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運命の人をさがしている方へ 簡単に見抜けますよ

小さなお宿の管理人、くるかなです。

先日、恋愛相談を受けました。

「お相手のこと、運命の人だと言われ続けるんです。でも、ぜんぜん思いどおりにいかなくて……」

詳しく話を聞いてみると、どうやらお相手さんから、なかなか連絡が来ない。会えない。苦しい。

お相手は、その方にとって特別な人なのだそうです。

近しい人に相談した。占い師さんも頼っている。なのに、うまくいかない。進展しないーー

私は話を聞いて、慰めることしか出来ませんでした。

「運命の人って、どうやって分かるんでしょうね?」

すると、ちょうどその日、お宿に泊まりに来ていたMさんがいました。

人の心に長く関わってきた、その道に詳しい方です。

この話をするとMさんは、はいはいと軽く頷いてから言いました。

「運命の人って、簡単に見つかりますよ」

……え?

私は思わず聞き返しました。

「簡単に?」

Mさんは笑って、

「はい。だって、見るところはそんなに難しくないですからね」

運命の人を探す前に


恋愛がうまくいかないとき。

相手から連絡が来ないとき。

相手の気持ちが分からないとき。

人は、答えが欲しくなります。

「忙しいのかもしれない」

「今は仕事が大変なのかもしれない」

「何か悩みを抱えているのかもしれない」

「でも、心の中では自分のことを想ってくれている」

そんなふうに、見えない相手の気持ちを考え始めます。希望を見つけようとします。

そして、いつか必ず連絡が来る。

何月頃に動きがある。

季節が変わる頃に何かが起きる。

明るい未来を想像して、待ち続ける。

もちろん、そういうことが起きる可能性だってあります。ポジティブでいたいですからね。

Mさんが続けます。

「その人と、あなたは今、どんな関係なんですか?」


「相手」ではなく「二人」を見る


ここ、意外と大事なんだそうです。

私たちは恋愛になると、

「相手は私のことをどう思っているんだろう」

と考えます。

でも、その前に見るものがある。

「私とその人は、実際にはどんな関係なんだろう?」

たとえば、会社で顔を合わせるだけ。

仕事の話をするだけ。

飲み会では話す程度。

SNSではつながっては、いる。

DMくらいはしている。

LINEは知ってる。

メッセージを頻繁にやり取りしている。

電話で長時間話せる。

プライベートでも会ったことがある。

二人で食事に行ったことがある。

休みが合えば、よく遊ぶ。

世間話や趣味の話くらいはできる。

お互いの過去の話、悩み、何でも話せる。

困ったときに相談できる。相談してくれる。

お互いに信頼している。信用出来ている。

同じ「知っている人」でも、二人の距離はずいぶん違います。

だから、運命の人かどうかを考える前に、

その人との間には、どんな関係があるのか。

そこを見る。

Mさんは、そう言いました。

ここからが、そもそも、のお話


少し立ち止まって、考えてみてください。

あなたは仕事で疲れていても、その人のことを考えますよね。

残業でへとへとでも、連絡したくなる。

寝不足でも、SNSを見てしまう。

忙しくても、相手がどうしているのか気になる。

ですよね。

では、

相手については、なぜ「忙しいから連絡できない」と考えられるのでしょう。

もちろん、本当に忙しいのかもしれません。

悩みを抱えているのかもしれません。

人それぞれ事情があります。

あなたなら、運命の人かもしれない、大切で大好きで愛しているお相手さんを、無視できますか?

私ならどんなに忙しくても、疲れていても、大切な人なら、ほんの一言くらいは伝えようと思います。

「今日は大変だから、明日、連絡するね」

「ちょっと声が聞きたくなったからかけたよ」

そんな短い言葉でも。

相手を不安にさせたくないという、ひとつの気づかいや思いやりだと思うからです。

もちろん、人によって愛情の示し方は違います。あなたが連絡を頻繁にしたいなら、相手に伝えればこたえてくれるでしょう。ただし、相手の距離感の理想も聞いてあげてください。

