見出し画像

AIに僕専用ラノベを書かせようとしたら、なぜかバイブ執筆を始めていた【AI小説・実践記】

「うむっ……!いつ読んでも自分の描いたマンガは最高だ!!」
「問題は…俺が描かなければならないことだ!」

——『吼えろペン 島本和彦』より

🎬 結論から言うと、AIに自分専用の小説を書かせ始めました

最近、僕はAIに「自分が読みたい小説」を書かせる実験をしていまして。

その過程で生成された世界観設定が約40万文字。 そして気づいたら、原稿用紙でもWordでもなくAntigravity(プログラミングツール)を開いてGitHubでファイル管理してました

あれ? なんかよく分からない知識が増えたぞ

…なんで?

というわけで、その経緯と、行き着いた現状の話です。

とりあえず完成品はこちら!!


📮 きっかけは、note創作大賞のお知らせ

事の発端は、noteの記事なに書こっかなーと思っていた矢先に、創作大賞のお知らせを見たんですよ。

ほー。まぁ僕のような小物には関係ないさー、とか思ってたんですが、承認欲求の獣たる僕は、一応、一応確認するわけですよ。

でもエッセイとかそういうんじゃなー…一応項目あるけど…


きた!!

と思ったときに、ぴぴーんっと来たんです

📖 「自分で読みたい小説、AIに書いてもらえばよくない?」

毎回思うんですよ、ドラマ見ても、アニメ見ても、漫画見ても、小説読んでも。

いや、概ね、いいんだけど…惜しいんだよなぁ…
ここが、ここが気に食わない。もうちょっとこうすれば… 絶対に僕にもっとぶっさる… いやぁ惜しいなぁ。惜しい。

誰か、僕の感性にぶっ刺さる、なんかつくってくんねぇかなぁ… でも自分じゃ書けないしなぁ… 色々制約あるし…

あ、あれ? 待てよ…

自分で読みたいやつのプロット書いて、あとはAIに任せたら、いいんじゃない?

僕は指示するだけ!!

これ、僕専用の同人誌作ってくれるようなもんじゃないですかい!!

たしか小説サイトにAI小説がめっちゃ溢れてると…で、調べると有名な章とかも取ってるらしいぞ? おお?

…道具は揃ってる。あとは…やるしかないじゃない!!

🌀 最初の壁:設定の「一貫性」どうすんだ問題

設定とか世界観の作成は、まぁ何とかなる。こんなんGeminiにガリガリ書いてもらえばいい…と思って、じゃあAIに書かせっかぁ…とやったら…

なんじゃこりゃ? ぐちゃぐちゃやん!! 何言ってんだかわかんねぇ門が出てきたぞ!

ちゃんと設定、守ってくれん!!

これ、どうやって一貫性を保って作成すんだよ!!

NotebookLMを活用すれば…? いや、ガシガシ設定が増えていくのに、いちいち登録作業をするなんてめんどくさいぞ!!(Googleドライブのフォルダが同期できれば!!)

やってみたけど、設定の反映がめんどくさくて離脱。
世の中にある、NotebookLM×AIで自分専用のウンチャラ~ってのは、嘘だと思う。
上手くいく気がしない。

ど、どうすれば!!

🛠️ ぴぴーんと閃いた「プログラマーのアレ」

Geminiと相談し、フォルダ管理をしたければ…とうんうん唸っていたら、またぴぴーんと来た。

そうだ! プログラマーさんが使ってるツールだ!

なんか見たことあるぞ!!というか、話題じゃん! AIがプログラム書いてくれるやつ!!

このバイブコーディングってやつだ!つまりバイブ執筆をすれな良いという事になる。

プログラムってのは、バカでっかい設計書みたいなモンのはず。
だったら、おんなじ課題を抱えているんだから解決策を知ってるハズだ!!

と調べ、VSCodeを使え、となり…
GoogleAIProに加入している僕は、Antigravityの方がいいなーとなり(ライセンス的に得なんですよ!となり…

最初はiClaudで同期してたんですが、メイン機とサブのMacbookで同期問題が出て… 仕方がないからGitHubでファイル管理しろという話になり…

こんな感じ。

ガリガリ書いてたら、Antigravityのリミット上限(モデルの使用量に制限があって、結構すぐに消えちゃう)カバーすべく、Gemini Code Assistantを導入し、Claudeのアカウントも連携し始め…

このリミットを使い切るとクールタイムがやって来る。
Gemini3flash君は、アホだから実質使えん!(3flashはすぐ復活する)
クレジット不足を補うため、GeminicodeAssetと、GeminiCLIも併用する。GeminicodeAssetとCLは多分同じ制限だと思うけど、codeAssetでエージェントがなぜか動かない…なぜ?

📚 そして爆誕、世界観40万文字。…ところで僕、何やってる?

そんな感じで生成された設定資料は、約40万文字

わらわらで来たファイル達

ピンと来ない? じゃあ並べますね。

  • 一般的な文庫本小説:約10万文字 → 文庫4冊分

  • 『ハリー・ポッターと賢者の石』:約36万文字 → 賢者の石を超えた

設定だけで賢者の石超えるな。

そして本題の小説のプロットを出力させ…作り出した第一作がこれだ!!

どどーん。

………いや、ちょっと待ってくれ。

僕の手元、今どうなってる?

最近の物書きさんは、多分こういう状態なんじゃないかなぁ…

Antigravity動かして、GitHubでファイル管理して、Google Code Assistant併用して、Claude連携して、ターミナルでコマンド叩いて…

これもう完全にプログラマーさんですよね!?とても物書きの状態じゃないですよね?

