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氷河期世代を蹂躙する情弱ビジネス(後編)

こんにちは。また、お越しいただきましてありがとうございます。前回投稿させていただいた内容で情弱ビジネスの特徴を述べましたが、今回は「情弱ビジネスの餌食にならないために」という趣旨で、その対策を整理して共有したいと思います。世の中で蹂躙されている、我々氷河期世代の皆様に届きますよう。では、情弱ビジネスを、情弱ビジネスと認識するポイントとその対策です。7つの特徴で整理します。

特徴1. ものすごい量のfacebook広告

情弱ビジネスの戦略は「ヒット・アンド・アウェイ」(※大金を巧みな話術で短期間で決済させて、逃げる)です。インパクトのある広告を大量に流し、ターゲットからのエンゲージメントを得て(いいね!やメールアドレス登録)その際に継続的にフォローできるアプリに誘導し(LINEなど)しつこくしつこく、オンラインセミナーへの参加を促します。大量の広告で、かつ我々氷河期世代の多くが利用する媒体であるfacebookにて広告が配信されていて、無形物を取り扱うサービスで、非常にインパクトのあるフレーズでカネになりそうな話しを見つけたら、警戒してください。

特徴2. 不当に金額が高い

繰り返しですが、情弱ビジネスの戦略は「ヒット・アンド・アウェイ」です。「短期間でカネを決済させて、逃げる」訳ですから、当然に単価設定が高くなります。最近のまともな高額セミナーはどうでしょうか?経産省から補助金の設定があったりしないでしょうか?高額なものは70%程度の補助が国から付くことが普通です。感覚的にですが、15万円を超えてくるものについては注意が必要です。そもそも、コロナでオンライン学習が当たり前になり、大抵のことはUdemyで有識者の講義を1,000円程度で閲覧することができるし、直接質問もできます。何十万も取るセミナーでそれ以上のリターンが得られるとは考えにくいです。

特徴3. 講師陣に素性が分かる人と、謎な人が入り乱れている

そもそもですが、本物は教育者としての矜持から、情報やノウハウを高額で売ったりすることはありません。そして広告で集客することもありません。なぜならば発信する内容そのものに価値があり、考え抜かれたものであるから分かりやすく、そしてSNSの機能で持って、人から人へ自然と拡散されていく。

流行り言葉を大々的に打ち出し、「AIがーー!!」とか「企業参謀ー!」などと言って、facebookなどで集客する必要が、そもそも無いのです。本物は本業で稼げているので、価値のある情報を、無償かあるいは非常に安価で提供することが普通です。

講師陣に、素性の分かるちゃんとした人と、経歴が謎な人がいる場合、通常講座を担当する人が謎の人で、数ヶ月に一度くらい、特別講義でちゃんとした人が登場する様なカリキュラム構成であるケースが想定され、そのカリキュラムについて事前にチェックして、内容を把握すべきです。

<以下は代表的な本物の人>

特徴4. 権威をチラつかせる

 おそらく自身のコンテンツに自信が無いことの表れでしょう、情弱ビジネスは必ずと言っていいほど、金持ちや著名人の存在をチラつかせます。しかも、クローズドのセミナーで。何かのパーティや会合でたまたま居合わせて、写真を撮っただけなのかも知れないのに、さもその講座の内容を著名人が推しているかの様な見せ方をします。上場企業の社長と一緒に撮っている写真などをアピールしてきた際は要注意です。サービス名や社名に大手企業っぽい名称を付けている場合も要注意です。なお、先日利用されていたのは、GM⚪︎の社長でした。

特徴5. 「残り⚪︎⚪︎席のみ!⚪︎⚪︎人限定!」などとアジる

先日もそうでしたが、Zoomのセミナーなのに「残り5席」とか、あり得るわけが無いでしょう。そして実際のセミナーに参加してみると「今日もたくさんの参加者の方がいらっしゃいますねー!500名はいるんじゃ無いですか?」とか言いながら、こちら側に参加者数を見せることはしません。この間のセミナーでは、話術に長けたYoutuberに2時間話をさせて、そのまま決済ページへ誘導し、オッサンとオバサンが吸い込まれていきましたが、絶対にダメです。普通のサービスは、無料体験があります。参加してみて、コンテンツの程度を把握しましょう。

特徴6. 情報の非対称性を梃子にし、
仕事とコミュニティへのアクセスを餌にする

情弱ビジネスは情報提供者側のポジションを最大限有効活用してきます。情報強者の立場を利用するのです。購入前に検証のしようがないものを餌に集客をします。例えば、その講義を受けるともらえる「受講証」的なものをRandstadに貼り付けると、山ほど仕事の依頼が届く、とか。企業参謀を欲しがっている会社の社長を知っていて「あなたがそのレベルに届けば」その会社に紹介する。などです。

