ひとりのススメ | バルミューダ「The Clock」を査定する
バルミューダとバーミキュラは名前が似ている
特に「バ」と「ミ」と「ュ」と「ー」のあたりが。
更に言うと、「バミューダ」はもっと似ている。
違うのは「ル」くらいだ。
そんな「バルミューダ」が、「バーミキュラ」や「バミューダ」との差別化を図るべく、起死回生の製品を世に送り出した。
バルミューダーフォンの二の轍は踏むなよ。
その名も「The Clock」
時計だ。
目覚まし時計だ。
これの何がスゴイって、あーた、値段ですよ、値段。
59,400円
ご、ごまん、きゅーせん、よんひゃく、えんーーーっ?
はぁぁぁ?
桁、合ってる?うん、合ってる。
通貨、合ってる?うん、合ってる。
えっ、、、えっぇぇぇーーー?!
こんなもん買うヒト、この世にいる?
買ってきた
2026年4月に発売されてすぐ買おうと思ったのだが、目新しい物にすーぐ飛びつく輩(みんな、金持ちなのネ)が群がって売り切れ状態が続いていたので、「ハイハイ、お先にどーぞ」の精神で放っていたところ、最近(2026年7月現在)はフツーに在庫があるようなので、わざわざ松屋銀座まで行って買ってきた。
その真価やいかに!
気になります?気になるよね?
なんつったって、ごまんきゅーせんよんひゃくえんの目覚まし時計、ですゾ?
「The Clock」の3分の1は見た目でできている
なぜ(極一部の)ヒトは「The Clock」を買うのか?
かっちょいい気がするからだ。
いかにも「目覚まし時計」というキュートな形状。
アナログなんだかデジタルなんだか、LEDのみの物理針レス、なのにアナログ表示。
メタリックな表情はスンと澄まし顔のクールビューティ。
そして、ちっこいくせに、ずっしりとした重量感。
見るからに高そうだ。
そう。
この「見るからに高そうだ」というのが重要だってこと!
これをクリアした時点で、3分の1くらいは元を取れたと言えよう。
にまんえん。
所詮、時計は時計
「LEDのみの物理針レス、だけどアナログ表示」は本製品の核心と言えよう。
時計が時計たる本懐は、時を刻み、それを人に知らしめることにあるのだから。
いいこと言った。
で、その点、如何に?
ま、フツーですね。
「あちこちピカピカして何時何分だかパッと分かんないんじゃないの?」と懐疑的だったが、大丈夫です、ちゃんと分かります。
「おぉ、分かりやすいじゃん!アナログ時計と変わらないじゃん!」と一瞬感動したが、それ、あたりまえですから。
あんた、時計なんだから。
ごせんえんなり。

付加価値サウンドで捲れ!
この目覚まし時計は育ちがいいので、「ジリリリィィーン」とか絶対に言わない。
森とか川とか雨とかの自然音や、「ほわわわぁーん」みたいな、人と地球に優しい音しか発さないのだ。
数種類のエコサウンドから、目覚まし音(起きるとき鳴る)とリラックス音(心安らぎたいとき鳴らす)を選ぶことができる。
音響は目覚まし時計にしては大変に素晴らしく、「ジリリリィィーン」とは比べるべくもない。
スマホのアラーム機能でもできるけど、それは今は言うな。
うーん、いちまんえん。
近未来面(づら)してるくせに
これまで散々良いことばかり言ってきたが(そうだっけ?)、もちろん不満な点もなくはない。
ってか、ある。
本体の操作性はアナログ時計並だし、スマホアプリで操作するにはネット接続制約があるし(スマホ経由での2.4Ghz Wi-Fi接続)、目覚ましを設定したまま時報を鳴らせないし(どちらか一方のみ有効)、就寝時や日の出時に音を出すといった知性もない。
痒いところに手が届いてないので、あちこち痒いのだ。
つまるところ、これは「かっちょいいアナログ時計」だ
そうこうしているうちに一週間使ってみたが、初期設定時には不満でマジでブチキレ5秒前だったが、平常使用の時刻確認においては、何の不満もない。
むしろ夜中には、「光っていてくれてありがとう、おかげで今が何時かわかりました」という感謝の気持ちすら沸いてくる。
恋する5秒前の広末涼子もニッコリ。
というわけで、メーカー希望価格は59,400円ですが、極私的評価額は35,000円でした。
それでも、たけーな。
残りの24,400円は機能改善のためのお布施ですから、大事に使ってネ。
