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頭が回らない日に、やる気を疑う前に確かめたいこと

眠くはない。
体調が悪いという自覚もない。

それなのに、考えようとすると頭が回らない。
仕事を始めても集中が続かず、別のことへ意識が移ってしまう。

そんな日はありませんか。

私にも、同じような日がありました。

最初は「今日はやる気が出ない」と思っていました。
けれど、状態を一つずつ見直してみると、意欲より先に確認した方がよいことがあったのです。

目と頭が、そもそも働ける状態なのか。

この記事は医療的な診断をするものではありません。
長時間の画面作業で頭が回らなくなった私が、自分の状態をどう捉え直したか。その記録です。


考えようとするほど、無気力になっていった

8月に入った頃から、考える仕事、頭を使う仕事が増えていました。

眠気はありません。
明確な体調不良も感じていませんでした。

ただ、目がひどく疲れている。
頭が重く、ぼんやりする。
考えようとしても、思考がうまく立ち上がらない。

それでも仕事を進めようとすると、すぐに別のことへ注意が移ります。

進まない。
考えられない。
その状態が続くほど、今度は気力まで落ちていきました。

正直に言えば、自分でも「なぜ、こんなにやる気が出ないのだろう」と思っていました。

けれど、やる気を出そうとしても頭は回りません。

ここでようやく、順序が逆なのかもしれないと考えました。

「やる気がない」を、いったん保留してみた

そのときの状態を並べると、私には次のような流れに見えました。

目や頭への負荷

頭がぼんやりする

集中が続かない

作業を重く感じる

気力も落ちる

もちろん、これは診断ではありません。
私の症状の因果関係が証明されたわけでもありません。

それでも、「やる気がないから仕事が進まない」と考えるより、「頭がうまく働かないから、結果として意欲も落ちている」と考えた方が、バラバラだった感覚がつながりました。

気合いを入れ直す前に、身体にかかっている負荷を確かめる。

その方が自然なのではないかと思ったのです。

画面作業もコンタクトも、10時間を超えていた

振り返ると、PCやスマートフォンの画面を見ている時間は、1日10時間を超えていました。

コンタクトレンズを装用している時間も、同じく10時間以上です。

仕事でPCを見る。
少し手を止める。
また別の画面を見る。

作業を中断していても、画面から離れていなければ、目にとっては休憩になっていない可能性があります。PCからスマートフォンへ、担当する画面が交代しただけです。

厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」では、情報機器作業に伴う自覚症状として、目の疲れや乾き、頭痛、首・肩のこりなどが挙げられています。

また、拘束性のある情報機器作業では、連続作業を1時間以内にし、次の作業までに10〜15分の作業休止を設けることなどが示されています。

これは全員に当てはまる治療法ではありません。
ただ、自分の画面時間を見直す基準にはなりました。

参考:厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」

歩いたあと、少し気力が戻った

私は、いったん画面から離れて歩きました。

何分歩いたのか。
症状が何割改善したのか。

残念ながら、そこまで正確には記録していません。

ただ、歩いたあとは気分転換になり、少し気力が戻った感覚がありました。

歩いたから原因が分かったわけではありません。
目の疲れがすべての原因だった、とも言えません。

それでも、意志の力では動かなかった気力が、画面から離れたあとには少し変わった。

この体験から、私に必要だったのは「もっと頑張ること」ではなく、いったん頭へ入るものを減らすことだったのかもしれないと思いました。

次に同じ状態になったら、先に休み方を変える

また同じ状態になったら、私はまずPCとスマートフォンの両方から離れようと思います。

遠くを見る。
目を閉じる。
可能なら少し歩く。

そのうえで、水分、空腹、姿勢、首や肩の状態も確認します。

短く休んだあとに見るのは、「やる気が戻ったか」ではありません。

頭が先ほどより動くか。
短い作業なら考えられるか。

それでも変わらなければ、目の疲れだけと決めつけず、仕事の負荷や睡眠など、ほかの要因も考える必要があります。

休んだあと、勉強をどう再開するか迷う場合は、範囲を広げずに反復する方法をまとめた「なんとなく正解」を放置すると落ちる、私が実践している問題集の解き方と復習のルールも参考になるかもしれません。

「疲れただけ」で済ませない方がよい症状もある

目や頭の疲れを感じたとき、すべてを画面作業のせいにするのも危険です。

厚生労働省は、次のような症状が突然現れた場合、迷わず救急車を呼ぶ目安として案内しています。

  • 突然の激しい頭痛

  • 急に見える範囲が狭くなる

  • 突然、物が二重に見える

  • 顔や片方の手足のしびれ、脱力

  • ろれつが回りにくく、うまく話せない

  • 支えなしでは立てないほどの急なふらつき

参考:厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」

また、日本眼科学会では、目を使い続けることで目や全身に症状が現れ、休息や睡眠を取っても十分に回復しない状態を「眼精疲労」と説明しています。

症状が続く、繰り返す、悪化する場合は、自分だけで原因を決めず、眼科などの医療機関へ相談することも必要です。

参考:日本眼科学会「眼精疲労(目の疲れ)」

気力を測る前に、働ける状態かを確かめる

頭が回らないとき、私はやる気の問題だと思っていました。

けれど、気力を振り絞ろうとしても、さらに無気力になるだけでした。

少なくとも私には、意志の強さを測る前に、目と頭が働ける状態なのかを確かめた方がよい日がありました。

次の休憩では、スマートフォンも置いてみる。
そして、少しだけ画面から離れる。

それで何が変わるかを、自分の身体に聞いてみる。

大きな決意より、まずはそのくらいの確認からでよいのだと思います。

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