この「あなたがそのレベルに届けば」って誰が、どうやって検証して、その確からしさってどうやってフェアに判断するんでしょう?また、そんな会社の社長達とと太いパイプがあるとかってどうやって我々が検証するんでしょうね?常識ですが、上手い話などはありません。こんなことで、目をハートにして擦り寄って行ってはダメです。

情弱ビジネス屋は情報の非対称性という罠で巧みにカネを巻き上げにきます。消費者側から検証できないものは購入してはいけません。

それからコミュニティへのアクセス権を餌にすることも特徴です。楽しいですよね、ウェーイって飲んで写真撮るの、最初は。でも、それがあなたの目的だったのでしょうか?良く登壇芸人と名刺交換するために一生懸命、ビジネス交流会とかに参加してた頃ってある人もいるかも知れませんが、具体的にビジネスに結びついた方ってどのくらいいますか?

コミュニティアクセス権なんてのは、意味がないのです。そんなことより、あなたが実ビジネスで実績を作ったり、素晴らしいプロダクトを開発してリリースする方がよっぽど意味がある。

特徴7. 実績や主催者関しての、具体的な情報がない

情弱ビジネスの主催者の戦略・戦術は短期間での「ヒット・アンド・アウェイ」です。素早く情弱を広告で集めて高額のカネを巻き上げて、逃げていく。そのモデルである以上、詳細な実績がある筈が無いのです。写真もないAさんという方が「最高の講義でした!」みたいなコメントを出している場合、何も検証のしようがありませんよね。情報の非対称性をできるだけ生まない様に、誠実にビジネスを行っている事例を添付します。

どこの、誰が、講座のおかげでどうなって、どんな形で成功したか、その情報を具体的に開示している企業でなければ信用してはいけません。

主催者情報についても、どこの誰が責任者なのか?またその責任者の素性がよく分からない場合、ヒット・アンド・アウェイ作戦の可能性が高いです。

責任者の名前をとにかく、くまなくWebで探してください。帝国データバンクの企業情報サーチを使って、その会社の株主や所在地を探るのも効果ありです。株主にFACTAなどで取り上げられたことのある曰く付きの人がいる場合、情弱ビジネスである可能性が高いと言えるでしょう。

確かに、仕事を餌にはしていますが、アントレの様に本当に世の中の課題に真剣に向き合っている会社は、自ずと自分が何者であるかを開示しようとして、わかってもらおうとして、Webコンテンツが充実していくものなのです。

終わりに

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。最後にお伝えしたいことは、何か無形物に投資をする際にはこの点に気を付けてください。

「あなたは今、弱い立場にいないか?」

弱い立場とは、パワハラ上司にあたり会社で苦しい状態にあるとか、会社を解雇されてしまったとか、精神的に追い詰められた状態であることと定義します。

藁にもすがる思いで打開策を探している時に、容赦無く情弱ビジネスは、笑顔であなたに近づいてきます。そして精神的に正常でないあなたにお金を出す前に効果の検証しようが無いサービスを高額で売り抜け、去っていきます。

そして、あなたは「高い勉強代だった」と、涙を飲んで自分を納得させるのです。残念ながらですが、情弱ビジネスはサービスリリースの前に弁護士を入れて法的に問題が無いかを細かくチェックしています。法的に問題が無ければ、どんなに騒いでもお金は返ってこない。むしろ弁護士費用が余計に嵩むだけです。引っかかってしまったら、それはそれで諦めるしかない。だからこそ、気を付けてください。

AIの台頭で、これから産業構造が大きく変わり新しいビジネスがどんどんと出てくるでしょう。そこに情弱ビジネス屋の商機があります。日本人の良心と性善説が大前提であることを突き、情弱ビジネスを仕掛けてきます。

奴らの事業モデルを考えてください。ただのセミナーですよ?原価は人件費だけ。客寄せパンダ的な著名人へのギャラを用意すれば、ゴミみたいなオンラインコンテンツなんて一度撮影すれば終わり、一人当たり何十万も原価がかかる訳がないのです。そして、世の中、大抵のことはUdemy等で安価に学べますし、良識ある、また本業でちゃんと稼いでいる教育者としての矜持を持つ人が無償で教えてくれます。

高額なものが必ずしもいいものとは限りません。情弱ビジネスの餌食にならないために、上記7点、どうぞお気を付けて。情報商材に何十万も払うくらいだったら総合商社の株式を購入する方がはるかに多くのリターンを得られる筈です。

それでは。また。今後は、情弱ビジネスウォッチャーとして、胡散臭い講座を見つけたら共有していきます。

以上

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