小まめな連絡だけでは愛情ははかれませんからね。

だから「連絡がない=脈がない」と決めつける必要もありません。

でも同じように、

「連絡がないけれど、きっと自分を想っている」

と決めつけたり思い込むこともできないはずです。

相手の気持ちは、相手ご本人にしか分かりません。

いくら他人にきいても、です。

だからこそ、

「相手は私をどう思っている?」

だけを考え続けるより、

「私たちは、実際にどんな関係なんだろう?」

が一番大事な、そもそもを考えることです。

「知っている」と「知り合っている」はぜんぜん違う



人を好きになると、その人のことをたくさん調べたくなることがあります。

SNSを見る。過去の投稿を見る。好きなものを調べる。

好きな音楽を知る。好きな食べ物を知る。過去の発言を知る。

そうすると、いつの間にか、

「私は、この人のことをよく知っている」

という気持ちになることがあります。

でも、

その人の情報をたくさん知っていることと、その人と関係を築いていることは、まるで違います。

表に出ている情報を知っていても、その人が自分に何を感じているのか。

自分と一緒にいるとき、どんな顔をするのか。

困ったとき、どうする人なのか。

嫌なことがあったとき、どう向き合う人なのか。

そういうことは、実際に関わってみないと分からない。

だからこそ、

「私はこの人を知っている」ではなく、「私たちは、お互いを知っている?」

と考えてみる。

たとえ、あなたが好意がある態度をみせていても、告白して、今は仕事が忙しいから恋愛している暇がないと、曖昧な答えだとしても、そもそも返事すら無かったとしても。

それは、ただ相手に何かしらの理由がある「いま」だからだけで、だからポジティブに考えて相手の態度がかわるのを待つ、想いは必ず伝わっているからーー

でも、恋愛は「ひとりでする」ものじゃないですよね。二人が居て成り立つもの。

恋愛感情があるのと、恋愛関係にあるとは、まったく別物ですから。

こちらから声をかけるだけではなく、相手からも声をかけてくれる。

こちらから連絡するだけではなく、相手からも連絡してくれる。

こちらから関係を育てるだけではなく、相手からも言動でちゃんとコミュニケーションをとってくれる。

これが人間関係における、基本中の基本です。


運命の人は、最初から分かるのか


ここまで話してきて、ひとつ疑問が残ります。

本当に「運命の人」というものがあるとして。

それは、出会った瞬間に分かるものなのでしょうか。

私は、少し違う気がしています。

長く続いているカップルを思い浮かべてみてください。

最初から、

「この人が私の運命の人です」

と分かっていた人ばかりではないでしょう。

好きになって。付き合って。

楽しいことがあって。喧嘩もして。仲直りして。

相手の嫌なところも知って。

自分の嫌なところも知られて。

それでも一緒にいて。

長く続いたからといって、それだけで「運命の人」と呼べるわけでもありません。

長く一緒に暮らしていても、冷めきっている二人もいるでしょう。子供や家庭、生活の事情など、恋愛とは別の問題で一緒にいることもありますからね。

うまくいっている二人は、時間が過ぎたあと、ふいに

「ああ、運命の人って、この人だったんだな」

と、振り返る瞬間があるかもしれませんね。

「運命の人だから、長く続いた」のではなく、

二人で関係を積み重ねた結果、あとから「この人が運命の人だった」と分かる。

そんな見方もできると思うんです。

運命の人って、案外簡単に分かる


Mさんが言う、

「運命の人って、簡単に見つかりますよ」

という言葉。

私は、今なら少し分かる気がします。

特別なサインを探さなくてもいい。

誰かに「この人です」と教えてもらわなくてもいい。

まず見るのは、

二人の間に、ちゃんと二人分の関係があるか。

相手もあなたを知ろうとしているか。

あなたも相手を知ろうとしているか。

お互いに関係を育てているか。

そこを見ればいい。

運命という言葉を、一度外してみる。

その人との関係性をちゃんと考えてみる。

すると、意外と簡単なのかもしれません。

……そして、ここから先が、私は気になりました。

なぜ、何年も続くカップルは、その関係を続けられるのでしょう?

好きだから?

相性がいいから?

運命だったから?

それとも、もっと別のところに理由があるのでしょうか。

このお宿では、そこから先も考えてみたいと思います。


「長く続く二人って、やっぱり相性がいいんですか?」



Mさんは少し考えて、

「もちろん、相性はありますよ。でも、それだけじゃないですね」

え? そもそも、どゆこと?

ここから先は、Mさんが話してくれた『それだけじゃない』の部分を、もう少し掘ってみます。

続きはこちらになります。

小さなお宿の管理人
くるかな🍵

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