僕、小説書きたかっただけなんですけど!?
物書きのPCってもっとこう、Wordとかそういうのじゃない?じゃないんですか!? 
コミットって何!? ブランチって何!? ターミナルってなんだよ!!!

なんでそんな勉強しないといけないの? 横道それてるじゃん!!

うぉぉ… 僕学生時代も勉強しなかった子なのに…

文豪の書斎を期待してた人がここを覗いたら、真顔で「IT企業の朝会ですか?」って聞いてくるレベル。なんか違うことになってない? いや、なってる、絶対なってる。

でもね、ここまで来るのに、2週間ですよ!! 
noteの更新もそりゃ止まるよね!! 個人的には何やってんだか…とか思いましたが、なんかそれっぽいもんできたじゃん!! 

そしてソコソコ、読めるじゃん!!

そりゃあ僕が全部書いた方が、クオリティは高いけど、でも全然許容範囲。というか、別に十分すぎる。

第一話で1.5万文字ぐらいで、ここには張れないからtalesのリンクを貼っておくぜ!(もう一回!!)

読んでみて!(姑息に、分割アップするけど… 2話目も、プロットは完成したりしてれる)

✨ 自己消費上等。これで、ええやん!!

いや、もちろん商業小説としては、そこそこですよ。でも、ギリ店頭に並んでも読める気がするぞ!!
いやはっきり言おう。これ以下の商業小説を僕は何度も読んだことがある。

もちろん、僕の趣味にぴったりフィットするように作ってるんだから、当たり前なんだけど!! 
他の人に刺さるかなんか、わかんないけどさ!!

ジェネレートで一発生成、という訳にもいかない。自分の趣味に近づけるための修正は要るし、一部は直接僕が手直ししたりもする。

でも、自分がまだ知らない、自分好みの小説が勝手にできあがるのは、めちゃくちゃ面白い。

自己消費なら、これでええやん!!

すげぇなぁ…これ。

🔚 まとめ:物書きの机は、もうVSCodeかもしれない

纏めますと…

  • AIに自分専用の小説を書かせるの、めっちゃ楽しい

  • 設定の一貫性を保つには、結局プログラマーのツールが最強

  • 気づいたら設定資料だけで賢者の石超え(40万文字)

  • そして気づいたら自分のPCがエンジニアのPCになっている

物書き志望の方、覚悟してください。ペンよりキーボードより、まずGitです。

時代の変化にびっくりだ

…いや、ホントに何やってんだ僕は。

追伸

もしかして僕の四苦八苦の結果って、有料noteにしたら、買う人いる?
需要があれば、纏めます。コメントぷりーず。

📖 用語集:エンジニアじゃない人向け

この記事に出てきた謎ワードたちを、同じく非エンジニアの僕が解説します。ざっくりでいきます。

バイブコーディング(Vibe Coding) 「細かい仕様はよくわからんけど、雰囲気でAIに指示してコードを書かせる」スタイルのこと。2025年ごろから広まった言葉で、エンジニアじゃない人がAIを使ってアプリや仕組みを作るときの代表的なやり方。今回の僕の小説制作もこれに近い。「こういう感じの設定が欲しい」「なんかこんなプロットにして」とふんわり伝えてAIに任せる。名前の通り、ノリと雰囲気が大事。

VSCode(ビジュアル・スタジオ・コード)/Antigravity(アンチグラビティ)
VSCodeはMicrosoftが作ったテキストエディタ。「超高性能なメモ帳」だと思えばOK。プログラマーが普段コードを書くために使う定番ツール。これをベースにGoogleが作ったのがAntigravity。AI用のツールが最初からセットされている。Google契約しているなら、VsCodeよりもこっちをお勧め。VsCodeの拡張機能が使えるから実質上位互換。

GitHub(ギットハブ)/Git(ギット) ファイルの「変更履歴」をまるごと管理・保存してくれるサービス。「いつ・何を・どう変えたか」が全部残るので、設定資料が膨大になっても安心。プログラマーがソースコードを管理するために使うが、要するに「クラウド保存」。記事で「コミットって何?」と言っていたのはこれのこと。

NotebookLM(ノートブックエルエム) Googleが作ったAIメモツール。PDFや文書を読み込ませると、その内容についてAIと会話できる。設定資料の管理に使えそう…と思ったが、ファイルが増えると登録が大変で断念した。

Google AI Pro(グーグル・エーアイ・プロ) GoogleのAIサービスをまとめて使える有料プラン。GeminiやGemini Code Assistantがフル活用できるようになる。AI以外にもなんかいっぱいできるので、お得だと思う。月額課金で「AIを仕事道具として使う人向け」なプラン。僕はこれに加入しているので、設定資料をガリガリ生成してもリミットを気にせず済んでいる。お得。

Gemini Code Assistant(グーグル・コードアシスタント)/GeminiCLI(GeminiCLI) Googleが提供するAIコーディング補助ツール。Antigravityのリミットが尽きたときのバックアップとして導入。Google AI Pro以上じゃないと使えない。

Claude(クロード) Anthropicが作ったAI。文章生成・設定作り・会話すべてこなせる。連携させるとVSCode上からも呼び出せる。こちらも有料プランに加入中で、長い設定資料や複雑なプロット相談も投げられるけど…1週間のリミット枠が意外と小さい。調子に乗ると、一瞬でなくなる。正直高い。


いいなと思ったら応援しよう!

くうねると📒note特化VTuber チップは活動費に使わせていただきます!