが、未来のチャンスにつながっていきます。
私はこれまでの記事でも繰り返しお伝えしてきましたが、「人生は学び続ける人ほど豊かになる」と考えています。
今回、「運がいい人」について調べてみて、その思いはさらに強くなりました。
運がいい人は、偶然だけで成功しているのではありません。
毎日の小さな学びを積み重ね、その学びを行動に変えているからこそ、多くのチャンスをつかんでいるのです。
学びが行動を変える。
行動が出会いを生む。
出会いが新しい運を運んでくる。
この積み重ねが、「運がいい人生」をつくっているのではないでしょうか。
人生は、いつからでも学び直すことができます。
そして、学び始めるのに遅すぎるということはありません。
私自身、そのことを今も実感しています。
だから、もしあなたが「もっと運が良くなりたい」と思うなら、今日から何か一つ、新しいことを学んでみてください。
一冊の本でも構いません。
興味のある記事を読むだけでも構いません。
誰かの話に耳を傾けることでも十分です。
その小さな学びが、新しい考え方を生み、新しい行動を生み、やがて思いもよらない幸運につながっていくはずです。

運とは、空から降ってくる贈り物ではありません。
学び、考え、行動し続ける人が、少しずつ育てていくものなのです。

<おわりに>

「運がいい人」と聞くと、生まれつき恵まれた人や、特別な才能を持った人を思い浮かべるかもしれません。
私も以前は、どこかで「運は持って生まれたもの」というイメージを持っていました。
しかし、今回あらためて「運がいい人」の共通点を調べ、自分自身のこれまでの人生を振り返ってみると、その考えは大きく変わりました。

運がいい人は、偶然だけで幸運を手にしているわけではありません。
前向きに考え、挑戦し、好奇心を持って行動する。
人とのつながりを大切にし、人のために行動する。
失敗しても立ち直り、決断を恐れず、小さな変化を楽しむ。
視野を広げ、感謝を忘れず、笑顔で人と接し、学び続ける。

そうした日々の積み重ねが、結果として「運がいい人生」をつくっているのです。

人生は、何歳からでも変えることができます。
運もまた、何歳からでも育てることができます。
その第一歩は、とても小さなもので構いません。
今日、誰かに「ありがとう」と伝えてみる。
気になっていた本を一冊読んでみる。
いつもとは違う道を歩いてみる。
新しいことに挑戦してみる。
そんな小さな行動が、未来の大きな変化につながっていきます。

この記事でご紹介した12の習慣も、一度にすべて実践する必要はありません。
まずは、「これなら今日からできそうだ」と思うものを一つ選んで始めてみてください。
その小さな一歩が、あなたの見える世界を変え、人との出会いを変え、人生を変えていくはずです。

私は、「運」とは偶然に与えられるものではなく、自分自身の考え方と行動によって育てていくものだと信じています。
だからこそ、これからも新しいことを学び、人とのご縁を大切にし、一歩ずつ前へ進んでいきたいと思っています。
そして、この文章を最後まで読んでくださったあなたにも、今日から「運を育てる習慣」を始めていただけたら、とてもうれしく思います。

運は、あなたのすぐそばにあります。
あとは、それに気づき、一歩踏み出すだけです。
その一歩が、きっと未来のあなたを、今よりもっと「運がいい人」へと導いてくれるでしょう。

お読みいただきありがとうございます。
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これからもよろしくお願いします。

#疑問が学びに変わるとき

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