31歳になりました。失恋もしました。
先日、めでたく31歳になった。
そしてその少し前に、失恋をした。
今となっては、我ながらなかなか景気の悪いスタートを切ったな、しかしあとは良くなるだけだぜ……の気持ちだが、直後は自分でもびっくりするくらいに気が落ちていた。他人の恋愛相談を聞く際には、恋愛ごときに自分の感情軸をブレさせてたまるか❗️強くあれよ❗️というマインドだったのに、やっぱり自分が当事者になると変わってくるんだなぁと。
彼はお付き合い期間こそ長くなかったものの
久しぶりに、この人のこと好きだなぁと思える人だった。
些細なことで喜んでくれて、目が合う度に少し照れた顔をする、とっても背の高い、控えめで穏やかな人。
別れてからしばらくは、私が悪かったのかな、もっと違う言い方があったかな、もう少し寄り添えたかな、などそんなことばかり考えていた。失恋直後の人間は反省会が大好きである。大体はタラレバの物事に悩み、結果的には事実からズレた想像の物事で傷を深くしていく。しかもそれが終わらない。あの時期特有のポエマーかのような語彙力があればミニアルバム収録楽曲分の歌詞がしこたま書けるのではないかぐらいまである。
しかし、友人や先輩など不特定多数の人に破局報告を事細かく説明(破局ハラスメント)しながら酒を飲み散らかす日々を繰り返した末少し冷静になると、二日酔いで回らない頭の片隅からふつふつと別の感情が湧いて出てきた。
待てよ、私って結構頑張ってなかったか❓
ていうか かなり頑張ってたくね⁉️
自分なりに誠心誠意ちゃんと向き合おうとしたし、相手のことも理解しようとしたし、好きだからこそ話し合おうともした。これから先の二人の関係のあり方まで考えていた。もちろん反省点もたくさんある。でも全部が全部自分のせいだったわけでもない。
世の中には色んな恋愛観の人がいる。
私は好きになったらその人と酸いも甘いも真っ直ぐ向き合いたいタイプだが、どうやら全員が全員そうでないらしい。
距離が縮まると不安や窮屈さを感じやすい人もいれば、自由や選択肢を失うことへの抵抗感が強い人もいる。
初期の熱量こそ高く、幸せハッピー!✨️こんなに愛してくれる人今後現れないかもしれない!😭と思っていても、
いざ恋愛の楽しいフェーズから、ぶつかり合って関係を育てるフェーズにステップアップした際に逃げ揺らいでしまう人だっている。
きっと彼はそうだった。
もちろん今でもふと思う。
本当はあの人と幸せになりたかった。誕生日も祝ってほしかった。もっと色んな所に行って沢山思い出を増やしたかった。
しかし最近は、どうしてうまくいかなかったんだろうよりも自分はどのような人となら幸せになれるんだろうと考える時間の方が増えてきた。
きっとあのまま彼と過ごしていても自分が求める幸せの理想像は手に入らなかった。彼が悪人ではないことと、恋人を幸せにできることは別のものであるということ。関係への向き合い方が噛み合わない恋愛は両者を息苦しくさせてしまうし、相手に寄り添い理解することと自分を犠牲にすることは同じではないということ。時間が経てば経つほど感じる、好きな人と信頼できる人は別物だということ。
人によっては、時間の無駄!今までの時間返せよ!とか言うかもしれないが私はそう思っていないし、これから先も思わないと思う。(まぁ、心から愛してくれる人を自ら手放したことを死ぬまで後悔しろ😡とは思うが)
むしろ彼と出会い過ごしたことで得たものの方が大きかった。
何度思い返しても、彼が私を愛してくれていたこと自体はきっと嘘ではなかったと思う。実際に一緒に過ごした時間はとても温かかったし、私もたくさんの愛情を受け取った。
ただ、愛していることとその先の関係を同じ歩幅や道筋で歩いていけることはきっと別の話だったのだろう。お互いが理想とする距離感や向き合い方、困難に直面した時の考え方が少しずつ違っていた。その違いはどちらが悪いというものではなく、私たちには噛み合わなかった。ただそれだけだった。
だからこそ彼の愛情を否定したいわけではないし、一緒にいた時間を無意味だったとも思わない。結果として、私たちは幸せになるための道筋が違う場所にあったのだと思う。
もちろん、直後は彼を失った悲しみしか見えていなかったが、ある程度の時が経って気付けた。私が求めていたのは彼ではなく、安心して愛し合える関係だったのだろう。現に、付き合いたての楽しくて穏やかで波長の合う幸せだった期間の彼に囚われているだけであって、一度関係が壊れてしまった彼ともう一度あの熱量でうまくやっていけるかと問われると、自信のあるYESの一言は出てこない。
失恋をすると、自分が選ばれなかった事実ばかりに目が向いてしまう。でも今回、彼との恋愛を通して知ったのは、私もまた選ぶ側の人間だったということだ。
31歳になった今、恋愛に夢を見ていないわけではない。なんならむしろありえないぐらい見ている。ただ以前より少しだけ現実的になった。好きな人と幸せになりたい。それ以上に、私を大切にしてくれる人と幸せになりたい。そんな当たり前のことをこの歳になってようやく理解した気がする。
今はまだたまに思い出してしまうし、急に切なくなる時もある。でもきっと大丈夫。
私は自分自身が思っているよりもずっと一途で愛情深かった。相手を思って寄り添う事ができる人間だった。あまり他人に興味が無いタイプだと思っていたがどうやらそうでは無いらしい。ちゃんと相手を想えるし、自分を改める覚悟だってあった。そして思っていたよりも、ずっと強かった。
あとはこの愛情をまるっと受け取り、同じくらいまるっと与えてくれる人を見つけるだけなのだ。
まぁ、なんだ、31歳一皮剥けたんじゃ無いだろうか。
やれることはやった上での結果だったのでこの恋に後悔はない。三日坊主もびっくり、久方ぶり投稿で何をどう書こうかずっと頭を捻らせていたが、こうして長々とお焚き上げ文章を記すことでまた少し前向きな気持ちになれたと思う。一年後にこの文章を読んだ時、どのようなことを感じるかが楽しみでたまんねーよ!
後日談、元カレにインタビューしてみた!とかやりたいな
乞うご期待
